Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • コクワガタ

    川原のヤナギを見てまわりました。
    もしやシロスジカミキリが出ているのではないかと思ったのです。
    1つあやしい穴がありましたが、しかしそれだけ。。。

    かわりにコクワガタが多く見つかりました。

    樹液を吸う雌と雌を抱きかかえる雄。
    一ヶ月後にはノコギリクワガタで同じような状態を見ることになります。

    ノコギリクワガタが出る前のこの時期、コクワガタの天下なんでしょう。
    小さなヨツボシケシキスイをけちらして、えらそうでした。

  • 交尾中のウスバシロチョウ

    温海の奥で見つけた交尾中のウスバシロチョウ。
    右の雄は黒色型ですが、左の雌は白いようです。

  • ヒメクロサナエの羽化

    残雪残る山深い沢近くにて

    ヒメクロサナエだと思います。
    山道ぞいにある細い沢をさがすと、いたるところに抜け殻が見られました。


    反対側から。
    もう少し、いい場所にとまって羽化しているものを撮りたかったです。

  • キアゲハ


    キアゲハがシシウドのつぼみに産卵しようとしています。
    少々奥地でシシウドの花はまだ咲いていません。


    産卵・・・のようですが、何だか時間がかかっています。
    おかげでシャッターチャンスが長くてありがたい。。。

    その後、卵を撮影しようと探してみましたが、どうしても見つかりません。
    結局、産卵には至らなかったらしい・・・まだ産むには早いと判断したのでしょうか。

  • クシヒゲガガンボの一種

    日だまりに飛びまわるガガンボたち。
    特になわばり争いというわけではないようですが、お互い牽制し合うように飛んでいます。
    雄が来るのを待っている雄たち、というところでしょうか。
    見ていると、ある葉の上をよく通過するのに気がつきました。
    感度を800にあげて1/4000秒で狙ってみました。


    詳しい種名がわかりません。クシヒゲガガンボの一種と思います。写るものは触角が特徴的な雄ばかりです。

  • ウスバシロチョウ

    羽黒の玉川にて。
    ここのウスバシロチョウは白いもののようです。

  • ミヤマカラスアゲハ

    今日も単独吸水しか見られませんでした。
    せっかく翅のキレイなうちに集団を見つけたいものです。

    山道に湧き水が流れ込んでいる場所でした。

  • ジャコウアゲハ

    鶴岡のSさんから一週間も前にジャコウアゲハの発生を教えてもらいながら、行く事ができないままでした。。。
    本日、それも夕方になってようやく現場に向かいました。

    あいかわらず、すごい数が出ています。
    このチョウも「いるところにはいる」ものの1つです。
    カラスノエンドウの蜜を盛んに吸っていました。


    ハルジオンに来た雄に別の雄が近づきます。


    こちらは雌。やはり翅の傷んだものが目立ちます。
    一週間チャンスを見送り続けた当然の報いでしょうなあ・・・


    雌の翅は時にかなり白いものが見られます。
    ふわふわ〜とした飛び方といい、どぎつい赤といい、何ともあやしいチョウです。鳥たちははっきり毒チョウとして認識しているようでしょうし、我々人間も古くからこのチョウには何やら霊的な印象を結びつけてきたのでした。

  • コルリクワガタ

    先日トチノキで雌のみを見て、次は雄を!と決心したところですが、ようやくチャンスは訪れました。
    交尾中のユキグニコルリクワガタです。


    さすがは雄、立派な大アゴです。大型のクワガタと比べれば貧弱でしょうけど。。。


    GX200でも一枚。交尾中だからか枝をたぐりよせたりしても逃げませんでした。

    今日はコルリクワガタの当たり日だったようです。
    ブナの細枝を歩きまわるもの、若芽を見回るように飛ぶもの、雄がたくさん見られました。

  • ビロウドアシナガオトシブミ

    なかなか見る機会がありません、私の場合。
    2年前に鮭川村で撮影して以来です。

    ストロボMR-14を現場に置き忘れたのはこの直後で、気がついたのは鶴岡に戻ってから。
    夕闇迫るなか、何とか見つけることができたのでした。ヨカッタ〜

  • 谷間の日だまりにて


    こんな場所を見てまわっている途中で見かけた虫たち


    ヒメクロサナエ


    アカガネサルハムシ


    ワモンナガハムシ?


    エゾアオカメムシ


    サカハチチョウが多く見られました。


    ミズキの花に吸蜜に来ています。


    水辺に吸水にも来ていました。

    このところよく見るアリガタハネカクシ。

  • ギフチョウ

    たいして標高の高い場所でなくとも、さすが山形は雪国です。
    最近まで残雪が残っていた谷など、ギフチョウの発生が遅いところが結構あります。
    カラスアゲハとギフチョウが一緒に飛んだりするのですから、驚きます。


    吸水中のカラスアゲハにギフチョウが近づきます

    さすがにカタクリは見られず、もっぱらスミレの仲間で吸蜜しているようです。

  • カラスアゲハとミヤマカラスアゲハ

    山道を車を走らせ、水がしみ出した場所がないかと期待してまわっています。
    この時期の期待は春型のミヤマカラスアゲハの集団吸水。


    これはカラスアゲハ。
    ミヤマに負けず劣らず美しい表面を見せてくれます。


    これは吸水中にギフチョウに追い出されて飛びたったものです。


    吸水に集まるのは雄ばかりです。

    カラスアゲハを撮っていたら、ミヤマカラスも一匹加わりました。
    手前の草が邪魔だし二匹にピントが合わせられませんが、
    とっても敏感な二匹で、下手に動くと逃げてしまいます。
    戻るのを待つと15分はかかってしまうでしょう。


    近づけないのでBORGで撮影しています。
    BORGもなかなかやります・・・あなどれませんよ。


    ミヤマカラス単体。
    これもBORGでの撮影です。

  • ヒメコブオトシブミ

    ナミオトシブミがサワグルミの葉を巻いているのとほぼ同時期、地表近くにはヒメコブオトシブミが巻いています。巻いているのはアカソの仲間と思いますが詳しい種名は未確認。

    巻き終わったら切り落とします。

  • ムラサキオオツチハンミョウ


    ヒメツチハンミョウかと思ったのですが、触角の形(第1節〜第4節)を見ると、やはり昨年、永幡さんに教えてもらったムラサキオオツチハンミョウと思われます。


    この日は2度見かけましたが、その後は全く見ていません。
    当たり日だったようです。

    ところで正面からみたこの一枚。顔のあたりに何か別の虫がとまっています。

    部分拡大しますとわかりますが、なんとブユです。
    吸血中のようで、お腹がパンパンに膨れております。

    ツチハンミョウは体液にカンタリジンという毒を持っていますが、このブユは平気なようです。
    このブユ、人に吸血しないといいんですが・・・とても有毒そうで刺されたくないです。


    ブユと書いてしまいましたが、これはダニカの仲間のようです。
    自然観察のBBS [No.4745]にて、くまじろうさんがザトウムシでの吸血の様子を紹介されています。

  • カクムネベニボタル


    交尾中のカクムネベニボタル。雄と雌では触角の形が違います。

  • ヤマトアザミテントウ

    アザミ科の植物にニジュウヤホシテントウ似のテントウムシ。
    ヤマトアザミテントウです。

    大鳥の奥で多数見られました。

  • シリアゲムシの一種

    オオハサミシリアゲなのか、キシタトゲシリアゲなのか、
    はたまた全く別種なのかよくわかりません。大鳥にて多数見かけました。更に調べて種名は判別したらタイトルを変えようと思います。

    雄の特徴的な交尾器がよく見えません。

    飛びたつ直前を狙ってみました。

    よく見えるけど、あまりかっこよくないかな。

  • トチの花の虫たち


    ここは大鳥。今頃貴重な咲き始めのトチの花。
    天気が良い日ならもっと見つかるかも知れませんが、雨模様の中で花の虫をのぞいてみました。

    特に多かったこのカメムシ。シマアオカスミカメムシでしょうか?

    でも図鑑によればシマアオカスミカメムシはコンロンソウにつくとあります。トチノキとコンロンソウではずいぶん遠いですから、違うかも知れません。

    ウスイロクビボソジョウカイ

    種名のわからない赤く印象的だったゴミムシ。

    ヒゲナガガにしては触角が短いので雌でしょう。ヤマキヒゲナガでしょうか?

  • ゴマダラオトシブミ

    雨の中でもゴマダラオトシブミは働き者。
    ミズナラの葉を巻いて揺籃づくりです。

    気温が低めなためか、動作は鈍く、ゆっくりゆっくり巻いていました。