クワガタムシの飛び立ちを約70倍のスローモーション動画で。ノコギリクワガタはポロポロ落ちてばかりで一見飛びそうに見えませんが・・・うまくその気にさせれば結構いいモデルさんになってくれます。
撮影2142fps 再生30fps(前翅を開く動作は24fps)
クワガタムシの飛び立ちを約70倍のスローモーション動画で。
クワガタムシの飛び立ちを約70倍のスローモーション動画で。ノコギリクワガタはポロポロ落ちてばかりで一見飛びそうに見えませんが・・・うまくその気にさせれば結構いいモデルさんになってくれます。
クワガタムシの飛び立ちを約70倍のスローモーション動画で。
夕方、河原のヤナギを見て回ると、ゴマダラカミキリがあちこちにとまっていました。数匹持ち帰って、庭のケージで飛び立ちを撮影。前半2カットの触角が長いのは雄、後半2カットは雌です。カミキリムシは、6本の脚を大きく広げた姿勢で飛びます。
たまに背景に見える線はカメラのセンサーノイズではありません。見えてほしくないケージのネットが時々写ってしまいまして…
海野和男さんのバタフライガーデンにてシオヤアブの飛翔を撮影しました。ガーデンライトの上に陣取って、獲物となる虫を見つけると襲いかかります。残念ながら獲物を狩ってくるところは撮れませんでしたが、同じ場所に戻ってくれる一匹がいてくれてよかったです。長い足を広げて美しく軟着陸していました。
小川の水草に産卵するハグロトンボ。そして、雌をめぐって雄たちが激しいバトルを繰り広げていました。
直進、旋回、ホバリングなど、少しの撮影で、ハグロトンボの様々な飛翔パターンをとらえることができました。高速に飛ぶときは、滑空の時間が長いのが興味深いです。
自作虫の眼レンズを使ってカブトムシの蛹化の撮影にトライしました。蛹化ではトイレットペーパーの芯を使った人工蛹室で撮影しましたが、今回はリアル蛹室です。すべすべな内壁の美しさは自分では再現不可能。そしてカブトムシもスムーズに羽化できて・・・やっぱり本物がいいんだね!
肉眼では跳ねるようなスキップするような飛び方に見えますが、スロー動画だと羽ばたきと滑空を交互に行っているのが分かります。羽ばたきは毎度2、3回ですが、前後の翅は別々に動いてるので、2倍の4〜6回とカウントできるかも知れません。
血を吸ってお腹いっぱいになったヒトスジシマカの飛び立ちを、ハイスピードカメラChronos 2.1で撮影しました。
0:00 撮影3358fps 再生60fps
0:35 撮影5406fps 再生60fps
0:20 ちょっと意地悪して、刺されている指に力を入れて、蚊の口が簡単には抜けにくいようにしてみました。かなり焦っているようです。
カの飛翔を撮影して、いつも驚くのがその翅の小ささです。お腹いっぱい血を吸って、相当重くなっていると思いますが・・・
ミドリシジミの卍飛翔。オス同士が互いに牽制しあって、ぐるぐる回転するように飛びます。
庄内砂丘と平野の境に点々と残るハンノキ林。ミドリシジミは、幼虫がハンノキの葉を食べて育つため、ハンノキ林に完全依存した暮らしをしています。山よりもむしろ平野部の湿地に多い、ちょっと変わったゼフィルスです。私がいつもミドリシジミを撮影しているのは、庄内空港に接する緑地です。
ごく普通種で話題にならないくらいですし、今のところ数も多いのですが、最近は急に開発が進むのを見ることが多く不安です。湿地のハンノキ林なんて利用価値のない土地として、真っ先にターゲットにあがりそうではないですか。特に怖いのがメガソーラーと風車で、広大なスペースが更地になってしまえば、ミドリシジミはもちろん全滅です。
ヒトスジシマカの吸血シーンを、GH5のVFRスロー(144fps)で撮影しました。144fpsまではEXテレコンを併用できるので、私はよくこのレートを使っています。
0:22 赤い血が細い口の中を上り始める
0:28 赤い血の上り始め アップでレプレイ
0:34 お腹に血が溜まっていく様子 ノーマルスピード
1:03 口を抜いて飛び立つ
ハッチョウトンボの産卵は、Chronosでのウルトラスローを持ち出すまでもなく、GH5のVFRスローくらいの方が、観察にはちょうどいいです。連結飛翔は撮影180fps、産卵からは144fps撮影で、再生はどちらも30fps・・・6倍または4.8倍スローです。
ミドリシジミを撮影中、地面に置いたカメラザックにヒトスジシマカが群れ飛んでいました。私のカメラザックは、黒いし背中の汗が染みついているので、蚊がよく集まります。飛び方を見ると同じコースを回っているので、ほぼ雄ばかりと思われました。
ウルトラスローで見ると、ピントの合ったところを見る限り、やはり雄ばかりのようです。雄はよく雌の来そうなところに群れて、雌が来るのを待ち構えています。人の近くでも、刺さずにただ飛び回っている蚊がいたら、それはまず雄と思って間違いないでしょう。雄は決して血を吸いません。
引きの絵は1000fpsですが、羽ばたきが細かすぎて、まるで全く翅を動かしていないように写っています。3000fpsに設定したら、羽ばたきが見えてきました。
高速度カメラで撮影して、ハグロトンボの着地の巧さに感心しました。シオカラトンボでもハッチョウトンボでも、着地点のちょっと上空で一度ホバリングしてからとまります。だから、ハグロトンボの着地を始めて狙ったときは、画面の少し上をあけたフレーミングで待ったのですが、結果は画面の下のほうで完結して間抜けな絵になってしまいました。そんな無駄なスペースは要らなかったのです。2回目からは上は開けずに待ってバッチリ。
改めて着地の様子を観察すると、上下にも無駄がないし、最後にぴったり静止姿勢で決まるあたりも実に見事です。
ハッチョウトンボの雄同士のテリトリー争い。前半はパナGH5のスロー動画、後半はChronos 2.1によるスーパースロー動画です(冒頭のワンカットはノーマルスピード)。
肉眼だと高速でグルグル二匹で回っているだけのようですが、スーパースローで見ると、お互いにらみ合い、互いに牽制しあって、複雑に飛んでいる様子が見えてきます。
高速度カメラChronos 2.1で、スジグロシロチョウのホバリングを撮影しました。
実は画面の下に交尾拒否の雌がいて、その上を、雄が未練がましく飛び回っているという状況です。はばたきの様子をじっくり観察させてもらいましょう。
野外で鳴いている姿を撮影するのは非常に困難なエゾスズです。ガラス水槽で飼育しながら鳴いている様子を撮影しました。後半、オス同士が向かい合って争います。でも、エンマコオロギのように大アゴで噛み合ったりせず、どうやら右側が勝ったようですが、それほど闘いを好まないようですね。
エゾハルゼミも結構歩きまわりながら鳴く撮影が難しいセミです。ヒグラシよりも一回り小さく、ブナの高いところで鳴いている事が多いので、なかなか見つかりません。この日は双眼鏡を忘れてしまって、余計に苦労しました。
GH5 + DMW-XLR1Sennheiser + MKH8060
自作虫の眼レンズを使ってカブトムシの蛹化の撮影にトライしました。土の中に作られた蛹室に潜入して観察するイメージで作画しましたが、画質はともかく自作虫の眼レンズがぴったり。今までにない絵が撮れたと思います。
前半はパナGH5Sによるスロー動画、後半はChronos 2.1によるスーパースロー動画です(冒頭のワンカットはノーマルスピード)。
獲物を捕らえる大アゴの動きは秒3000コマでも一コマ分しかありません。まさしく一瞬で閉じられます。何かバネじかけのような強力な破壊力を感じます。
裏面の白い斑紋が美しく、ヒョウモンの中では私はやっぱりウラギンが一押し。出始めで傷や破れもなく、美しい状態をハイスピードで撮りたかったので、今日の出会いは嬉しかった!
翅の表面の細かい毛がゆれる様子が美しく、アップでリプレイしてみました。
飼育下で撮影したスズムシの孵化の様子。実は、それほど手間もかかってなく、数日前にホームセンターから買ってきたばかりのスズムシの卵です。袋の中で半分くらいが孵化していました。たぶん、そのまま放置され処分されるところ、ぎりぎりセーフでした。これから色々撮影させてもらいましょう。
まず地上に出てくるのはエビのような姿の前幼虫。体が半分くらい地表に出ると動きを変え脱皮して、一齢幼虫となります。孵化直後の幼虫はご覧のとおり、透き通るような真っ白な姿ですが、一時間もすると黒くなります。面白いと思ったのは長い触角を下唇ひげで引き抜くところ。成虫に羽化するときも同じような動きが見られます。
飼育下でもなかなか観察しにくい孵化シーンと思います。この動画で、じっくり観察してみてください。