昨年の冬に撮り逃したもので、もっとも気になっていたのが「ぶりこ」。ブリの子供じゃありません。ハタハタの卵のことです。冬の海に大群となってやってくるハタハタは相当な数の卵を産み落としていきます。そして時にものすごい数の卵が海岸に打ち上げられるのだそうです。ネット検索すると画像が色々出てきますが、それはもうビックリするような光景です。珍百景に推薦するべきかも。
大しけの後が産卵のタイミングと聞きます。ここ数日続いた大荒れの天気は、きっとハタハタも落ち着いていないに違いありません。
これまでのニュースを検索すると、クリスマス前後の記事が多く見られます。今年は早いうちから庄内の海を気にして見ていましたが、残念ながらまだ見ていません。見るべき場所を間違えているのかも知れません。このままじゃ、また見逃してしまうのでは?にわかに騒ぎはじめました。。。
しかし、何カ所かで海岸を見回った結果は、完全な空振りでした。今日は雪はありませんが風は依然として強く、顔には砂が当たってきます。それがまた痛いの痛くないの・・・ヒドイ状態です。レンズに傷がついてしまいそうで、まともにカメラを向けていられませんでした。
そんな砂浜で、弱っている1羽の鳥を見つけました。さわっても逃げる元気がないようです。何でしょう。見たことのない鳥です。
弱っている姿で判別がつきにくいのですがウトウではないかと思います。
ずぶ濡れで座り込んでいるばかりです。こんな場所では、ただ死ぬのを待っているようなもの・・・何だか可愛そうになってきました。といって持ち帰って手当をすることもできません。せめて・・・と少し離れたテトラポットの陰に移動してきました。そこなら強い風はほぼ完全にさえぎられて、ずっとマシに思えたのです。
ただの気まぐれかも知れません。でも、何もしないではいられませんでした。
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