エンマコオロギの右前翅裏面のヤスリ器を10倍対物レンズの画像を深度合成

鳴いているスロー動画から左右の前翅が閉じるときに大きな音が出ることがわかります。そして、左右の翅が開くときも小さく擦れる音が聞こえます。
その様子を想像しながらヤスリの歯の形を見ると、ヤスリ器が右から当たる時により抵抗があり、左から当たる時は抵抗は低くなる・・・確かにそのような形になっていることがわかります。
出来上がった画像を観察しているうちに、このままの画質でヤスリ器全体を見てみたいと思いました。端から端まで4枚の深度合成画像を作成し、パノラマ画像としてPhotoshopで合成してみました。以前、一度だけホウセキゾウムシの標本で試した方法です。

鳴いている動画を見ると全体は使っていません。でも鳴くときによく使っている部分が摩耗しているとか、こうして拡大してもわかるものではないようです。
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