Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

投稿者: 高嶋 清明

  • ナミテントウ

    人によってはかなりの嫌悪感をいだくこんなカットも、私のようなものにとっては楽しくなるばかり。ナミテントウの集団越冬の図は、撮りたくてもなかなかお目にかかれないものです。


    一匹、カメノコテントウもまじっていますが、他は全部ナミテントウ。

    でも、こんなのはホンのごく一部です。おびただしい数のナミテントウが集まった、ある谷間の小屋で、どう撮影したら「数」を写せるのかともがいた末に、ちょっとまとまっていた所を撮っただけのもの。このおそらく数百倍のテントウムシが、小さな小屋に集結した、ビックリ仰天な光景でした。

     


    ツマジロカメムシとスコットカメムシも外壁をたくさん歩いていました。
    しかし、ナミテントウと一緒に固まったりはしないようでした。

  • 月山に雪

    風景写真を撮るには絶好の日和でしたが、水生昆虫を求めて余裕なく走り回っておりました。
    それでもやっぱり、とまって撮らなくちゃという瞬間は何度かありまして


    月山はもうすっかり雪山です。久しぶりに青空の下に姿を見せてくれました。


    立谷沢の奥の紅葉は、まさに見頃、撮り頃。

  • ツマジロカメムシ

    なかなかいい谷間を発見しました。
    ナミテントウをはじめ、カメムシがたくさん集まっているようです。

    多かったのがツマジロカメムシ。黄色く色づいたヤマノイモの葉が暖かそうです。

    スコットカメムシと並んでいるところを欲張って探してみますが、結構難しかったです。
    双方たくさんいることはいるのですが、できれば紅葉した葉の上でばったりという所で行きたいところ。
    ササの葉の上じゃ今ひとつ、だなあ。

    注意していましたが、車の中には、テントウムシやカメムシがたくさん入ってしまいました。
    避けられるものじゃありません。彼らは越冬場所を探してすき間にもぐり込もうとするわけですから。
    そして後日、おかしな事がありました。

    前日の飲み残しのペットボトルのお茶など飲まなきゃいいのに、何も考えずに口にした私。
    瞬間、ブーーっと思いっきりインパネめがけてぶちまけてしまいました。
    お茶と一緒にはき出したのは一匹のカメムシ。たぶん車の中にずっと潜んでいたツマジロです。
    まるでドリフのコントみたいに、人って本当に吹き出してしまうものと知りました。
    40年生きてきて、たぶん初めての体験。あれは「反射」なんですね。
    誰かと向かい合ってのことだったとしても、たぶん抑えられません。

    バナナの皮に滑って半回転したり、ミツバチに鼻の頭を指されて涙が止まらなかったり、
    「ホントにあるんだこんな事」体験を結構やっている私ですが、また一つ追加です。

  • コチョウゲンボウ

    こちらの背中の青いのはコチョウゲンボウとわかりましたが、

    キミはチョウゲンボウ?それともコチョウゲンボウ?

    難しいので保留!

  • コカマキリの産卵

    寒くはないのですが、天気は悪く、時々小雨が降ります。
    1日、室内での作業をすることになってしまいましたが、いいこともありました。

    昨日に続いて、コカマキリの産卵です。
    自宅の玄関に続く板塀で産んでくれていました。

    まだまっ白な卵鞘の中に、黄色い卵が見えています。
     

  • ニホンザル

    頻繁にサルを見ます。
    それも決まって、ツキノワグマとの出会いを期待しつつ車を走らせている先々で・・・
    クマについては見当違いの見立てが、サルについてはどんぴしゃということでしょうか。

    田んぼに出てきて落ち穂を食べておりました。
     

     

    滅多に無いシーンと撮影を始めましたが、そう楽しいものではありませんでした。
    場所は山あいの山村で、田んぼに接するように家が並んでいます。
    コラッという近所のおじさんの声や大きな鳴りもので脅しをかけますが、連中、全く動じません。

    ピリピリとした緊張感が辺りを包んでおりました。

    私のようなものは目障りな傍観者にすぎません。
    居心地悪いので、早々に退散しようと思ったのに、つい夢中になってしまったのは、
    サルの毛並みの美しさに、しばし心を持って行かれてしまったからでした。

    表情も豊かな連中です。

  • ヒヨドリ

    BORG 77EDⅡの対物レンズを破壊してしまいました。
    冬の鳥ばかりでなく、様々な場面でとってもありがたい存在だったのに。
    しかも、購入からまだ一年経っていません・・・

    しかし、このタイプの超望遠レンズ、今や私にとってなくてはならないものになっています。
    というわけで、ガッカリ直後に新しいレンズを注文してしまいました。
    2010年秋のこのタイミング、実はBORGのラインアップにとっても気になるものがあります。
    焦点距離は510mmから400mmになってしまいますが、蛍石レンズを採用した新製品「71FL」です。
    蛍石がこんなすぐ手の届くところにあるのは、まさに衝撃的。
    せっかくですから、今回はこちらを選びました。

    さっそくテスト撮影は、庭のカキにきたヒヨドリ。
    77EDⅡの時から使っている1.4倍テレコン併用です。

    評判通りの高画質と見ました。背景にはお隣の雨樋が写っていますが、綺麗にぼけてくれています。

    上の写真のピクセル等倍(リンク先)。
    E-520、ISO800での撮影でノイズたっぷり。でも、像がしっかりしているので私はOKです。

    驚いたことに、カキの実にショウジョウバエが一匹とまっているのが見えます。
    これを見てレンズの解像力の高さを確信しました。

    ヒヨドリの頭にも何かとまっています・・・何でしょう。ヌカカ?・・・気になります。

    さて・・PanasonicのGH2の予算はまるまるBORGに化けてしまいました。
    また今回も見送ることにしましょう。

  • 伊豆沼のマガン

    伊豆沼にはもう多くのマガンが集まっているとの情報。すでに今月10日頃には約5万羽の飛来数とか。
    5万羽!? 実はそろそろ期限ギリギリのビデオ撮影の予定があります。
    天気も良いし最高のチャンス。鶴岡からは車で片道3時間弱。結構近いんです。迷うことはありません。

    写真はあまり撮影できませんでしたが、結果は出かけて大正解でした。
    出発前におこった事件だけが悔やまれます。。。

    日中は田んぼに出かけます。
     

    時にはに上空がこんな状態になることも

    日没後、伊豆沼に帰って来る様子。
    結構低く飛んできますので、期待したような図にはなりにくいと思いました。

  • ニホンザル

    ダムに出てきたニホンザルの群れ。
    車の窓から撮影するのは問題なしでしたが、外に出た途端、ダッシュで林の中に消えました。

    BORG 77EDⅡでの最後の撮影となりました。
    この日の晩、私はレンズを落っことし、対物レンズは見事に割れてしまいました。
    全くなんてこった。。。

  • ヒメアカタテハ

    どういうわけか、ヒメアカタテハが非常に少なく苦労しました。
    いても翅がぼろかったりで、思うように行きません。

    この日14時過ぎになって、ようやく一匹撮影。
    もうすっかり秋が深まって、日の傾く時間が相当早まってきました。

    ウラナミシジミはやたらよく見ます。
    ヤマトシジミより一回り大きく飛ぶのが速い、一目見てすぐにわかるシジミチョウです。

    おやおや、下の方にハナグモがおります。
    ファインダーを覗いているうちは気がつきませんでした。

  • 庄内平野を通過するハクチョウ

    庄内平野で越冬するものも多いですが、もちろんもっと西で越冬するものもたくさんいます。

    この日の夕刻、上空高く南に向かって飛ぶハクチョウの群れを見ました。

    Vの字編隊で北の方角から次々にやってきます。

     

     

  • カキの実に集まる虫たち

    昨年、11月はじめに落ちガキに集まるキタテハを撮影しました>>>
    本当は木に残ったカキに集まるキタテハを撮りたかったので、今年は少し早めに訪れてみました。
    しかし、キタテハややっぱり落ちたカキを好むのでしょうか?下に集まっていました。

    枝に残ったカキに多かったのはアシナガバチです。
    左はセグロアシナガバチの雄バチ3匹、右はキアシナガバチ。
     

    越冬前のシロテンハナムグリまで来ていました。

  • ヤマドリ

    急に道に出てこられて、とっさに持ったのがBORGのレンズ。焦点距離510mm。

    画面に納まらない!そしてえらく暗い!
    ・・・当然のように大ブレしました。

    ヤマドリ、大好きな鳥の1つ。
    いつか、その綺麗な全身を撮影したいです。

  • オオミズスマシ

    ため池の直下に作られた1m四方くらいのコンクリートの水ため。
    どういう役目なのか知らないのですが、ここによく池から流されてきた生きものがたまっていることがあります。
    この日見たのは大量のオオミズスマシ。
    画面に収まるだけでこのくらいいましたから、全体では相当の数が留まっていました。

    近づいて撮影できる滅多に無いチャンスでした。

  • 秋のチョウたち

    なかなかいい場所を見つけました。
    ミゾソバやアザミのなかまがたくさん咲いていて、たくさんのチョウが吸蜜に来ていました。

    テングチョウにスジボソヤマキチョウ
     

    アカタテハ、キタテハ
     

    キチョウもこの時期たくさん見られます。

    かなりの数が越冬に入ると思いますが、春に見られるのはごくわずかです。
    越冬中に相当数が命を落とすということでしょう。

  • カキ食うサル

    いったい何頭いるのか、まるで見当がつきません。
    車を走らせていると、そこら中からサルが飛びだしてきます。
    といっても30〜40mまで近づくのがせいぜい。決して気を抜かない連中です。

    小猿がくわえているのは、稲穂でしょうか。
    彼が来た方向には、まだ稲刈りのすんでいない田んぼがあります。

    食べるのか・・・

    ガサガサ大きくゆれたカキの木を見ると、いますいます。
    おっきく口を開けてくわえているじゃないですか。

    どっしり構えてにらんできます。
    こちらも本気で見返さないと負けそうです。

    それにしても・・・なんと贅沢な食い方をしているんだろう・・・
    カキを食っているサルを見ていて、急に腹が立ってきました。
    バリッとちぎって中心部を一かじりすると、後はポイ。。。 そんな食いかた、あるか!

  • シータテハ

    急にカキの実が熟してきました。
    先週まではちょっと色づいたくらいだったのですが、朝晩冷え込んできたのが効いているんでしょうか。

    熟して破れたところで一匹のシータテハが汁を吸っていました。

    後翅裏にアルファベット「C」の模様があってシータテハなのですが、
    この一匹はC模様がはっきりしないヤツでした。

    キタテハにもC模様があって両種は間違われることが多いようです。
    見慣れると表の模様で一目でわかるのですが、後翅の突起を比較するとより区別しやすいです。
    シータテハは一ヶ所大きく尖っている部分がありますが、キタテハはわずかに尖っている程度です。

  • オオアオイトトンボ

    水辺の虫さがしにまわっていると、いたるところこのイトトンボが群れております。

    いよいよ秋が深まってきたのを感じます。

  • この糞は?

    山の中の舗装路にど〜んとあった何ものかの糞。
    よく見るとクルミの殻がいっぱいです。
     

    ついついクマじゃないかと思って(期待して?)しまうのですが、
    タヌキだってこんな糞を残すかも知れません。
    クマにしては小さいのではないかと思うのです。

    しかし、画像をあらためて見ながら、ふと思いました。
    これは車にひかれたり雨に流れた後だとしたら、もとはもっと大きなものだったかも知れません。

    今年は本当にクマのニュースが多くて、地元山形新聞には連日です。
    昨日は、長井の中学校に突入して射殺されるという事件まで起こりました。
    私は、どういうわけか、まだクマとの出会いがないのですが・・・

    カキ畑に設置してあったこのオリは、ニホンザル捕獲用(調査のための)のものでした。

  • HD高速度映像 甲虫編

    7月末の一週間、幸運にも高速度HDカメラを使うことができました。>>>
    オオシオカラトンボに続いて、甲虫の飛び立ちのサンプル映像です。
    フォトロン社製 FASTCAM SA1.1 最大解像度1024×1024ピクセルで最大秒5400コマまで撮影が可能です。

    今日まで、さらに高解像度撮影が可能なSA2を試用中です。