カテゴリー: 昆虫

  • ギフチョウ

    たいして標高の高い場所でなくとも、さすが山形は雪国です。
    最近まで残雪が残っていた谷など、ギフチョウの発生が遅いところが結構あります。
    カラスアゲハとギフチョウが一緒に飛んだりするのですから、驚きます。


    吸水中のカラスアゲハにギフチョウが近づきます

    さすがにカタクリは見られず、もっぱらスミレの仲間で吸蜜しているようです。

  • カラスアゲハとミヤマカラスアゲハ

    山道を車を走らせ、水がしみ出した場所がないかと期待してまわっています。
    この時期の期待は春型のミヤマカラスアゲハの集団吸水。


    これはカラスアゲハ。
    ミヤマに負けず劣らず美しい表面を見せてくれます。


    これは吸水中にギフチョウに追い出されて飛びたったものです。


    吸水に集まるのは雄ばかりです。

    カラスアゲハを撮っていたら、ミヤマカラスも一匹加わりました。
    手前の草が邪魔だし二匹にピントが合わせられませんが、
    とっても敏感な二匹で、下手に動くと逃げてしまいます。
    戻るのを待つと15分はかかってしまうでしょう。


    近づけないのでBORGで撮影しています。
    BORGもなかなかやります・・・あなどれませんよ。


    ミヤマカラス単体。
    これもBORGでの撮影です。

  • ヒメコブオトシブミ

    ナミオトシブミがサワグルミの葉を巻いているのとほぼ同時期、地表近くにはヒメコブオトシブミが巻いています。巻いているのはアカソの仲間と思いますが詳しい種名は未確認。

    巻き終わったら切り落とします。

  • ムラサキオオツチハンミョウ


    ヒメツチハンミョウかと思ったのですが、触角の形(第1節〜第4節)を見ると、やはり昨年、永幡さんに教えてもらったムラサキオオツチハンミョウと思われます。


    この日は2度見かけましたが、その後は全く見ていません。
    当たり日だったようです。

    ところで正面からみたこの一枚。顔のあたりに何か別の虫がとまっています。

    部分拡大しますとわかりますが、なんとブユです。
    吸血中のようで、お腹がパンパンに膨れております。

    ツチハンミョウは体液にカンタリジンという毒を持っていますが、このブユは平気なようです。
    このブユ、人に吸血しないといいんですが・・・とても有毒そうで刺されたくないです。


    ブユと書いてしまいましたが、これはダニカの仲間のようです。
    自然観察のBBS [No.4745]にて、くまじろうさんがザトウムシでの吸血の様子を紹介されています。

  • カクムネベニボタル


    交尾中のカクムネベニボタル。雄と雌では触角の形が違います。