今年6月に撮影した動画を再編集しました。
アカトンボのヤゴは、獲物を捕らえる時にのばす下唇の先が、とんでもなく面白いことになっていました。おそらくアキアカネの幼虫と思います。2つに分かれる下唇の先は、内側に向かって長い毛が生えていて、まるで網のようにミジンコが捕らえます。この網のすごいところは、獲物に向けて繰り出す時に、ほとんど水流が発生しないこと。ミジンコは少しも流されることなく網の中に捕らえられます。
今年、高速度カメラChronos2.1で撮影した中で、一番面白かったものです。これまでずっと下唇の先は、獲物を挟むものとばかり思っていました。剛毛が網のようになる仕組み、夏に発表した時点では、まだ誰も気づいていない大発見ではないかと思ったのですが、YouTubeにアップして半年が経っても特に何の反応もありません。なんだか悔しいので、もっとアピールしたいと思っています。
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