山形市に来たついでに、いつものS山周辺を回ってみました。
雪はありますが、山の斜面は地面がむき出しな場所もあります。山形なら、落ち葉の下の虫さがしもできそうです。
一番に気になっていたのは、12月に撮影したキノカワガとコミミズク幼虫だったのですが、1時間近く探したというのに、結局見つけることができませんでした。
キノカワガの方は、おそらく鳥に見つかったか、雪に負けたかしたのでしょう。
あらためて、越冬とは何と厳しいことかと思いました。
さて、寂しい思いをしたばかりはなく、散策の過程でゼフィルスの卵を少し撮影してきました。
まずコミミズクの幼虫がいた、アベマキの枝で見つけたもの。
私はゼフィルスの卵探しは好きですが、同定はとっても苦手です。
特にこのタイプのものは、まったくわかりません。オオミドリシジミ?ジョウザンミドリシジミ?
矢印の先の枝のくぼみにありました。
手の届く高さの枝ですから、クロミドリシジミはあり得ないようですが、その違うことすら自信を持って言えない自分が残念。数をこなすしかありません。
一方、自信をもって同定できるのが、このミズイロオナガシジミの卵です。
ややつぶれたような円形で、はっきりした突起がたくさん見られます。
こんな特徴的な卵は本種だけで、私でも迷うことなく同定できます。
こちらもミズイロオナガシジミの卵。上の写真のものも、これも、アベマキについていました。
そして、これが表題のウラミスジシジミの卵です。
卵表面の毛のような突起が、他に比べ長いのが特徴です。まず間違いないでしょう。
コナラの頂芽に見つけました。
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