雪解けが遅れているからと油断しておりました!毎年一番にヤマアカガエルの卵を確認する田んぼに行ってみたところ、すっかり祭りの後のような状況に。
最後に確認したのはもう10日前の3月4日のこと。
その時はまだ一面厚い雪におおわれていたのですが、もうすっかりなくなっていました。
・・・祭りはいつの晩だったのでしょう?
雪解けが遅れているからと油断しておりました!毎年一番にヤマアカガエルの卵を確認する田んぼに行ってみたところ、すっかり祭りの後のような状況に。
最後に確認したのはもう10日前の3月4日のこと。
その時はまだ一面厚い雪におおわれていたのですが、もうすっかりなくなっていました。
・・・祭りはいつの晩だったのでしょう?
15日は夜になって雨が降り出し気温の高い状態が続きました。これはヤマアカガエル産卵撮影のチャンス。21時頃から出かけてみることにしました。
まだまだ雪深い山間部の道路にアカガエルの死骸が点々と見られました。さぞ無念だったことでしょう。
雪の中でもお構いなしに池に向かう様は相当なエネルギーを感じます。
16日に変わろうとする頃、雨は土砂降りな降り方になってきました。しかし、気温はまだ10℃をくだりません。カエルがたくさん轢かれていた場所近くをLED懐中電灯で探し回りました。雨の中からかすかに聞こえる声・・・ようやく集結場所発見。雪どけ水がたまった、本当に小さな水たまりです。雄が10匹くらい待っていて、雌が来るのを待っていました。
カップル1つがすでに成立しています。他の雄が邪魔に入るのかと思って見ていましたが、割と静かなものでした。
また別の雄がやってきてカップル成立。雄は雌の背中で鳴いています。
その後30分ほどして産卵は始まりました。時間は午前2時。雨風が強くなった時でした。
かがくナビ「今週の自然だより」の記事にしました。
前の晩は鮭川村で仲間たちと飲んで楽しく過ごしたのですが、実は外で雨が降っているのを「気にすまい、気にすまい」と自分に言い聞かせていたりして・・・翌日、鶴岡に戻って現地に行ってみると、やはり新たな卵塊がそこかしこに見られます。まあ、しかたないですなあ。
今日は田んぼのあとの広い水たまりに、にぎやかに鳴き交わしているのを見ました。ここでの録音はPodcastに公開しています。
BORGは優秀です。とっても単純なレンズ構成なのに、写真レンズとして十分使える画質のよさ。近づけないアカガエルたちを5m以上離れた場所から撮影してみました。
トノサマガエルなんかと同じで、左右のほっぺたを膨らませて鳴いています。かなりトリミングしていますが絵に余裕がある・・・こんなところに画質のよさを感じます。
こちらはトリミング無し。BORGの1.4倍テレコンとOLYMPUSの1.4倍テレコン併用で999.6mm、ほぼ1000mmです。フォーサーズ・フォーマットですから、35mm換算で約2000mmということに。まだ絵に余裕があります。十分、昆虫も撮れる画質と思います。
ヤマアカガエルについては、無知なことが多すぎて、無駄なことを一杯やっています、昨年より。今回も1回目の産卵には立ち会えず終いでした。まあ、そのうちバッチリな状況にもあえることでしょう。
祭りの後のような水たまりに、まだいくつか雄が残っていました。
断じて、雪の上に置いたわけじゃありません。急に近づいた私にビックリして動けなくなっている図です。
彼は隠れているつもりなんでしょうけれど、しっかり姿が見えてます。
夜になって、また気になって現場に出かけてみました。カエルの姿も声もありません。あの雄と雌のカップルにはりつけば良かったんだなあ。。。何とも悔やまれます。
ここ数日、月が明るい。気温も高く夜の散歩も楽しいくらいです。
アカガエルの卵、やはり産みつけてありました・・・
今年最初の産卵に立ち会うことはできなかったものの、まずは初確認です。
ちょっと残念だったなと思いつつ歩いていると、一瞬、アカガエルの声を聞いたような気がしました。うん?聞こえたかな。どこだ・・・
なんとそのままヤマアカガエルが集まっているのに出くわしました。昨年、最初に大量のオタマジャクシのかたまりを見た場所でもあります。今年も同じ場所で集団産卵のようです。昼間っから鳴いているじゃないですか!まだ少し雪の残った田んぼ。水は冷たくないのか?
昨年、ヤマアカガエルは日中に盛大に鳴くことはないと決めてしまい、何年か前に小諸で体験した事実をおぼえ違いだったんだと思うことにしたのですが、その記憶はやはり正しかったのです。しかし、ちょっと近づくと泥にもぐって隠れてしまいます。接近しての撮影は困難と再確認。
遠くから見ていると、すごいものでした。鳴きながら、数匹かたまってぴょんぴょん水たまりに向かって跳ねてきます。その様子を100mmで一枚撮影したものがこれ↓
部分アップします
6匹います。雪なんか気にしないで、最短コースを進んでくるんです。驚きました。
やっぱり我慢できなくなって近づいてみると、雄と雌のカップルを見つけました。この格好では、とっさに隠れることもできないのです。
雌はこれぞまさしく「赤がえる」という感じです。
さて、このまま産卵まで撮影できたのかというと、結果的に失敗に終わりました。
思い違いや何やらで、せっかくのチャンスを逃してしまったのです。
そう気がつくのは翌日になっての事ですが、夜の気温が氷点下まで冷え込まなかったら、などと言い訳を言うのも虚しいばかり。まあ、まだまだチャンスはありますけど、ガッカリしてしまいました。
3月16日にヤマアカガエルの声を録音した場所に、再び行ってみた。
その時の卵はすでに孵化して、無数のオタマジャクシが水面に細かい波をおこし、
ちょっと不気味な感じがした。
卵をおおっていた丸いゼラチン質が、まるでタピオカのように水底に沈んでいる。
ちなみにこれらの写真は、テレビ取材中に合間をみて撮影したもの。
となりではカメラマンKさんが撮影中。
その彼が「足が見えますね」という。
いやいや、それはまだ早いでしょうと目を近づけて、私のほうがびっくりしてしまった。
まだ若いオタマジャクシなので、エラが表に向かってまるで手足のように突き出している。
今までよく見ていなかったんだなあと、嬉しくなった。Kさんに感謝。。。
所々にアルビノらしき、白っぽいものが混じっていた。
E-520 9-18mm シグマ150mm
こちら、取材風景
音集めの次の目標は、やはり映像と音の同録。
まずはカジカガエルを狙ってみた。
小型HDVカメラに愛用の古いニコンAi-S 300mmを組み合わせる荒技での撮影。
周辺がやや光量低下が出てしまったので、少しトリミング。