庭の生け垣でクサヒバリを探していると、見慣れないのが飛びだしてきました。
クサヒバリより細身で明らかに別種。見るのも初めてで、ちょっとドキドキしながら調べてみると、ヤマトヒバリとわかりました。ヤマトヒバリの声ってどんなのだろう。ネットで調べてみると、はて?聞いたことがあるようなないような、微妙な声です。
庭に戻って声を確認しようと思ったのですが、聞こえてくるのはクサヒバリの声ばかりでした。
本当はシオカラトンボの撮影がしたいのですが、うまく行きません。この水場には雄があまりに多すぎて、騒がしくって雌がいやがっているのかも知れません。時々ふらっとやってきて交尾に至っても、産卵場所は別を選ぼうとするのか、交尾後すぐにどこかに飛んでいってしまいます。こんな行動をとることもあるのかと、がっかりして見送っていました。
一方、オオシオカラトンボの雌は、よく産卵してくれます。雌は積極的に雄のいそうなところにやってきて、交尾を促すかのようでした。
雌の産卵中の様子を狙ってみました。卵と共に水を勢いよく飛ばすように産みます。シャッター速度は1/3000まで上げないと、こうは写りません。色々試した結果です。感度ISO800。
雄と雌の両方にピントが来るようにするのは、やはり難しいです。雌にピントがあったかと思うと、雄はNG。でも、この雄の後ろ姿はなかなかカッコイイです。
2009/08/25撮影
夏の忙しいときに、我ながら何をやっているのかと思いますが、
今までのブログに不満が爆発してしまいそうで、思い切って再スタートすることにしました。ついでに写真日記と音集めを一つのラインに統合します。これまでちょっとしんどかったもので。。。
調子が出るまでしばらくかかると思います。
まずはミンミンゼミの声はちゃんと再生できるかテスト
庄内に何カ所かツクツクボウシの生息地があります。ツクツクボウシは南方系のセミで、東京でもごく普通に見られます。温暖化の影響で分布をひろげているのでしょうか?私にはそうは思えません。ツクツクボウシの声を聞く場所はあまりに点々としていて、連続性がないのです。むしろ、古くはもっと色んな場所で声を聞くことができたのではないでしょうか。
エゾゼミの声には、ジリジリ・・・という感じの太い音が通っています。
遠くからでもしっかり聞こえる存在感のある声です。
小諸の海野さんのアトリエでは庭で盛大に鳴いていて、仕事に支障をきたすほどでしたが、遠くで聞く分には好きな声です。
あまり標高の高いところでは声を聞きません。
スギやマツなどの針葉樹を好むようです。
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パラボラマイク使用
2009年8月18日 大蔵村にて
同じくアカエゾゼミと思われる声。
エゾ・コエゾとは明らかに違う声が、川岸のブナ林に集中していました。
姿を見ていませんが、アカエゾに違いないと確信しています。
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パラボラマイク使用
2009年8月18日 大蔵村にて
山形の永幡さんにアカエゾゼミのすむ森へ案内してもらいました。
残念ながら姿は見えませんでしたが、それらしい声を録音してきました。
声のトーンはコエゾより太く、エゾよりやや高い感じ。
鳴き声の質よりも、あれ?と思ったのは一回の鳴く長さで、1分も続かず鳴きやんでしまいます。
延々鳴きつづけるエゾゼミ、コエゾゼミとは、この点で明らかに違っていました。
アカエゾゼミに間違いないと思います。
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パラボラマイク使用
2009年8月18日 大蔵村にて
寒河江と大蔵村を結ぶ国道485号線にて録音。
この道は初めて通りましたが、山深い道で車の音が少ない録音に適していると感じました。
まずはコエゾの声を録音。
連続的な音が数分続きます。
まるで変電所あたりで聞く電気的なノイズのようです。
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パラボラマイク使用
2009年8月18日 大蔵村にて
鳥海ブルーラインを上っていくと、エゾゼミの声は消え、
それまで聞こえていなかったコエゾゼミの声ばかりになりました。
エゾゼミの声より高いトーンではっきり違う声です。
でも、並べて聞き比べてみないと、案外わかりにくいものです。
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パラボラマイク使用
2009年8月15日 遊佐町にて
鳥海山の麓を走る鳥海ブルーラインにて録音。
海抜0mから1100mに一気にあがるこの道路、以前は有料でしたので何だかすごくお得に感じます。
標高の低い地点で聞こえていたのはエゾゼミでした。
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パラボラマイク使用
2009年8月15日 遊佐町にて