カテゴリー: ほ乳類

  • イノシシの被害

    年々眼にする機会が増えるイノシシの痕跡。けれど今日見たのは段違いに酷かった。場所は鶴岡市由良の田んぼ。急に気温があがって、アカガエルの産卵が始まっているに違いないと出かけた先だった。

    あぜ道は掘り起こされていてグチョグチョ。左手が数年前ヤマアカガエルを撮影した休耕田だが、まるで様子が変わってしまった。
    至る所こんな具合。虫かミミズを探しているのか

    でも、本当に驚いたのはこの先だった。

    以前は車で入り込んでいた谷沿いの道。すっかり荒れてしまってもう何年も入っていない。
    カーブの先は道半分が削られたようになっていた!こんなことできるのはユンボかイノシシくらいだ!
    びっくりしていたら、この辺りの田んぼの持ち主がいらっしゃった。4日前に一匹ワナにかかったとのこと。でも、その時この道はこんなことになっていなかったそうだ!
    根っこを食べようと掘っているんだろうか。クズのようだけど
    割と硬そうな土の層だが、恐ろしいばかりの破壊力。一日でこうは行かないだろうから、これから更にひどくなるだろう。

    この冬は暖冬で極端に雪が少ない。12月に一度だけ、鶴岡市内でも50cmほどのドカ雪があったが、それっきりだ。イノシシたちは更に活動範囲を拡げたことだろう。調べると冬のクズの根は肥大化していてイノシシの大好物らしい。雪が深ければこんな被害もなかったに違いない。

    ぬかるみに残された足跡
    田んぼも至る所掘り返されている
    道路脇を掘り返した痕はもう珍しくなくなっている
  • 春のコウモリ

    以前より、桜の時期、日没後の桜並木にコウモリの姿をよく見かけます。何か桜の花に来る夜行性の昆虫でも漁っているんだろうかと思っていたのですが、BORGで撮影した画像を見て驚きました。

    コウモリの近くには蚊柱が
    コウモリの近くには蚊柱が

    コウモリをねらってシャッターを切ると、かなりの確率で蚊柱が写ります。ユスリカの蚊柱でしょうか。

    更にハッキリと蚊柱が写りました
    更にハッキリと蚊柱が写りました

    それにしてもBORGの描写力には驚きます。辺りは薄暗くなってそれで肉眼では余計見えにくく、写真に撮ってようやく見えました。

    動画も撮影しました。

    ▲画面固定で桜のこずえを狙っていると、コウモリが勝手に入ってきます。近くのモミの木にはさらにたくさんのコウモリが群れていました。Panasonic GH4で撮影

    日没後の桜をRX100Ⅳで撮影
    動画の桜をRX100Ⅳで撮影

    コンデジの内蔵ストロボでここまでキレイに撮れるとはね・・・

  • ニホンカモシカ

    鼻だけ出しているのだあれ?
    PC170808

    ▲健康そうに鼻先が光っていますが、犬ではありません。

    PC170826

     

    ▲ニホンカモシカです。BORGのテレコンつきとはいえ動物園なみにアップで撮れました。

    PC170860

     

    ▲だいぶ人慣れしている感じです。
    ・・・と、そこに長いレンズのカメラをかかえたオジさんが現れ、色々情報を下さいました。
    「この子の母親からずっと追いかけているんだ。お母さんは、今年産まれた子供と一緒にいるよ・・・」
    すごく詳しい方でした。カモシカが人慣れしているのもこのオジさんのおかげと納得しました。

    山形市にて

  • これはクマの仕業?

    山形市の山中でのこと。
    林道の案内板が破損しておりました。
    車が引っかけたんだろうかと思いながら通り過ぎたのですが・・・いや、待て待てぇ〜!
    もしやこれは、クマの仕業じゃないの?


    根本には、破損した木ぎれが落ちてます。人がこんなことするかな・・・


    破壊されてまだ間もない様子。
    断面は、見れば見るほど噛み割ったもののように思えてきます。


    そして決定的なのが、この柱に引っかかった黒い毛!
    誰かの悪戯でなければ、これはクマの仕業に間違いありません。


    すっかり葉を落とした林を見わたせば、クマ棚らしきものもありました。

  • ニホンザル

    頻繁にサルを見ます。
    それも決まって、ツキノワグマとの出会いを期待しつつ車を走らせている先々で・・・
    クマについては見当違いの見立てが、サルについてはどんぴしゃということでしょうか。

    田んぼに出てきて落ち穂を食べておりました。
     

     

    滅多に無いシーンと撮影を始めましたが、そう楽しいものではありませんでした。
    場所は山あいの山村で、田んぼに接するように家が並んでいます。
    コラッという近所のおじさんの声や大きな鳴りもので脅しをかけますが、連中、全く動じません。

    ピリピリとした緊張感が辺りを包んでおりました。

    私のようなものは目障りな傍観者にすぎません。
    居心地悪いので、早々に退散しようと思ったのに、つい夢中になってしまったのは、
    サルの毛並みの美しさに、しばし心を持って行かれてしまったからでした。

    表情も豊かな連中です。