川原のヤナギを見てまわりました。
もしやシロスジカミキリが出ているのではないかと思ったのです。
1つあやしい穴がありましたが、しかしそれだけ。。。
かわりにコクワガタが多く見つかりました。
樹液を吸う雌と雌を抱きかかえる雄。
一ヶ月後にはノコギリクワガタで同じような状態を見ることになります。
ノコギリクワガタが出る前のこの時期、コクワガタの天下なんでしょう。
小さなヨツボシケシキスイをけちらして、えらそうでした。
鶴岡のSさんから一週間も前にジャコウアゲハの発生を教えてもらいながら、行く事ができないままでした。。。
本日、それも夕方になってようやく現場に向かいました。
あいかわらず、すごい数が出ています。
このチョウも「いるところにはいる」ものの1つです。
カラスノエンドウの蜜を盛んに吸っていました。
こちらは雌。やはり翅の傷んだものが目立ちます。
一週間チャンスを見送り続けた当然の報いでしょうなあ・・・
雌の翅は時にかなり白いものが見られます。
ふわふわ〜とした飛び方といい、どぎつい赤といい、何ともあやしいチョウです。鳥たちははっきり毒チョウとして認識しているようでしょうし、我々人間も古くからこのチョウには何やら霊的な印象を結びつけてきたのでした。
ヒメツチハンミョウかと思ったのですが、触角の形(第1節〜第4節)を見ると、やはり昨年、永幡さんに教えてもらったムラサキオオツチハンミョウと思われます。
この日は2度見かけましたが、その後は全く見ていません。
当たり日だったようです。
ところで正面からみたこの一枚。顔のあたりに何か別の虫がとまっています。
部分拡大しますとわかりますが、なんとブユです。
吸血中のようで、お腹がパンパンに膨れております。
ツチハンミョウは体液にカンタリジンという毒を持っていますが、このブユは平気なようです。
このブユ、人に吸血しないといいんですが・・・とても有毒そうで刺されたくないです。
注
ブユと書いてしまいましたが、これはダニカの仲間のようです。
自然観察のBBS [No.4745]にて、くまじろうさんがザトウムシでの吸血の様子を紹介されています。