Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 深度合成

  • オニヤンマの複眼

    生きた状態で撮影すると深度合成は困難だ。特にこの倍率では時間を止めるワザでも持たない限り不可能と思う。
    トンボの複眼って特に透明なようだ。表面の層だけでなく、奥の方にも何か見えるものがある。これでは深度合成ソフトが混乱してしまいそうだ。一方、そんな表面構造がうまい方にも働くようで、意外なくらい単写真でもピントのあう範囲が広い。充分、鑑賞に堪えうる画像だ。これは実に不思議なこと
    OLYMPUS DIGITAL CAMERA
    ▲ZUIKO マクロ20mm f3.5 で撮影。 (さらに…)

  • モンシロチョウ卵〜40倍

    40倍対物レンズに切り換えてモンシロチョウの卵を撮影してみた。
    2014-09-02-02.17.19 ZS retouched
    ▲60枚から深度合成。周辺を若干トリミングしているが、長さ1mmちょっとの卵をこのサイズで撮影できている・・・ (さらに…)

  • モンシロチョウの卵

    顕微鏡対物レンズ10倍で撮影したモンシロチョウの卵。ブレ対策の効果てきめん、シャープに写った・・・と言いたいところだが、葉の表面のてかりにブレのようなものを感じる。これ何だろう。もっと慎重に撮れば更にシャープになるのだろうか?ブロッコリーの葉裏に産みつけられているが、葉がずいぶんグレーに写ったのも気になる。

    2014-09-01-15.33.16 ZS PMax*
    ▲約100枚の画像から深度合成

  • カラスアゲハの鱗粉 改良版

    海野さんの鱗粉写真を見たら、自分のは明らかにダメ画像であることがイヤと言うほど分かってしまった。レンズの性能差だったらしょうが無いけど、原因はきっとアレだ。もう間違いない・・・そして撮影台を少し改良したら撮影画面の震えがピタリと止まった。
    甘い感じが消えなかった顕微鏡対物レンズの像の原因は、やっぱりブレだった事が判明。ブレを見抜けなかったとは・・・これはちょっと恥ずかしい。うーー今までの画像が全てダメダメだったように思えてきたが、まあ、また撮ればよい。より見えなかったものが見えてくる可能性が高くなったのだから!
    2014-08-30-22.39.35 ZS retouched
    ▲40倍対物レンズで撮影。70枚ほどの画像から深度合成
    撮影台はまだ改良途上にある。まだ少し残っている甘さも徐々に良くなっていくはずだ。

  • アオオサムシの前翅

    アオオサムシの標本から前翅の部分アップ

    2014-08-26-16.07.46 ZS PMax

    ▲金属顕微鏡用10×対物レンズで撮影。52枚からの深度合成。 (さらに…)

  • カラスアゲハの鱗粉

    今年の春、道路に落ちていたカラスアゲハの死骸を拾ってきた。車にはねられたに違いない。翅はだいぶ汚れていたけど、部分アップなら撮影できそうだと思ったわけだが、まずい・・・もう3ヶ月以上経っている。ずっとタッパーに入れたままだった。

    金属顕微鏡用10×対物レンズで撮影。2枚とも深度合成後、部分トリミングした。

    2014-08-26-13.08.11 ZS PMax

    2014-08-26-13.11.30 ZS PMax

    青が強くて、色飛びしたり、深度合成で青のにじみが酷く強調されてしまっている。ピントの抜けも多い。今回、あまり満足できていない。

  • 顕微鏡対物レンズのつづき・・・

    ひさかたぶりの投稿です。

    OLYMPUS DIGITAL CAMERA

    ▲だいぶ前にオークションで入手した顕微鏡用対物レンズ
    40倍、無限遠補正光学系、長作動距離・・・

    もちろん写真撮影用に考えたのだが、最良の画質を引き出せないまま放置していた。でも、実はおそろしく簡単な方法があったのだ。マジメにネット検索すればすぐに解決策が見つかったというのに、もったいないことをしてしまった。ではモンシロチョウの鱗粉を (さらに…)

  • TG-3にはまる

    昨日はOLYMPUSのTG-3の発売日。私も予約して、発売日当日に入手することができました。深度合成がカメラ本体でできるこのカメラ、今の私にはどんなカメラより要注目なのです。。。

    さっそく庭にテントウムシの蛹をモデルに深度合成。かんたんにと思ったのですが、今回同時に入手したLEDライトガイドの仕組みを調べ始めたのが悪かった!そのまま深みにハマってしまいました。

    OLYMPUS DIGITAL CAMERA
    ▲ナミテントウの蛹。ストロボ併用(スレーブ設定)で深度合成モードで撮影。

    ライトガイドをちょっと細工すれば(修復不能な・・・)ストロボも使える事を知りましたが、これは一般ユーザーにはあまりお勧めできない内容と思われますので、ひとまず伏せます。

    OLYMPUS DIGITAL CAMERA
    ▲顕微鏡モードで超解像ズーム併用。こんな倍率もTG-3なら楽勝です。ストロボが使えるようになると拡大撮影が俄然楽しくなります。

    OLYMPUS DIGITAL CAMERA
    ▲蛹が起きあがったところで、普段見えない顔を撮影。画質は、明らかにTG-2より向上しています。残念なのは改造ライトガイドの配光が悪く、ISO800での撮影になってしまうこと。もっと感度が低かったら画質も更によくなりそうですが、さらに深みにハマりそうなので、時間のあるときに追求します。

    予約時から危険な存在と感じていましたが、実際に手にしたその日から、こんなに時間を費やしてしまうとは思いませんでした。気がついたら、昨日からすでに画像2000枚超え!しかも何にも使えない試写画像ばかり。フィールドの一番にぎやかなこの時期に発売となったことを喜ぶべきですが、これはちょっとまずいかも(笑)

    OLYMPUS DIGITAL CAMERA
    ▲アオオサムシの部分アップ

    OLYMPUS DIGITAL CAMERA
    ▲こちらはマイマイカブリ

  • TG-3で庭の虫を撮影

    ISO感度を下げて画質のいいところを狙いたいのだけど、ストロボの配光が今一つで、ISO感度はよくて800、1000〜1600が多くなってしまう。まだまだベストな使い方が決まりません。

    OLYMPUS DIGITAL CAMERA
    ▲アゲハの幼虫を深度合成モードで撮影。ストロボ使用。
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  • ハンミョウの色

    冷凍保存していたナミハンミョウを超マクロ撮影。

    ▲まずはどこを撮影したか図示します。上の画像は、野外で撮影した生きたナミハンミョウで、別個体です。数字は「〜枚め」の意味です。
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  • ミズイロオナガシジミの卵

    毎年恒例の画質チェックのようになっています、この卵。
    2014-03-02-03.52.26 ZS DMap
    ▲ZUIKO マクロ20mmで撮影。14枚から深度合成
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  • オオミドリシジミの卵

    前日に見つけたオオミドリシジミと思われる卵を撮影。Zuiko20mmは有限光学系のレンズなはずですからNGと思うのですが、横着して、40×対物レンズ用に組んだセットをそのまま使って、レンズだけ付け替えて撮影しました。すると、どうしたわけでしょう?意外なことですが、画質が悪くなる感じがしません。

    2014-03-02-12.41.18 ZS DMap
    ▲必要の無い余計なレンズが20mmマクロと画像素子の間に入っているというのに、むしろ画質が向上したかのようです。しばらく40×の対物レンズを見続けたせいかも知れませんが・・・約50枚からの深度合成

  • ホウセキゾウムシの鱗片

    ホウセキゾウムシを顕微鏡40×対物レンズで撮影。
    2014-02-26-11.51.56 ZS PMax
    ▲鞘翅の一部、鱗片がびっしり並んでいます。画面横幅は1mm弱。52枚から深度合成
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  • ゼフィルスの卵を更にアップで

    40×対物レンズで、前に撮影したアカシジミとウラクロシジミの卵を撮影してみました。さて、画質がいいのか悪いのか・・・
    2014-02-23-10.33.01 ZS PMax
    ▲アカシジミの卵。表面にはまるでゴルフボールのように無数のへこみが並んでいます。26枚から深度合成。

    2014-02-23-09.23.44 ZS PMax
    ▲こちらはウラクロシジミの卵。この倍率では、卵は画面におさまりません。画面に入れるのも一苦労です。28枚から深度合成。今回、写真撮影用に対物レンズを探しましたが、ワーキングディスタンス(WD)の長いタイプを選びました。40倍という高倍率でありながら、レンズ先端から被写体まで1cm離すことができます。レンズによってはWDが1mmないものもあり、それでは照明をうまく入れられません。

  • 更に奥に

    顕微鏡用対物レンズを使ってみました。中古で5千円ほどで入手した、PLANアクロマート。アポじゃありませんけど、そこそこ高性能の40倍対物レンズです。無限光学系を使うのは初めてで、結像レンズ無しに像を結ぶか心配でしたが、
    OKのようです。 ←全然間違ってます!
    akatateha
    ▲アカタテハの鱗粉です。今までの倍率がほぼ10×だったところですが、この対物レンズは40倍です。画面横幅は1mm以下になりました。さすがに手持ちでの撮影は不可能です。38枚から深度合成

  • ショウジョウバエ

    お外はひどい荒れ模様ですが、屋内でショウジョウバエを撮影してました。
    2014-02-05-23.13.58 ZS retouched
    ▲夏は決して撮れなさそうな深度合成に挑戦。結構動いてしまうので、成功したのはこの1カットのみでした。
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  • ウラクロシジミの卵

    先日、卵を2個採集してきました。拡大撮影し、深度合成で詳細をとらえます。
    IMG_0435
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  • ホウセキの輝き

    確かにこれはホウセキ!トルコ石みたいなのがいっぱい並んでいます。
    houseki
    ▲表面を超マクロ&深度合成した画像。画面横幅約3mmの世界。前胸背の一部です。
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  • 写真展前半終了

    7日より開催中の個展「昆虫空間」はたくさんのお客さんに来ていただき、無事前半終了。
    今日、日曜日はギャラリーもお休み。残るは月・火・水の3日です。

    早々に会場内のスナップをアップしたかったのですが、会場にメモリーを置き忘れてしまったりで失敗の連続でした。会場で合間を見て・・・などと思っても、ありがたいことに絶えずお客さんがいらっしゃる状態で、なかなかそうはいかないのでした。
    というわけで、数枚ですが会場の様子を・・・

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    ▲会場入り口

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    ▲超マクロのパート 深度合成に興味をもたれる方が多くいらっしゃいました

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    ▲4分ほどに短くまとめた高速度動画も展示中です。

  • ヤブカの翅

    いやいや驚いた。飛んでいるヒトスジシマカを撮影していて、虹色に輝く翅がすごく気になったのだけれど、微細構造のなんと美しいことか。
    ヤブカ翅
    ▲雌のヒトスジシマカの左翅 背面より
    13枚の画像を深度合成している。