Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

タカハシトゲゾウムシ

深夜バスで東京より鶴岡に戻り、さて山形に出かけようと思ったのですが、家に着いてちょっと横になったら2時間ちかく寝てしまいました。とほほ。。。
でも目覚めたあとはスッキリ!やっぱり寝なくちゃダメです、私の場合。

それでもお昼前には山形市に移動し、さっそく目当ての虫を探して歩きまわりました。
2時間後、ようやく見つかった一匹です。

サクラの葉裏にとまっているそれらしき甲虫を見つけては、オッと顔を近づけるのですが、たいていはセモンジンガサハムシ。セモンジンガサハムシは50匹以上見たでしょうか。
昨年、タカハシトゲゾウをこの場所で見なかったらとっくに諦めているところです。この虫は本当に数が少ないのか、そうでなかったら別の場所にいるのでしょう。一匹でも見つかって、ホントによかった!

何度見ても不思議な後脚。ノコギリ状の部分はどう機能するものでしょう。

 


サクラの葉裏には小さなグンバイもいました。体長3mmくらいの非常に小さな昆虫です。

ナシグンバイという 種類で、ナシ・リンゴ・ウメなどバラ科植物につきます。サクラも同じくバラ科です。

アップで撮影していて、ふと気がつきました。
胸の背面が盛り上がっている。。。

恥ずかしながら、小さな虫なので気がついていませんでした。
横から見ると、まるで印象が変わります。

いつも背面からばかり見ていたものですから、この形はなかなか新鮮です。

 

ついでにサクラに見つけた昆虫もう一種。

アワフキムシのなかまで、ムネアカアワフキです。

アワフキムシは、多くは初夏に幼虫が泡の巣を作るのが見られますが、ムネアカアワフキの場合は、巻き貝に似た石灰質の巣を作り、越冬態も幼虫とのこと。

この成虫は羽化直後のようです。

写真の個体は雌。雌は前胸と小楯板が赤く、雄は小楯板のみが赤いそうです。もっとよく探せば色々撮影できたなあ。。。

鶴岡に戻って調べながら、ちょっと残念な気持ちになりました。
そして、ついでに思い出したタケウチトゲアワフキの存在。おや?表題の昆虫の名前と字面がよく似ておりますねえ。


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