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ProRes RAWテスト
4K 120fps撮影、24fps再生の5倍スロー映像です。
カメラはSONY FS700。SHOGUN INFERNO のProRes RAW(LT) で収録しました。FS700のピクチャープロファイルは、PP7のS-LOGガンマではなく、PP4に設定しています。
FinalcutProでは、まず動画ファイルのプロパティから「RAW to Log Conversion」でS-Log3を設定し、次にタイムラインに乗っけてから「カスタムLUT」のフィルターを適用、S-Log3のLUTを当ててみました。FS700はS-Log2しか使えないはずですが・・・できちゃうんですね。ビックリですよ。
「RAW to Log Conversion」で「なし」を選んでカラーボードで調整する、LogやLUTを使わない方法も使えます。
最近公開されたばかりの新しいフォーマットのProRes RAW。これまで封印していたFS700本来のパワーを引き出せるか?
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ProResRAW, Shogun Inferno, FS700
最近Appleが発表したProResRAWというフォーマット。一部の者だけに、でも、とても重要なニュースだったと思います。私も、FS700&Shogunでも使える事を確認して、ちょっと書かずにはいられなくなりました。FS700、またしても化けてくれそうです。
ProResRAWの使い方を調べているうちに、えらいことに気づきました。もしやRAW収録でLOGって使わなくてもいいのでしょうか?
ProResRAWが使えるのは現在FinalCutだけなのですが、S-LOG2で試し撮りしてFinalCutに取り込み、LUTは・・・と思ったところで迷路に入ってしまいました。
「RAW to LOG Conversion」と「カメラのLUT」を何とかするんだと思うのですが、思うようにいい色にたどり着けません。
「RAW to LOG Conversion」にはS-LOG2はなく「カメラのLUT」にはS-LOG2はあります。どう解釈すればいいのでしょう。
ファイルを読み込んだ直後はどちらもS-LOG3が選択されるのも解せません。でも、この時が一番自然な色味を出してくれます。
なんとなく、FS700はS-LOG3に対応していないけれどRAWだと関係ないのかな・・・と感じはじめました。ふと以前にダウンロードしたPDFを思い出しました。RAW収録時の設定について色々書いてあったはず・・・
NEX-FS700Rハンドブック
RAW収録の項を読み進めていくと、何やら意外な事が書かれています。RAW収録の時はSDR800%やS-LOG2のPPではノイズが多いのでオススメしないとか、400%や460%のガンマカーブが最適とか。
これはSONYのレコーダーを使う時の説明ですが、どうもRAW収録ではS-Log2で撮らなくともいいようです。自分は妙に間違って覚えていました。それと次の記事
ProRes RAW is here
正確にわかりやすく解説されているようです。(・・・と思ったら、これはAppleのProresRawのホワイトペーパーからの抜粋でした。)
この中ほどには、LUTを使わない処理について書かれています。
「If you want to grade the ProRes RAW video without using LUTS you can. When you do this, no tone mapping is applied to the source, and the full dynamic range is available in the working space, even in libraries set to Standard color processing. Although highlights may initially appear blown out, you can correct this using color correction tools, such as Color Wheels and Color Curves.」
(Google翻訳)
LUTSを使用せずにProResRAWビデオをグレーディングしたい場合は、できます。これを行うと、トーンマッピングがソースに適用されず、スタンダードカラー処理に設定されたライブラリでも、作業領域でフルダイナミックレンジが使用可能になります。ハイライトは最初はぼやけて見えるかもしれませんが、カラーホイールやカラーカーブなどの色補正ツールを使用して補正することができます。!?
私は、試しにFS700はPP4に設定、でもShogunのAtomosHDR、S-LOG2でダイナミックレンジ1528%でモニターしながら撮影し(←ここ、変だと思うでしょう。でもね・・・)、Finalcutに取り込み、「RAW to LOG Conversion」と「カメラのLUT」の両方とも「なし」を選択してみました。すると・・・
すごくキレイな4Kの世界がありました。ISO500640で撮ったのでノイズも少ないです。素直な自然な色で私好み。今までの苦労は何だったのか。。。
そして、ものすごくラチチュードが広い!そのままでは、露出オーバーですっ飛んだ空でも、ハイライトを落とすと雲や青空が出てきてビックリしました。暗部のトーンも無理なく起こすことができます。これこそがRAWのすごさなのでしょうか?
比較画像を作っている余裕がないので、文字だけですが、ホントかなり派手に露出をいじっても大丈夫です。いつかYouTube動画にアップしてみたいですね。
FS700って、こんなにキレイな絵を出してくれるんだ・・・と今更ながら惚れなおしてしまいました。。。 -
サクラ開花直前
近所の公園の桜は一昨日からこんな状態でとまっています。最高気温が10℃ちょい超えなため、晴れても進まないのです。
昨日は、仙台は満開、山形市も開花したとのこと。いつもなら鶴岡が山形県内でもっとも早く開花するのですが・・・SONYアクションカムのレンズを使ってみました。背景のボケの汚さ(二線ボケ的な)はGoProのレンズと変わりないようです。色はちょっと派手目に出ました。 SONYのアクションカムはすべてZEISS Tessarレンズとなっていますが、その実力はいかがなものでしょう。ちなみにこれはFDR-X1000から抜き取った2.8mm/f2.8。現行の3000と300は2.6mmで、歴代の機種を調べてみると2.5mmもあるようです。