高橋さんに最初に案内していただいた湿地にはハッチョウトンボの姿はなかった。
乾燥が進んでしまって、ハッチョウトンボのすめる環境ではなくなってしまったようだ。
ここに来ればいつも見られたのにと高橋さん、本当に残念そうなご様子。。。
それでも周りが林に囲まれた湿地は、いい環境らしい。
アリスアブやセンブリなど普段あまり見ない虫がたくさん見られ、私はもう大喜び。
水辺の草にとまったセンブリの一種。産卵を始めた。
5月28日 山形県鮭川村 E-520 50mmマクロ+1.4xテレコン
一月ぶりに山形の実家に遊びに寄った。
虫好きの甥っ子と庭を見てまわっていると、ツツジの葉の上にムシクソハムシらしい虫が見えた。
(あとで調べてツツジコブハムシとわかった)
葉先にちょこんと乗っかって、ジッとしている。よほど見つからない自信がある様子。
残念ながら私のようなニンゲンには、やたらよく目立って見えてしまう。
ストロボつきでパシャパシャやっていたら、さすがに嫌がってポトリと落ちてしまった。
でも、ありがたいことにまだ葉っぱの隙間に引っかかっていた。
背面から見た姿は、まさにガやチョウの糞(クソ)そのもの。
石の上に置いて、お腹側からもう一枚。
脚がぴったり隙間におさまってフラットになっている。
実にお見事!
5月25日 山形市 EOS KissD X MP-E65mm
夜になるとクビキリギスの声がしないかと出かける毎日が続いた。
鳴く虫は声をたよりに探せるので、たくさんいるのに見落とすという事がないのがいい。
ただしクビキリギスが鳴くのは「暖かい夜」らしいので、ちゃんと条件に合わなければやはり見落としてしまう。
しばらく15℃以下の夜が続いたが、それではやはり低いらしい。
19日の夜は18℃以上あって、だいぶ暖かく感じた。
これは脈ありと、酒田まで走ってみたのだが、成果があった!
→鳴き声
5月19日 山形県酒田市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン
ヤナギの木の4mほどの高さで鳴いていた。
枝をたぐりよせて撮影したが、小さくしか写らなかった。
この画像は、かなりトリミングしている。
カエデの仲間にイタヤハマキチョッキリの揺藍があった。
微妙に新しくないのだが、まだ近くで作っているものがいるかも知れない。
5月17日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン
と、思ったらすぐ近くに作業中のペアがいた。
5月17日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン
色鮮やかな雄。雄は前胸部に角のような突起がある。
5月17日 山形県鶴岡市 EOS KissD X MP-E65mm
ストロボで撮ると、見た目と違った印象になってしまう。
こちらは雌。上の雄と同じライティングで撮影したが、また違った色合いに写った。
5月17日 山形県鶴岡市 EOS KissD X MP-E65mm
ホームセンターに行くと、カブトムシ幼虫のカップが並んでいるので、何だか気持ちが落ち着かなかった。
お前はまだ見つけていないのかい? 蛹になっちゃうよ。。。
もうリミットが近づいている。
カブトムシの幼虫探しは、椎茸栽培で使い古されたホダ木の捨てられたところや、古くなったおがくずの山、あとは堆肥なんかがポイント。
まずは一番探しやすい腐ったホダ木の山だと探してまわってみるのだが、これが見つからない。
日が西に傾き、今日もダメかなあと諦めて引き上げようと思った頃、目に入ったこんな光景。
前は畑だったらしい場所に、何か古木が積んである。
これは。。。
5月15日 山形県鶴岡市 E-510 14-42mm
ひっくり返してみたら、出た出た。
やっと見つかった。。。
5月15日 山形県鶴岡市 E-510 14-42mm
真っ黒な糞は割と新しそう。
春になってからもよく食べているのだろう。
5月15日 山形県鶴岡市 E-510 14-42mm
積んであったのは柿の木だった。
どうやらかつて柿の畑だった場所らしい。
柿は庄内の名産で、田んぼ以外では柿畑が本当に多い。
庄内ならではのポイントがここにあった。
山道で出会った、初夏の甲虫3種。
まずはアオオサムシ。
これは小諸でもよく見たオサムシだが、今日見た一匹は何となく太めに感じた。
触ったときに出す匂いは同じ。
5月7日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン
次はマイマイカブリ。
これは小諸のものと違って、庄内のマイマイカブリは胸が赤銅色。
永幡さんに聞いていたけど、本当に赤くてビックリ。
5月7日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン
そして今日一番に嬉しかったのが、ハンミョウとの出会い。
それも一匹や二匹ではない。
いる所にはいるんだなあとホント嬉しくなるような数がいた。
5月7日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン
鮭川村はちょうどブナの新緑の美しい季節であった。
翌日の撮影会のロケーション探しに走り回ったなかで、
参加者には、もうピークを過ぎてしまったギフチョウよりも、
今が美しいブナの森を案内した方がいいのでは?と海野さんたちと話し合っていた。
実際の撮影会ではブナ林への道が悪く断念することになったが、
素晴らしくナイスなギフチョウが現れてくれて、本当によかった。。。
5月3日 山形県鮭川村 E-510 14-42mm
青空が美しく広がる。
この日は空気の澄んで遠景まで非常にクリアだった
5月3日 山形県鮭川村 E-510 14-42mm
ブナの葉を巻くビロードアシナガオトシブミもたくさん見られた。
初めて見る虫に、今何をすべきか忘れ、少しのあいだ撮影に夢中になった。
5月3日 山形県鮭川村 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン
昨日まで鮭川村で行われた日本チョウ類保全協会のギフチョウシンポに行ってきた。
本当に充実した3日間で、様々な収穫があった。
写真に撮影したもので最も嬉しかったのがイボタガとの出会いだった。
朝、宿泊先の駐車場に行ったところ、なんと私の車の脇に落ちていた。
車はうまい具合に水銀灯の真下にとめてあった。
強烈な目玉模様。
春だけにでる大型のガ。
開張は8cm 位でデカイ!と思ったが、
調べてみるとこれはイボタガとしては小型のようだ。