カテゴリー: 昆虫

  • クロナガアリ

    クロナガアリが何か大きなものを運んでいます。
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    カエデの種?似てますが、これはマツの種です。
    カエデの種と同じように、くるくる回りながら風にのって遠くに撒布されます。
    松ぼっくりの鱗片のすき間から出ます。

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    主に植物の種を集めるクロナガアリの大アゴ。
    ペンチのような形で、大きな種もがっちりつかみます。

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    クロナガアリの巣の入り口。たくさんの働きアリで賑わっています。
    クロヤマアリもクロオオアリも越冬体勢に入りましたが、クロナガアリはまだまだ活動中です。

    今日の最高気温は10℃くらい。
    冬着だと暖かく感じられますが、午後にはちょっと肌寒くなってきました。

  • セグロアシナガバチ

    サクラの老木にセグロアシナガバチがとまっていました。
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    一枚の画面に収まらない広い範囲で8匹ほどです。
    大きくあいたうろで越冬中、気温が上がって外にでてきたという所でしょうか。
    アシナガバチの越冬シーンは、まだちゃんと見たことがありません。
    このうろの奥で1カ所に固まって越冬するんでしょうか。
    そう簡単にのぞけそうもありません。今回も無理か。。。

  • キタテハ

    枝に残ったカキには一匹もやってきません。
    地面に落ちたものには、うんと集まっています。
    一番多く集まっている実に張りついてみました。

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    仲良く相手に気をつかいながら・・・なんてわけにはいきません。
    絶えず争っていて数は増えたり減ったり。一番多かったときで11匹でした。

    それにしても何だか雰囲気のでない写真。

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    コンパクトデジカメの方がいい感じに写りました。
    でも今度は数の見えるアングルがとれません。
    なかなか難しいものです。

  • ヒメカマキリの擬死

    今年はずいぶんヒメカマキリを見ます。
    鶴岡の街中はどうかわかりませんが海沿いには少なくありません。

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    カシワの葉の上で日光浴中

    ヒメカマキリの面白いのは危険がせまると自らジャンプして落ちる性格です。
    そして落ちた先では、まるで陸にあげた魚のように飛び跳ねています。
    脚を縮めてまわりの落ち葉や枝に似せようとしています。
    手のひらにのせてみました。

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    触角をとても細かく震わせていて、そんな姿を見ていると
    マレーシアで見たハナカマキリやボクサーカマキリを思い出します。

  • カマバエの一種

    昨年は見つけることのできなかったカマバエですが、山あいの田んぼに数匹見つけることができました。
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    さて種類は何でしょう?
    ネットではミナミカマバエ(Ochthera circularis)が多く紹介されていて、写真のカマバエもそれかなあと思いますが・・・結局はっきりしたことがわかりません。

    調べたついでにメモします。日本ではカマバエは4種報告されています。それぞれの分布を九州大学の日本産昆虫データベースから調べてみました。ちなみに同DBには、いずれについても和名の記載はありません。

    ◎ミナミカマバエ(Ochthera circularis)分布:本州、四国、九州、宮古島、西表島、台湾、フィリピン、ジャワ、スリランカ
    ◎ヤマトカマバエ(Ochthera japonica)分布:北海道
    ◎カマキリバエ(Ochthera mantis)分布:北海道、本州、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、米国
    ◎和名?(Ochthera pilimana)分布:九州、台湾、インド、イスラエル、pacific area(環太平洋地域?)、オーストラリア、北アフリカ

    ちょっと古い情報で怪しいので打消し線を引いときます。今見るとミナミカマバエで間違いないようです。(2023/10/20)