Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

投稿者: 高嶋 清明

  • ヒメギフチョウ

    昔懐かし山形市周辺のヒメギフチョウには出会えないまま。
    今年は一匹も見ることなく終わってしまうかと思われましたが、
    何とか撮影する機会に恵まれました。場所は最上地方。

    ヒメギフは小諸の生息地での経験が長かったため、ついそれを当てはめてみたくなります。
    しかし所変われば色々と違ってくるもの。
    林を出て、日当たりのいい場所で吸蜜したり、産卵行動をとったり、かなり意外な感じがします。

    でも、それはカタクリやウスバサイシンが林の外に広がっているためなのでしょう。
    小諸は乾燥気味な土地でしたから、食草が林を出て日当たりのよい斜面に繁茂している
    状況なんて考えられませんでした。


    かがくナビにも記事を書きました。どうぞご覧下さい。

  • オオルリ

    まだ渡ってきて間もないのではないでしょうか。
    海岸に近い山の中で、4〜5羽まとめて見ました。
    そのうちの1羽に注目。

    一度飛びたって戻ったのを見ると、くちばしに何か捕らえています。
    一枚撮影するのがやっと、直後に呑み込んでしまいました。

    あとで画像を確認してみると、食べられているのは何とバナナムシ君、ツマグロオオヨコバイではないですか。
    昆虫を補食する鳥の絵はなかなか撮るチャンスがありません。ラッキーでした♪

  • 金峯山山頂にて

    庄内での生活もずいぶん長くなりますが、金峯山にのぼったのは初めてです。
    ようやく上まで行けて一安心。そして、もっと早く来ておくべきだったなあと思いました。
    一番驚いたのが山頂展望台からの景色です。

    鶴岡市民なら一度は見ておくべき光景でしょう。双眼鏡は必携です。
    自分のよく知った光景を離れたところから見ると随分スケールが違って見えるものです。

    ついでに動画も作ってみました。

  • ミヤマセセリ

    本日は、再びヒメギフチョウ狙いで、やはり20年ぶりに上山市の生息地を訪れました。
    中〜大学生まで毎年国道13号線をエッチラオッチラ自転車をこいで通ったのでした。

    おかえり〜と迎えてくれることを期待しましたが、
    ここでもやっぱり一匹もヒメギフチョウを見ることはありませんでした。
    撮影できなくとも、せめて飛んでいる姿を一目見ることができればという気持ちも虚しく。。。
    時期については全く問題ありません。まさか・・・

    しかし、他のチョウたちは健在でした。
    春のチョウといえばミヤマセセリにコツバメ。
    この二種は見ようと思って見ないと気づかずにいてしまう存在です。
    チョウの名前をおぼえはじめた頃を思い出します。

    まだ翅のキレイな雄。何だか羽化して間もないような弱々しい飛び方でした。

    ミヤマセセリは庄内にもいるはずですが、実はまだ目にしていません。
    数が少ないようです。小諸以来、ずいぶんひさしぶりに見ました。

    コツバメはどこもたくさんいます。
    今、ちょっと気になっているのが、彼らこのあたりで何を食草にしているかということ。
    ツツジやアセビの他にも、コツバメの食草としてガマズミやオオカメノキほか様々な植物が報告されているようです。

    シータテハがキブシの蜜を吸っていました。

    この日見たルリタテハはみな、越冬後なのに翅のキレイなものばかりでした。

    標高300mほどの山の上には、ヒオドシチョウの他にキアゲハがテリトリーを張っていました。

  • ミスジチョウの幼虫

    山形市のヒメギフチョウの生息地に20年ぶりに訪れました。大学2年くらいまで、毎年自転車で通った場所です。カタクリも咲いて食草も見られます。でも、一匹も見ることができませんでした。残念!

    環境はだいぶ変わってしまっていますが、まさか・・・

    ウロウロ歩きまわっている途中で、ミスジチョウの幼虫を見つけました。
    まだ芽吹いていないので越冬の姿のままです。

    ミスジチョウの幼虫は、こうして枝に残った枯葉にとまって身を潜めています。
    体色は見てのとおり枯葉と同じ。全く同化して見えます。

    枯葉が春まで枝に残っているのは、もちろん、幼虫のほどこした細工のためです。枝の根元がしっかり糸で固めてあります。

    さて、ここにも一匹幼虫が隠れています。わかりますか?

  • キブシの花とスギタニルリシジミ

    気温が上がったため日がかげっても虫たちの動きは活発でした。
    キブシの花で吸蜜しているのはスギタニルリシジミ。
    アリが一匹ちょっかい出しているのに気づき、慌てて写真に撮りました。
    案の定、スギタニは直後にとんでもない驚き方で飛び去っていきました。

    気がつくと、このキブシにはアリがいっぱい。トビイロケアリでしょうか。
    いい蜜がたくさん出ているようです。

  • ビロードツリアブ

    ホバリングしながらテリトリーを見張っている雄、と思います。
    クマバチやシマハナアブで見る行動と同じに見えます。
    フキノトウが咲く枯れ草の原に、こんなビロードツリアブがたくさん見られました。

    画像を確認すると、みな複眼がくっついているので雄であることは間違いありません。

    シャッタースピードは1/5000秒。これでなんとか翅の動きは止まっているようです。

    1/4000秒では、少しぶれています。
    花曇りの天気でこのシャッターを稼ぐために、ISO640に設定しています。

  • 近所のサクラ

    近所のサクラはようやく見頃を迎えました。
    いつものことですが日中のピーカンの時間には外に出ていて、夕方5時すぎに撮影しています。
    でも、この日没後の時間に見るサクラも結構いい感じです。色についてもコントラストについても。

    感度800にしても最近のカメラも特に問題なく写ってくれます。ありがたいことです。。。
    コントラスト強めに出ますが、そこはRAW現像時に調整。

    多少ノイジーでもぶれるよりマシと思うワタクシ。
    フィルム時代も長かった身としては、ノイズに美しさを感じたりもします。

    開花が進んだのは月曜日です。
    日曜に山形から戻ってみたところでは、まだ先週から大きな変化はありませんでした。

  • ミチノクエンゴサク

    エゾエンゴサクと比べると半分くらいのボリュームなホッソリとした草花。
    風に細かく震える繊細な姿が実に美しい植物です。


    ニホンミツバチが吸蜜に来ていました。

    EOS7Dでそのまま動画撮影に移りました。ビデオカメラは遠く離れた車の中で、取りに行くのは面倒です。こんな時、この機能はとっても便利です。

    ピーピーガーガーいうのが難点

  • 近所のサクラ

    13日に鶴岡のサクラの開花宣言が出ていたと聞いて驚きました。えっ一昨日ですか?
    近所の公園のサクラは鶴岡でも開花の早いほうだけど、まだ咲いたとは言えない状況です。
    確か基準木は鶴岡公園のサクラだったと思いますが、今年は完全に負けちゃいましたねえ。。。

    暖かくなればいっせいに咲き始めるところまでは来ています。

  • 羽化直後のギフチョウ

    羽化直後、といっても室内での撮影です。
    昨年幼虫を採集して蛹を保管していたものが、羽化してきました。
    数日前に雄が、今日は雌ばかりです。
    蛹は庭先に置いていますが、自然状態と割と近いタイミングで羽化したように思います。
    目的のビデオ撮影はあまりうまく行きませんでしたが、まずは撮影終了。

    翅がのびきった様子を写真にもと撮影したのですが、あまりに鱗粉の並びがキレイで感激しました。
    部分アップも標本を撮影するのとは美しさが全然違います。

  • 越冬から覚めたチョウたち

    最高気温は16℃。薄曇りではありますが、暖かい一日でした。
    越冬から覚めた昆虫たちが本格的に活動を始めています。

    シータテハがフキノトウで熱心に吸蜜しておりました

    地面におりて日光浴中のスジボソヤマキチョウ

    翅を傾けて太陽光を垂直にあてようとするポーズ。よくよく見ると頭は傾けていないような。。。

    さらに近づいて見ると、確かに、傾けているのは翅だけのようです。

    これって毎度のことでしょうか。たまたまこの一匹がこの時だけとった姿勢なのかも知れません。
    今後に出あうものたちで確認してみましょう。

    山の上ではヒオドシチョウがテリトリー内を監視中

  • ギフチョウ

    カタクリという花はあまりにたくさん咲くものだから、どの花にギフチョウがやってくるか予想は不可能に思われます。でも落ち着いて見ていると、丘の上に咲いたのとか、群落を離れてポツンと咲いたのとか、チョウがよく訪れる花があります。写真の花には、吸蜜しなくとも、すぐ側を通り過ぎたりで、チャンスは結構ありました。
    2010年の今日という日に、そんな花と出会えたことを感謝します。

    しか〜し!1/4000秒でも微妙にぶれるんだなあ。。。

    おまけの一枚。
    T山のカタクリはこのとおり最盛期を迎えております。

  • 定点カメラ

    4日前に定点撮影を開始。今日はそのチェックに行きました。
    自宅より車で一時間も離れた山中にカメラを置きっぱなしにしています。これには防水仕様のコンパクトカメラでインターバル撮影可能なものを使うことにしました。新品はもったいないので、中古のものを・・・

    さて4日経ちましたが、まずは順調に動いていてホッとしたところです。
    雨のあとはレンズの水滴は蒸発してくれましたが、若干汚れが残ることがわかりました。
    手で拭き取る意外に方法はないものか?

    4日分の画像でGIFアニメにしてみました。
    ↓クリックしてみてください。雪解けの様子がわかります。

    これからの変化が楽しみ!
    そして、もう少し早くから始めていればとよかったと、早くも後悔してたりして。。。

  • ジョウビタキ

    昨年も気になったのですが、庄内ではジョウビタキを春によく見ます。4月はじめのこの時期。
    もちろん北に向けて移動中のものです。
    秋も冬もあまり数を見ません。ここは越冬地ではないのでしょう。


    人なつっこいと思えるくらい近づけるのですが、写真を撮ろうとすると、手前に必ず何か邪魔なものがあります。いくらかの警戒心がそこに感じられます。

  • ヤナギの一種

    ヤナギの新緑が美しい。。。逆光に輝いて見えました。

    ↓同じヤナギでしょうか。花は既に終わっているようです。

    今日も10℃の満たない肌寒い一日でした。
    活動している虫は見ませんが、植物の季節はどんどん進んでいきます。

    これはアラゲヒョウタンボクでしょうか。

    小諸ではハヤザキヒョウタンボクの可憐な花が咲いている頃。懐かしいです。。。

    ミチノクエンゴサク

    ネコノメソウ

  • カンスゲの花とミツバチ

    林の道沿いにカンスゲの花が咲いています。
    靴がぶつかるとわっと花粉が舞って何だかイヤな感じです。鼻がムズムズしてきそう。

    風媒花に違いないのですが、何故かミツバチがよく集まっているのです。

    風媒花のなかにも虫を利用しようとするものがいたりするのでしょうか>>>

  • テングチョウ

    林の日だまりにずらっと並んだフキノトウ。
    そこにテングチョウが吸蜜に来ていました。

    お昼近くはまだ暖かい日差しがあって、
    他にも春のチョウをいろいろ見ることができました。

    シータテハ 越冬個体ですが翅は綺麗です

    ルリタテハ これも越冬個体の割に翅が綺麗です

    ルリシジミ これだけ春羽化のチョウです

  • ギフチョウ

    今日まで3日連続、最高気温は15℃オーバー。
    そして、いよいよギフチョウの登場です!

    羽化したのはいつのことでしょう?
    まだ翅に傷のないキレイな雄ばかり。同時に3匹視界に入ることもありました。

    9時くらいに現地に入りましたが、もう活発に飛び交っていました。
    カタクリへの吸蜜は一度だけチャンスあり、何とか撮影できました。

    このカタクリには、その後何度も雄がやってきました。
    花にアタックして雌がいないかチェックします。
    飛翔写真をねらってみました。

    1/2000秒でも翅を止めることはできません。。。

    明日は天気が悪くなるようです。彼ら、どこで雨宿りするでしょうか。

  • 庭のウメ

    庭のウメがようやく咲きました。

    これから数日で一気に咲きそろうことでしょう。

    東京ではサクラが満開を過ぎたというのに、山形で最も春の早い庄内でもこんなものです。
    さく〜らはまだかいなあ〜