アブラゼミの飛び立つ様子を6mmワイドレンズで撮影しました。(最初のカットは105mmマクロです)。幹から離れるとまず数回の羽ばたきのうちに体の向きを変えようとするのが見えます。そして、幹を背にすると脚も閉じて飛行体制に移るようです。 ワイドレンズで撮影することでその様子がよくわかりました。
ただし、これは脅かして飛び立たせた時の動き。自然な飛び立ちとは違いがあるかも知れません。
アブラゼミの飛び立つ様子を6mmワイドレンズで撮影しました。(最初のカットは105mmマクロです)。幹から離れるとまず数回の羽ばたきのうちに体の向きを変えようとするのが見えます。そして、幹を背にすると脚も閉じて飛行体制に移るようです。 ワイドレンズで撮影することでその様子がよくわかりました。
ただし、これは脅かして飛び立たせた時の動き。自然な飛び立ちとは違いがあるかも知れません。
高速度カメラChronos2.1にSPACECOM 6mm(VHF6M‑MP)を装着してバッタの飛び立ちを撮影しました。このレンズは1インチ用のワイドレンズで、イメージサークルはChronosのM43センサーをフルにカバーできませんが、それは1000fps(1920 x 1080pixel) の場合でのこと。1,512fps (1280 x 1024 )、2,142fps(1280 x 720 ) なら問題ありません。
しばらく眠らせてしまっていたレンズですが、もったいないことでした。
日差しがやや緩んだところで、草地のバッタを見に行きました。ショウリョウバッタは雄が多く成虫になっています。草のない地面むき出しのところには、マダラバッタやクルマバッタモドキが多く見られました。
マダラバッタのピュル、ピュルっとカワイイ声が聞こえてきます。音をしっかり入れて鳴く様子を動画に撮ろうと思いました。
一匹の雌に求愛する二匹の雄。右の雄が立て続けに二度、発音しました。この日は、脚を激しく動かしていても音が出ていないことの方が多かったですが、以前、たくさんの雄が鳴き交わしているのを見たことがあります。
鳴き声はとても小さく、少し離れたところから望遠レンズで狙っていると、カメラマイクはもちろん、カメラにガンマイクをのせても、クリアに拾ってくれません。ガンマイクを長いコードでカメラと接続し、ブームの先につけて撮影しました。カメラは三脚につけ右手でカメラ操作、左手はマイクブームをホールド。一人で撮影しているので、思うように操作できませんが、なんとか撮影できました。
スロー動画で音声同録です。音の出るしくみを探ってみましょう。
GH6の4K120P動画から。
鶴岡市川代での撮影です。ここでは年々ツクツクボウシの数が増えています。今年も最盛期を迎えました。
この日は10時くらいに現場に入りました。ハナダカバチは数がとても少なく、満足いくカットはこの一つだけ。しかも、この次に獲物を持ち帰った雌は、そのまま出入り口を塞いで中にこもってしまいました。
でも、虫の眼レンズで撮影した絵としては、これ以上なく、いい絵になったと思います。そして音もよかった!なにしろ砂を掘っている音がクリアに聞こえるんだから、びっくりです。
カメラはGH6 4K120Pで撮影 酒田市にて
GH6のHFR撮影動画(4K120PとFHD240P)から10倍スロー動画を作成。翅の動きの細かさは240Pの方がよいのですが、画質は120Pが断然優れています。どちらがよいか?どっちもどっちって感じ。HFR撮影では音声収録ができるので(VFRでは不可)、鳴く虫の翅の動きと音の出方がよくわかるが素晴らしいです。
このくらいのスローになると距離による音のズレが気になってきそうです。1.5mほど離れたところから撮影しているので、10倍スロー動画では、通常時の15m先の音を拾っているのと同じズレが出ているはず・・・まだ大したことはないかな。
ハナダカバチはハエやアブを狩るカリバチです。砂を掘って巣を作り、1日に何度も獲物を運び、まるで鳥がするように子育てをします。
少し出遅れましたが、庄内砂丘の一角にいい場所を見つけました。巣穴がところどころあるのですが、砂場がとても広いので、撮影は難しいです。
カメラはGH6。前半はHFR240fpsで撮影。ノーマル速度と4倍スローを交互に並べてみました。後半は自作虫の眼レンズを巣穴の前に置きっぱなしにして撮影したもの。獲物を巣穴に運び込む様子を最初から最後までノーカットで。
今年はカブトムシの当たり年でしょうか?これほどの数が樹液に集まるのを見たことがありません。いつもの自作虫の眼レンズで撮影しました。
冒頭と最後はGH6の4K120Pで撮影したノーマルスピードでのミジンコの泳ぎ。水をかく長い腕のようなものはなんと触角です。今回撮影にあたってネットで調べていて初めて知りました。
高速度カメラChronos2.1で撮影すると、長い触角をしなやかなに降って泳ぐ様子が見えてきました。下から振り上げているように見えます。
田んぼから取ってきたこのミジンコ。種類はタマミジンコと思います。よく増えるので、現在飼育中のヤゴの餌にしています。
下唇の先は2つに分かれますが、その内側には長い剛毛が生えていて、ネットのようにミジンコが捕らえているのが、今回の動画ではよくわかります。
また、のびた下唇をよく見ると、真ん中あたり「く」の字に曲がる内側に、透明な袋状のものが見えます。これはいったい?下唇が高速にのびる仕組みに関係あるものかも知れません。
アカネ属(多分アキアカネ)の幼虫のハンティング。ミジンコなど水中を泳ぐプランクトンを、一瞬で下唇をのばして捕らえています。水上から撮影したので画質が悪いのですが、実に面白い発見がありました。
下唇はカゴのような形になっていて、ウルトラスロー動画で見ると、ミジンコはこのかごの中に捕らえられるのが分かります。下唇を引き込むときは、おそらく隙間から水が抜けるようになっているのでしょう。 頻繁に下唇をのばすのを見て、ミジンコを盛んに食べていると思いましたが、撮影動画を確認すると半分以上は失敗していました。
アミメアリの行列をGH6でHFR240P撮影しました。行きと帰りのアリが出会うと触角でちょんちょんご挨拶というイメージですが、スロー動画で見ると、ただただ不器用にぶつかり合っているように見えます。アリは眼が悪いということですが、確かにそのとおりのようです。
スロー動画を観察すると、アリはそこかしこでぶつかり合ってひどく流れが悪いように見えますが、通常速度に戻すと、スムーズに流れているように見えるのが不思議。
大アゴの動きをよく見ようと4K120P撮影で撮影しました。 25%スローで十分、噛む動作を繰り返している様子がわかります。
いよいよ初期の巣の形ができあがってきました。 出入り口の筒はどこまで長くなるでしょう。
外被におおわれて巣の本体は見えなくなってきましたが、これほど日数のかかるとは予想外でした。一匹での作業はやはり大変です。
ダンゴムシは糞をするとき、必ず脚で引っ張り出します。たぶん必ず。
背景を明るい緑に入れたいと思って苔を持ってきたのですが、ダンゴムシがこんなに苔をよく食べるとは思いませんでした。落ち葉を食べる映像を撮るつもりだったのですが・・・
最後はお仲間の脚を食べている?抜け殻ではないようで、ちょっと怖い映像です。
自宅の軒下に巣を作り始めたばかりのコガタスズメバチを見つけました。まだ外被に覆われる前の本当に初期の段階です。わずかな隙間から見える感じで、下から見ることができないのが残念ですが、滅多のないチャンスです。
巣の土台に体を巻きつけるように静止する姿が可愛らしい。
シロアリの羽アリの飛び立ちを高速度カメラChronos2.1で撮影しました。(前半0:46までGH6で撮影)。撮影フレームレートは2142fps再生30fps。
前翅の羽ばたき動作が後翅よりやや先行するのが特徴です。
昨年秋に蛹になったモンシロチョウ。無事冬を越し成虫に羽化しました。
越冬蛹も、羽化直前には白い翅や胸の体毛、黒い腹部がくっきり見えてきて、兆候は分かりやすいです。腹端まで空隙化した後、羽化が始まります。