Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

投稿者: 高嶋 清明

  • フクジュソウ

    一晩のうちに外は一面の雪景色。咲き始めた庭のフクジュソウも雪の中です。

    ヒュウガミズキのつぼみも大きくふくらんできました。

  • ヤマアカガエルの産卵

    15日は夜になって雨が降り出し気温の高い状態が続きました。これはヤマアカガエル産卵撮影のチャンス。21時頃から出かけてみることにしました。

    まだまだ雪深い山間部の道路にアカガエルの死骸が点々と見られました。さぞ無念だったことでしょう。
    雪の中でもお構いなしに池に向かう様は相当なエネルギーを感じます。

    16日に変わろうとする頃、雨は土砂降りな降り方になってきました。しかし、気温はまだ10℃をくだりません。カエルがたくさん轢かれていた場所近くをLED懐中電灯で探し回りました。雨の中からかすかに聞こえる声・・・ようやく集結場所発見。雪どけ水がたまった、本当に小さな水たまりです。雄が10匹くらい待っていて、雌が来るのを待っていました。

    カップル1つがすでに成立しています。他の雄が邪魔に入るのかと思って見ていましたが、割と静かなものでした。

    また別の雄がやってきてカップル成立。雄は雌の背中で鳴いています。

    その後30分ほどして産卵は始まりました。時間は午前2時。雨風が強くなった時でした。

    かがくナビ「今週の自然だより」の記事にしました。

    産卵は1分ほどで終了です。雄がいつ放精したのかわかりませんでしたが、すぐに離れていきました。

  • キジラミの幼虫?

    一週間たってようやくオオカメノキの幼虫を確認しました。
    あらためて、たくさんの幼虫に驚いています。いったいなんでしょう。

    大きさは1mmくらい。とっても小さな幼虫です。

    何となくですが、キジラミの一種かなあと見ています。

  • オクチョウジザクラ

    T山にて。マンサクの次に咲き始めたのはこの花でした。
    鶴岡でこのタイプのサクラというとオクチョウジだと思いますが、未確認です。

  • ショウジョウバカマのつぼみ

    もうすでにこんな状態のものもありました。
    一週間もすれば咲きはじめるでしょうか。

    林床の植物たちを見てまわっていると、道の先にこんな立て札が。。。
    この場所は・・・保護対象については私にもわかりました。

    特に撮る気もなかったのでがっかりすることもなかったのですが、なんでしょう、急に気分が白けてしまいました。保護にはもちろん賛成です。採集禁止は当然と思いますけれど、突然「立入禁止」とされてしまうとショックをおぼえるものですね。

    でも、もしかしたら、安心して観察しやすいよう整備してくれる、その準備段階なのかも知れません。
    そういう動きには大いに支持します。もちろん!

  • キクザキイチゲ

    春の日射しは温かく感じられますが、意外にも気温は5〜6℃までにしか上がらなかったようです。
    ナナホシテントウもあまり動かず日向ぼっこ。

    日なたの土手にキクザキイチゲがたくさん見られました。
    ただし完全に花が開いていたのはこの一株くらい。

    多くは、むくむくと起き上がる途中です。

    ・・・って、これはもしやアズマイチゲじゃないでしょうか。
    両者の区別にまた自信がなくなってきました。近く確認してきます。

    うっかり踏みつけてしまいそうになりました。
    でも、踏まれたくらいでは負けないでしょう。芽吹きのパワーはそんなものじゃありません。

    こちらはキクザキで間違いなさそう。

    こちらはアサツキ。
    スーパーにはもう正月からありますけど天然物は今からが旬です。

    これはアブラナではなくカブ。
    赤かぶの有名なこの地では、これから美しい黄色い花畑がいたるところに見られるようになります。

  • ハヤブサ

    海岸沿いの道を車を走らせていて、ふと目に入った1羽のハヤブサ。
    岩場に営巣でしょうか。車をとめてしばらく撮影しましたが、この場を離れることはありませんでした。

  • シノリガモ

    そろそろ冬鳥たちもお帰りの季節。
    海岸近くで見られるシノリガモもそろそろ見納めかも知れません。

    シノリガモは漢字に書くと「晨鴨」。晨は朝日や夕日の意味で、ほっぺたの白く丸い模様の事を表現した名前だという説が有力だそうです。でも名前の由来については別説もあり、漢字にすると「舐海苔」でノリをなめるという意味だというのもあります。

    河口近くの流れの中で、コケを食べているのを見ました。

  • 田んぼのコハクチョウ

    昨年よりうまくやろうと思っていたのに、今年はさらにギリギリまで引っ張ってしまった。。。
    来年こそはうまくやろうと心に誓いました。確定申告です。

    よく晴れて気温が上がったというのに、私は屋内での作業に終始しました。
    全てが終わったのは15時半。
    ものすごい解放感を味わって、とにかく何か撮りたくなりました。

    田んぼのハクチョウと背景は月山。

    田んぼには割とたくさんのコハクチョウが見られますが、おそらく
    彼らはずっと西の方で越冬したグループで、北へ戻る途中で寄っているのではないかと思います。
    庄内で越冬していたものは、もうだいぶ北に行っているんじゃないかと。

  • ウミアイサ

    おしゃれな鳥だな〜と思いました。
    80年代の歌うたいのお姉さんにこんな髪型の人がいたような。

    ウミアイサ、冬鳥です。

    こちらの視線を感じてか、よくもぐります。
    右の1羽もぐる直前です。

  • マルバマンサク

    T山では早くもマルバマンサクの花が咲いています。
    昨年も2月末に咲き始めていました。

    咲き始めの様子。リボンの切れ端のような花びらがほどけていきます。

    マンサクはがくが赤いのと赤くないのがあります。どういう違いなんでしょう?

  • シロキツネノサカズキモドキ

    早春の林に見られる一風変わったキノコ、シロキツネノサカズキモドキです。
    3月12日公開のかがくナビ今週の自然だよりに紹介しました。

  • オオカメノキの冬芽

    久しぶりにT山を散歩。気温は3℃ほどで決して高くはないのですが、空気が温かく感じます。
    嬉しいですね。

    この時期に微妙だなと思いながら、オオカメノキ(ムシカリ)の冬芽を撮影しました。


    顔のように見える葉痕がかわいいです

    次の写真で、丸いのは花芽でしょう。4月のはじめには咲きますから、そろそろふくらみはじめと思います。

    この画像を見ていて、あれ?と思いました。虫らしいものが見えます。

    ピクセル等倍に拡大するとよくわかります。

    ヨコバイでしょうか。半翅目の幼虫なのは確かです。これはまた探してアップで撮影したくなりました。

    画像を見ていて初めて気づくとは、つくづく視力の低下を感じます。

    ここにも一匹見えます。

  • キクザキイチゲ

    これは特別に早いものですが、一株だけキクザキイチゲが咲きかけていました。

    カタクリは開いた葉がいくつも見つかります。

    ショウジョウバカマは冬になる前に葉が開いています。
    ロゼットと言っていいのでしょうか。

    花芽が膨らんでくるのは春になってからと思います。

    この数日後、一晩で結構まとまった雪が降り、また1日でとけたりしました。

  • Podcastについて

    録音はしたものの全く公開していないものがいくつかあります。季節感のないものばかりですが、公開していきたいと思います。音集めブログを始めた目的の一つは、録音したものの整理作業でした。自分でもいいアイディアだったと思いますが、時間が経つとすっかり忘れてしまいます。

    それに、もともと「音集め」は私の看板コーナーでした。放ったらかしにしてしまって、何ともったいないこと。。。もっと大事にしよう。

    まずはこちらのページをご覧下さい。

    こんな画面が表示されます。

    同時にiTunes Store にジャンプしますが、この画面からも音の再生ができます。
    最近、色々変わったようですね。
    リストにカーソルを持って行きますと、数字のところが再生ボタンに変わります。それを押すと、しばらく待たされますが、音が再生されます。

    私としましては、iPodで楽しんでいただければ最高に嬉しいです。
    ぜひ、お気に入りのヘッドフォンで聞いてみて下さい。

  • スズメ

    都会のスズメと違って、田舎のスズメには簡単に近づけません。下のようなサイズも、都会じゃ100mmや200mmで撮影できてしまうかも知れませんね。こちらでは車の窓越しに超望遠レンズで撮影します。


    直前まで地面で何かついばんでいました。くちばしは泥がついて汚れています。

  • ヤマアカガエル

    前の晩は鮭川村で仲間たちと飲んで楽しく過ごしたのですが、実は外で雨が降っているのを「気にすまい、気にすまい」と自分に言い聞かせていたりして・・・翌日、鶴岡に戻って現地に行ってみると、やはり新たな卵塊がそこかしこに見られます。まあ、しかたないですなあ。


    今日は田んぼのあとの広い水たまりに、にぎやかに鳴き交わしているのを見ました。ここでの録音はPodcastに公開しています。

    BORGは優秀です。とっても単純なレンズ構成なのに、写真レンズとして十分使える画質のよさ。近づけないアカガエルたちを5m以上離れた場所から撮影してみました。

    トノサマガエルなんかと同じで、左右のほっぺたを膨らませて鳴いています。かなりトリミングしていますが絵に余裕がある・・・こんなところに画質のよさを感じます。


    こちらはトリミング無し。BORGの1.4倍テレコンとOLYMPUSの1.4倍テレコン併用で999.6mm、ほぼ1000mmです。フォーサーズ・フォーマットですから、35mm換算で約2000mmということに。まだ絵に余裕があります。十分、昆虫も撮れる画質と思います。

  • モニターキャリブレーター

    i1Display 2 交換品が届きました。2年の保証期間内なら無償だったようですが、そんな事で躊躇していられません。今はこれがないと安心してRAW現像すらできない私です。早速モニターの調整を・・・

    エックスライトのサポートはとっても迅速に対応してくれて、本当に感謝しています。交換品が届くまで最大10日かかるという事でしたが、何と入金後1日で届きました。ありがとう!

    あらためて色々調べてみました。i1Display 2はフィルター式のキャリブレーターで、そもそもフィルター式のものは壊れやすいのだそうです。今までたぶん何度か机から落としたかも知れませんが、マウスを落とした程度に考えて、あまり気にしませんでした。壊れて当然だったかも知れません。気をつけましょう。。。

  • キタテハ

    今年初めて見たチョウはキタテハということになりました。
    動きが鈍かったので、余裕で撮影できました。

    画像を見ていて中学生の自分を思い出しました。生意気にも本格的に昆虫写真に取り組む決意をし、リバーサルフィルムを使いはじめた時のこと。越冬後のチョウたちを撮って初めて現像結果を見たときは、あまりの細かさに仰天しました。当時、最も微細な描写をするフィルムといわれたコダクローム。それを顕微鏡で拡大して見ながら「毛が一本一本描写されている!」と興奮して見ていていました。あれからもう四半世紀。


    ピクセル等倍で部分表示。今じゃ感度400で撮影しても明らかにコダクロームより細かい。

    写真を撮りはじめた頃は一枚一枚宝物のように扱っていました。
    そんな感覚久しぶりに思い出しました。

  • ヤマアカガエル

    ヤマアカガエルについては、無知なことが多すぎて、無駄なことを一杯やっています、昨年より。今回も1回目の産卵には立ち会えず終いでした。まあ、そのうちバッチリな状況にもあえることでしょう。

    祭りの後のような水たまりに、まだいくつか雄が残っていました。


    断じて、雪の上に置いたわけじゃありません。急に近づいた私にビックリして動けなくなっている図です。


    彼は隠れているつもりなんでしょうけれど、しっかり姿が見えてます。

    夜になって、また気になって現場に出かけてみました。カエルの姿も声もありません。あの雄と雌のカップルにはりつけば良かったんだなあ。。。何とも悔やまれます。

    ここ数日、月が明るい。気温も高く夜の散歩も楽しいくらいです。