イノシシの被害

年々眼にする機会が増えるイノシシの痕跡。けれど今日見たのは段違いに酷かった。場所は鶴岡市由良の田んぼ。急に気温があがって、アカガエルの産卵が始まっているに違いないと出かけた先だった。

あぜ道は掘り起こされていてグチョグチョ。左手が数年前ヤマアカガエルを撮影した休耕田だが、まるで様子が変わってしまった。
至る所こんな具合。虫かミミズを探しているのか

でも、本当に驚いたのはこの先だった。

以前は車で入り込んでいた谷沿いの道。すっかり荒れてしまってもう何年も入っていない。
カーブの先は道半分が削られたようになっていた!こんなことできるのはユンボかイノシシくらいだ!
びっくりしていたら、この辺りの田んぼの持ち主がいらっしゃった。4日前に一匹ワナにかかったとのこと。でも、その時この道はこんなことになっていなかったそうだ!
根っこを食べようと掘っているんだろうか。クズのようだけど
割と硬そうな土の層だが、恐ろしいばかりの破壊力。一日でこうは行かないだろうから、これから更にひどくなるだろう。

この冬は暖冬で極端に雪が少ない。12月に一度だけ、鶴岡市内でも50cmほどのドカ雪があったが、それっきりだ。イノシシたちは更に活動範囲を拡げたことだろう。調べると冬のクズの根は肥大化していてイノシシの大好物らしい。雪が深ければこんな被害もなかったに違いない。

ぬかるみに残された足跡
田んぼも至る所掘り返されている
道路脇を掘り返した痕はもう珍しくなくなっている

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