Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

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  • ブリコ浜

    男鹿半島まで遠出しました。目的はブリコ浜の撮影です。鶴岡からは160kmほど距離があります。
    昨日が嵐だったので、きっとブリコが打ち上げられていると見込んだのですが、なんと空振り。実は昨年も空振りやらかしています。ブリコ浜をネット検索すると、男鹿半島のどえらいボリュームのブリコ浜の画像がヒットしてきますから、本場は男鹿半島と信じて疑わないのですが、どうも縁がありません。
    意気消沈して鶴岡への帰路につきましたが、なんだか諦めつきません。以前ブリコを撮影したにかほ市の海岸に寄ってみることにしました。すると・・・・


    滅多に見ない数のカモメが飛び交っていました。それを見て思い出しました。以前、この場所に出会ったときも、たくさんのカモメが飛び交う様子を見て、いったい何事かと近づいたことがきっかけでした。
    https://neptis.xsrv.jp/?p=902

    最初からこの地に訪れておけばよかったと後悔するも、久しぶりの男鹿のドライブも楽しめたことだし、ここは気持ちを切り替えて・・・現場到着が午後4時過ぎでしたが、波間にブリコを漁るカモメたちの姿が肉眼でも見えます。日没後の最後の明るさギリギリまで撮影を続けました。

    ▼ブリコを食べるスロー動画

    浜辺に打ち上げられたブリコを食べるものはいませんでした。浅瀬を転がるブリコを上空から狙うのは、そっちのほうが味がいいからでしょうか。

  • E-M5MarkⅢ

    E-M5(2012年3月)、E-M5MarkⅡ(2015年2月)と使い続けてきて、もちろんMarkⅢが出ればすぐにと待ち構えていました。製品発表と同時に注文し本日到着しました!
    日没近くではありましたが、40-150mmにテレコンをつけてテスト撮影に出ました。

    いつもの癖でRAWオンリーで撮影して早まったかなと思いましたが、全然問題なく普通にLightroomで開けました。待望のProキャプチャー搭載に、USBでの本体充電が嬉しい新機種。
    不満点をあげるなら、USB給電しながら撮影ができないことです。カプラーのようなものもないから、やっぱりACでの撮影は無理。でも、これまでもそうでしたから不満でもないですね。

    シンクロソケットがないのに気づいたのは、いつもの虫の眼レンズを装着していた時のこと。でも、これもなんとかなります。
    マグネットを使ったワザも、ちょっと場所が違ったものの使えました〜

    さあ、これからの撮影が楽しみです。

  • コハクチョウの朝

    大山下池から次々に外にでかけていくコハクチョウ。
    2019年10月31日6:30〜7:20の撮影。

    Panasonic DMC-GH5S
    LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.
    M.ZUIKO DIGITAL 12-50mmF3.5-6.3

    SONY ECM-MS2 + DMW-XLR1

  • コハクチョウの帰還

    日没後、鶴岡市大山・下池に帰ってくるコハクチョウと、それに代わって外にでかけていくカモたちの様子。2019年10月28日17時15分ころの撮影。
    Panasonic DMC-GH5S
    LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.
    Sennheiser MKH8020 + DMW-XLR1

  • 頭上を通過するコハクチョウ

    ZOOM H6, Sennheiser MKH8020, 2019.1016 山形県鶴岡市

    日没後、水沢付近の田んぼにて、ねぐらに帰るコハクチョウが次々に頭上を通過していきました。

  • GH5S VFRスロー ウミネコの水浴び

    河口にカモメが群れて水浴びしていました。GH5Sで240fps撮影24fpsで編集。時間を10倍にのばしたスロー映像です。

    Finalcutで「ノイズリダクション」フィルターをあてています。ノイズリダクションよりシャープネスの効果に期待。

    ノイズリダクションが「低」シャープネスが「中」に設定しましたが、ちょっとシャープが強くて安っぽくなってしまった感じです。デフォルトのノイズリダクション「中」シャープネス「低」の組み合わせのままがいいのかも知れません。

  • GH5S 月夜の大山下池

    日没後の大山下池にてGH5Sの高感度テストです。

    コハクチョウはほとんど帰還しマガモをはじめとしたカモが出かけるところ。2カットめでは下池を背後に外にでかけていくカモの姿をはっきり捉えています。おぼろ月に照らされているとはいえ、私の肉眼ではカモはまったく見えていませんでした。
    最高感度はISO204800。真っ白なコハクチョウも肉眼では闇に溶け込んでほとんど見えませんが、さすが高感度に強いGH5Sです。ちなみに15mm、150mmのそれぞれ絞り開放で撮影しています。

  • LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.

    来年の仕事は、薄暗い環境での撮影が多くなりそうです。そうなると今の機材ではちょっと不安になってきました。
    高感度性能に優れたカメラと言えば、今年始めに登場したGH5Sです。昨年GH5を買ったばかりだし、どうしようかと迷っていましたが、今月はじめのSSP技術講習会湊和雄さんのGH5Sでの作例を見て決めました!GH5Sの発注に合わせレンズも明るいのを一本・・・というわけで選んだのが表題のLEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.
    2014年発売のレンズですが、ずっと気になる一本でした。

    「S」到着の前に届いた15mmをGH5に装着してテスト撮影。

    10月はじめに撮影した紅葉とハクチョウの動画は、OLYMPUSのM.ZUIKO DIGITAL 12-50mmF3.5-6.3。決して悪いレンズではないのですが、15mm/F1.7の画作りはさらに一段上に感じました。絞り開放から、画面の隅々まで、これぞ4Kと感じられる素晴らしい描写です。

    GH5の高感度性能もISO3200までは大変素晴らしく、ISO6400からノイズが目立ってくるようです。ノイズの乗った映像も嫌いじゃないですが・・・ 最後の方は、私の肉眼ではまるで見えない暗さでした。暗くて拡大表示しながらのピント調整も難しく、ISO6400の絵はピンぼけしているかもしれません。慎重に合わせたはずですが、映像を見ると失敗しているように感じられます。いずれにしてもGH5では限界ということでしょう。

    さあ次はGH5SでISO10000超えの世界へ!

  • 大山下池 朝のハクチョウ GH5+SHOGUN INFERNO 4:2:2 10bit HLG収録

    以前から力をいれている自然音の録音。音だけでも十分鑑賞できると思っていますが、「音だけなの?」と言われ、寂しくなることもあります。でも、確かにそうかも知れません。自分が視聴者なら、今の時代、それでは物足りないと思う・・・だろうなあ。どうせマイク固定で録音するなら隣にカメラも立てれば?4Kなら固定カメラで高画質映像を長時間眺める視聴スタイルも有りと思います。そして、そこに合わせる音はしっかりした同録が望ましい。映像と音が合っていないとHDよりずっと気になるはずですから。
    今の季節だけの素晴らしい光景を前に、実践してみました。4K動画は手持ち機材では最高のセッティングによるものです。場所は鶴岡市大山の下池。高館山の麓に広がる溜池で、毎年冬にはたくさんの冬鳥のねぐらとなります。


    使用機材は以下の通りです
    GH5+SHOGUN INFERNO(4:2:2 10bit HLG収録)・・・編集時にREC.709変換
    DMW-XLR1 XLRマイクロホンアダプター使用
    マイク: RODE NT5 Pair (ORTF)

    NHKは4K放送の音声について、マルチチャンネルでないとダメなような宣伝をしてますけど、本当にそうなんだろうか・・・2つの耳で聴くんだから基本は2チャンネルステレオでいいと思うんですけど。ただ、最近増えつつあるVR用サラウンドマイクはちょっと気になっています。

    12/12YouTubeの動画を差し替えました。前の動画はレートが高すぎてうまく動きませんでしたので、画質を落として再アップです

  • コハクチョウのスロー動画

    久しぶりにコハクチョウにカメラを向けたら、ついつい夢中になってしまいました。

    軽い気持ちで踏み込んでみると結構深くてハマってしまう・・・よく「沼」に例えられますが、まさにそんな感じです。自分は虫に専念すべきですが、晩秋、次々にやってくるハクチョウたちも気になって仕方がありません。時々、足を取られるので気をつけています。

    使った機材はGH5にBORGの71FL(焦点距離400mm)。そのままではいま一つの拡大ですが、光学テレコンと、GH5のEXテレコンを組み合わせると、ご覧のように、かなりのものになります。
    もっと長焦点のレンズを使えばよいのではと思われるかも知れませんが、そうでもありません。写真はともかく、動画ではブレが酷くなりますし、できるだけコンパクトに画質良く、それに実際に振り回してみての使いやすさ、諸々のトータルバランスが大事です(もちろんコスト面も!)。
    結果、もう5年以上前にたどり着いたものです。当時のカメラはパナがGH2でオリンパスはE520でした。動画はFHDから4Kになりましたがまだまだ余裕の高画質です。

    BORG使いづらいという声もあるのはもっともなこと。MFだし、鏡筒がたわみやすいので、適切に支えを入れないと、ピントリングが重く動かなくなります。そこは工夫次第で素晴らしい結果が出てくる、味わい深いレンズなのですが・・・
    久しぶりにBORGのサイトを見に行ったら、驚いてしまいました。なんと!71FLも77EDも生産終了となっていました。まずまず手頃な価格帯のレンズでしたのに、ヒジョーに残念です。

  • キツツキのドラミング


    ZOOM H6, RODE NT5 OMNI 2016年5月2日 鶴岡市

    アカゲラでしょうか、アオゲラでしょうか。姿は見えなかったのですが、割と近い所でドラミングしてくれました。

    全体で4分近くありますが、ドラミングは6回だけです。遠くの方でかすかに聞こえてくる鳥の声が、個人的には面白かったです。1:30あたりからアオバズク、2:10あたりからコノハズクの声が!

  • クロツグミ


    ZOOM H6, RODE NT5 OMNI 2016年5月2日 鶴岡市

    日没後、クロツグミたちが競うようにさえずっていました。ヤブサメもすぐ側で鳴いています。

    この録音のスペクトログラム。虫の声と比べると可聴域を超える音は確認できません
    この録音のスペクトログラム。可聴域を超える音は目立ったものがありません

  • パナGH4 4Kフォトで白鳥

    庄内にハクチョウが戻ってきた。春にシベリアに向け旅たってから、そう時が経った感じがしない。でも、もう新しい命まで大きく育って、遠く日本にまで渡ってきている。長旅を重ねる彼らが眩しく感じる。

    さて、画像はすべて動画からの切り出し。ただの動画切り出しじゃない。パナソニックが積極的に進めている4Kフォトによる画像だ。GH4は10月1日公開のバージョン2へのファームアップで4Kフォト機能が追加されている。動画の一コマなのに4Kだから800万画素超えだ。
    P1040761
    ▲2:3で4Kフォトモードで撮影。解像度は3504x2336pixel。カメラ内で画像切り出しを行うと、画像のEXIF情報がつく。1/640、ISO400、撮影日時は2014.1019, 16:21:57、BORG 71FLを使っているのでレンズ情報は空欄だ。 (さらに…)

  • ノスリ

    雪の田んぼにポツンととまったアヤシげな猛禽に目がとまり、近づいて見るとそれはトビ。でも、すぐ近くにアオサギの死骸をついばむノスリの姿がありました。トビのおかげで、すごいシーンに出あえました!

    P1112409 (さらに…)

  • コハクチョウ FS700

    12月はじめに注文していたビデオカメラが年末ぎりぎりに届きました。SonyのビデオカメラNEX FS700です。Sonyのカメラは2009年のHDVカメラFX1000以来で、ほぼ5年ぶり・・・・しばらく一眼ムービーの情報ばかり追いかけている内に波に乗り遅れてしまった感があります。FS700は1年以上前に入手していなければならないカメラでした。
     田んぼのコハクチョウで撮り初めです。今年初であり、FS700を本格的に回すのも初めて。このカメラの目玉は、フルHDで秒240コマのスーパースロー映像を撮影できることで、早速そこから入ってみました。
    (さらに…)

  • Telinga Pro8 MK2 Handle

    愛用のTelingaのマイクのハンドルを、最近新しく出たPro8 MK2モデルに替えました。
    PC180871
    ▲ステレオマイクもパラボラディッシュも古いままですが、明らかに性能アップしています。これまで使っていたハンドルは型番に「W」が付くタイプで、ステレオミニジャックのマイク端子が出ているものでした。「W」が付くタイプは、マイクへの給電はハンドル内に内蔵されたバッテリーから行われ、その内蔵バッテリーに時々9Vの電池を繋いで充電しなければなりません。年々、電池能力が落ちていくし、いざという時にはバッテリー切れで、使っているうちに不満一杯になります。一方、新しいPro8 MK2は、2チャンネルのXLRケーブルを繋ぎ、ファンタム電源を持つレコーダーから直接48V給電できるようになります。気をつけるのはレコーダーのバッテリーだけ。これだけでもう俄然使いやすくなります。

    PC180755
    ▲近所のハクチョウの声でテスト録音しました。久しぶりにPodcastをアップしましたので、聞いてみて下さい。今までのハンドルでもノイズの少ない音でしたが、S/N性能がさらにアップ、音の定位もよくなりステレオ感もアップした印象です。TelingaのHPにも改良点がいろいろ上げられています。

    PC180877
    ▲ハンドル下から出るのがXLRケーブル。途中で2チャンネルに分かれます。

    PC180884
    ▲この新しいTelingaのハンドルを使うため、10月はじめにZoom H6を買いました。レコーダーとハンドルとほぼ同時期に発注したのですが、ハンドルの方はずいぶん待たされました。10月7日にTelingaのHPにて注文し届いたのは12月17日。私も辛抱強く待ちましたが、メールでの催促にTelingaもしっかり返してくれましたので、それほど心配はしませんでした。

    Telingaでしばらく新しいセットのセールス中でしたが12月20日までだったようです。まあ、おそらくこの辺りは融通が利くんでしょう・・・(Photoshop CCのように?)
    Telinga
    このページをよく見ると、Please note packages will be shipped between 25 Jan – 20 Feb 2014 と書かれてあります。Telingaとのおつき合いは、気を長く持って接しなければなりません。確かな製品を送り出すため、十分に時間をかけているのです・・・私は、そう思う事にしました。

    Telingaのパラボラマイクとの出会いは、もう10年以上前になります。当時、私はステレオでパラボラマイクが使えたらという思いに取り憑かれ、自作してみたり、様々に試しておりました。そんなある日、まだ覚えたてのネット検索でスウェーデン製のまさにドンピシャな製品を見つけました。それがTelingaのマイクでした。録音サンプルを聞いては、もう何が何でも手に入れなければと思いました。それだけの金額を用意できるのならゼンハイザーMKH416を買った方がいいんじゃないかと大いに迷ったものですが、結果、Telingaを選んで大正解でした。遠くの音をピックアップするためにはガンマイクがいいと思われがちですが、違います。その用途に応えてくれるのは今も昔もパラボラです。

  • ブリコ

    ハタハタ漁が最盛期に入ったとのニュースを聞いて、秋田の海岸の様子を思いうかべました。
    もうブリコ__ハタハタの卵塊が海岸を埋めつくして、ウミネコたちがパクついているのだろうか・・・
    以前に1月初めに訪れてよかったときがありましたが、12月の様子を知りません。
    まずは見ておいても損はないと思い、出かけることにしました。

    ▲海岸に打ち上げられたブリコの数は、最盛期の1/3といったところでしょうか。
    それでも久しぶりに見ると驚きます。

    ▲色にバリエーションがあります。どうしてこんな差がうまれるんでしょう。

    ▲上空にはウミネコやカモメの群れがあるのですが、降りてくるものは少なめ。
    もうブリコを食べ飽きてしまったのでしょうか?それとも食べ頃を待っている?

  • 太平洋岸のアシ原で

    昨年、何度か訪れた太平洋岸の地。
    今年は3月に一度訪れただけですが、ヒヌマイトトンボの発生時期の今、やはり見ないわけにいきません。
    昨年は、結局一度も見つけることができなかったのですが、広いアシ原に1匹も残っていないとは信じられなかったのです。
    昨年の生き残りがいれば、今年は・・・

    ▲昨年はアブラムシの大量発生で色が悪かったアシですが、今年は活き活きして見えます。

    ▲かつて探した時のように、アシ原に入ってみます。
    2005年に撮影して回ったときの感じによく似ています。
    アブラムシは、やはりほとんどいないようです。

    アシ原の中を40分ほどさまよったでしょうか。
    見ようと思っていたところは、だいたい歩きました。残念ながら、1匹も見つかりませんでした。

    ▲アシ原の中で見たトンボはこのアオイトトンボのみ

    ▲昨年より数が減ったように感じました。

    ▲アシにひっかけるように作られたオオヨシキリの巣。
    散策の過程で3つ巣を見ました。

    ▲そっと中をのぞくと卵が3つ。
    きっと付近で親鳥が心配しているでしょう。まず、その場を離れました。

    ▲近くのハス池にはセスジイトトンボが多く見られました。

  • オオヨシキリ

    赤川の河川敷もいつのまにかオオヨシキリの声につつまれておりました。

    そんなに小さな鳥ではないと思いますが、オオイタドリにとまれるとは。軽いんだねえ・・・

    軽く撮影して離れるつもりだったのですが、動画もついでにと欲張ったところで、一日の計画が狂ってきました。

  • マガン

    ハクチョウたちは多く移動してしまったようで、田んぼにも少なくなり、寂しくなってきました。

    そんな田んぼに、今日めずらしくマガンの一団がおりました。もっと南で越冬していたのが、移動途中で休んでいるのでしょう。車でそっと近づきますが、かなり警戒されて、50mほどにも近づけません。すぐに飛んでしまいます。

    日がかげると相当に暗くなってきましたので、OM-Dの感度を1600にあげてみました↓

    おやおや? コントラストが強く、何だか像が荒れている感じがします。
    これまでより高感度性能が上がったとはいえ、やっぱり豊かな階調の絵というわけにはいかないのかなあ・・・
    ちょっぴり消極的な気持ちになりましたが、いやいや、OM-Dの実力についてはまだまだ探り始めたばかり。
    底が見えないうちは、積極的に高感度を試していくつもりです。