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  • この鳥はウトウ?

    昨年の冬に撮り逃したもので、もっとも気になっていたのが「ぶりこ」。ブリの子供じゃありません。ハタハタの卵のことです。冬の海に大群となってやってくるハタハタは相当な数の卵を産み落としていきます。そして時にものすごい数の卵が海岸に打ち上げられるのだそうです。ネット検索すると画像が色々出てきますが、それはもうビックリするような光景です。珍百景に推薦するべきかも。

    大しけの後が産卵のタイミングと聞きます。ここ数日続いた大荒れの天気は、きっとハタハタも落ち着いていないに違いありません。
    これまでのニュースを検索すると、クリスマス前後の記事が多く見られます。今年は早いうちから庄内の海を気にして見ていましたが、残念ながらまだ見ていません。見るべき場所を間違えているのかも知れません。このままじゃ、また見逃してしまうのでは?にわかに騒ぎはじめました。。。

    しかし、何カ所かで海岸を見回った結果は、完全な空振りでした。今日は雪はありませんが風は依然として強く、顔には砂が当たってきます。それがまた痛いの痛くないの・・・ヒドイ状態です。レンズに傷がついてしまいそうで、まともにカメラを向けていられませんでした。

    そんな砂浜で、弱っている1羽の鳥を見つけました。さわっても逃げる元気がないようです。何でしょう。見たことのない鳥です。

    弱っている姿で判別がつきにくいのですがウトウではないかと思います。

    ずぶ濡れで座り込んでいるばかりです。こんな場所では、ただ死ぬのを待っているようなもの・・・何だか可愛そうになってきました。といって持ち帰って手当をすることもできません。せめて・・・と少し離れたテトラポットの陰に移動してきました。そこなら強い風はほぼ完全にさえぎられて、ずっとマシに思えたのです。

    ただの気まぐれかも知れません。でも、何もしないではいられませんでした。

  • 伊豆沼のマガン

    マガンの飛来地として有名な宮城県の伊豆沼に行ってきました。なぜか急に思い立って、夜中に出発。途中で仮眠をとりながら着いたのは朝4時。朝の飛び立ちには十分間に合いましたが、真っ暗でどこで朝を待てばよいのか分かりません。やはり思いつきというのは問題です。


    明るくなってみると、まずまずの場所に待機していたと知ってホッとしました。写真は6時半。気の早いグループはそろそろ飛びはじめています。


    勝手な予想では、この画面いっぱいにマガンの群れが埋めつくされるはずでした。実際には、低いラインを十数羽くらいのグループが次々に太陽の方に向かって飛んでいきます。


    150mmで撮影。撮りたかったイメージに近いものはこんな感じでしたが、水面が全く入らないものになってしまいました。まあ、初めてでうまく行くのも面白くありません。次はもっとうまくやりましょう。


    確かにすごい数が飛んでいきました。この白い山々は栗駒でしょうか。

    今年の撮り納め。虫ではありませんでしたが、面白いものを狙うことが出来ました。やっぱり初めてのものが楽しいし、やりがいがありますね。2010年は新しいものに積極的に挑戦していく、そんな年にしたいと思います。

    2009年、ありがとうございました。

  • ホシムクドリ

    残りガキに集まるムクドリの撮影に苦戦しているとき見慣れないのが1羽まじっているのに気がつきました。緑や赤紫に輝く羽があります。地味だけど渋い美しさのある鳥でした。

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    戻って調べてみるとホシムクドリでした。日本には冬鳥として渡ってくる鳥で西日本に割とよく見られるようです。
    撮影地は寒河江市。山形では、あまり記録がないのではないかと思います。

    このホシムクドリ、Wikiによると国際自然保護連合という団体指定の「世界の侵略的外来種ワースト100」に入っているとか。ブラックバスやウシガエルなんかと同じように、数十年後、この鳥も日本で問題視される事になっているかも知れません。もっとも冬鳥として渡ってこれるくらいですから、今まで問題になっていなかったら大丈夫とも考えられるでしょうか。

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    こちらは、おなじみのムクドリです。

  • ノスリ

    田んぼを通る道路を行くと、道沿いに猛禽の姿をよく見ます。
    多いのはトビと写真のノスリ。

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    ノスリは稲刈り後から田んぼによく見ます。
    マジメな視線の先に狙っているのは、ネズミそれともモグラ?
    トビより近づかせてくれるように思います。
    トビは臆病なのか意外に近寄れません。

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    遠方よりトビ

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    こちらはチョウゲンボウ

  • おかえりハクチョウ

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    赤川のほとりに見える白い鳥・・・なんとハクチョウです!双眼鏡で確認するとオオハクチョウに間違いありません。北帰行が始まった頃からちょうど半年。もうそんな季節になったんですね。

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    川沿いの道を更に進むと、コハクチョウの小集団に出会いました。写真に写っている3羽のほかに4羽。別の場所でもオオハクチョウが2羽。この日だけで10羽確認しました。

    この土地を慕って毎年戻ってきてくれるわけです。
    可愛いじゃありませんか。
    まずは長旅の疲れがとれるまでゆっくりして欲しいですね。