投稿者: 高嶋 清明

  • 水辺のトンボたち

    水辺はすっかりトンボが多くなった。

    カワトンボはすっかり成熟して、川辺に出てきている。
    左が雄で右が雌。
    区別のポイントは、腹部第2、3節にある副交尾器(副性器)
    P5216579 P5216550

    鮮やかな青が美しいイトトンボ。
    左がエゾイトトンボ、右はオゼイトトンボ。
    3cmほどの小さなトンボなので、水辺に近づかないといるかどうか気づきにくい。
    P5216568 P5216717
    左はヨツボシトンボ。休耕田に10匹くらいがなわばり争いを繰り広げていた。
    右はハラビロトンボ。もう出ているのかとちょっと驚いたが、特に早いというわけでもないようだ。
    P5216618 P5216720

    ちなみにシオヤトンボやサナエトンボの類も目に入ったが、チャンスがなく見送った。

  • アゲハの孵化

    うっかりしてアゲハの孵化を撮影するチャンスを逃してしまった。
    気がついたら、先日庭のユズに産みつけられた卵は、ほとんど孵化したところ。
    1個だけ残った卵を見つけたが、準備する間に穴が開き始めてしまった。
    肝心の孵化直前の写真がないけれど、練習のつもりでその後を連続撮影。

    IMG_4226 IMG_4244 IMG_4254
    15:03           15:09           15:09
    IMG_4262 IMG_4275 IMG_4286
    15:09           15:10           15:13
    IMG_4306 IMG_4317 IMG_4338
    15:21           15:23           16:04

  • ナミオトシブミ

    庄内ではサワグルミの葉を巻くナミオトシブミ。
    すでにサワグルミは葉を広げて、いつでてもおかしくないぞと目を光らせていたところだ。

    オトシブミは油断できない相手だ。
    巻くのにちょうどいい葉の大きさとかたさがあって、それは数日限りの事である。
    気がつくと、もうひと嵐過ぎ去ったあとで、揺籃だけが残っていたという事はしょっちゅうだ。
    最初、一枚目のような光景を見て、ここも既に終わったのかとあせったが、
    よく見ると、まだ巻いているものがいくつかいた。

    ただし、風が強くていけない。
    ビデオ撮影なんてとんでもない状況であった。
    P5196254 P5196288

    同じサワグルミにはカメノコテントウも少なくなかった。
    となると、もちろんカメノコテントウが食べるクルミハムシの姿もあった。
    昨年とまた同じような写真を撮ってしまったが、この異常なまでに膨れあがった雌のお腹は何度見てもスゴイと思う。
    P5196186 P5196269

  • オドリバエの一種

    雄のプレゼントを夢中で食べる雌。雄はその間に交尾。
    どんな進化を経てか、オドリバエの仲間には交尾の際にこんな決まった儀式を行うものがいる。
    この日は、1カ所にたくさんのカップルがとまっている所を見つけた。
    種類は不明。オドリバエは種類が多く、同定はかなり難しいようだ。

    P5185775 P5185827

    P5185836

  • アシナガオトシブミ

    オトシブミが活発な季節に入ってきた。

    こちらはコナラの葉を巻くアシナガオトシブミ。
    葉を切ってしおれたのを待っているのを見つけて、巻く姿を撮影しようと待った。
    しかし、気がついたらその場を離れて、葉を食べはじめた。
    放棄したのかと諦めかけたが、しばらくして見ると途中まで巻いていた。
    離れたらダメなのかと思うと、そうでもないらしい。
    P5185624 P5185633

    P5185646

    左はセアカヒメオトシブミだと思う。
    ナミオトシブミを一回り小さくしたようなオトシブミ。
    コナラの葉を切って、あとは巻くだけだったのだが、結局離れてしまった。
    P5185527

    イタドリの葉を巻くカシルリオトシブミ。
    3mmほどの小さなオトシブミだ。
    大きなイタドリの葉の、端の方を切って巻く。
    P5185703