Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 植物

  • 晴れても寒い一日

    よく晴れたが、どうも気温が上がらない。
    最高気温は7、8℃くらい。こんな日が続いている。
    今年はまだ、モンシロチョウもモンキチョウも見ていない。

    ユキツバキが多い林。
    ヤブツバキは見上げるような高さになるが、ユキツバキは低い。
    積雪のある土地に合った樹形なのだ。
    1

    キクザキイチゲは半開きだが、ショウジョウバカマは寒くても開いている。
    まだ茎がのびず、花は低いところで咲いている。
    右はビロウドツリアブ。日なたぼっこしているアブをよく見る。
    4 12

  • 春の飛島

    急に思い立って、飛島の様子を見に行くことにした。
    この時期は一日一往復のみで、島に滞在できる時間は2時間ちょっと。
    それでも日帰りすることにした。

    酒田港では小雨が降り出し、カッパを入れてこなかったことを悔やんだが、
    沖に出ると青空が広がっていて、何だ大丈夫じゃないかとちょっと安心したのだが、
    P3307647 P3307658

    飛島に近づくにつれ雲が張り出してきて、到着時は雪が本降り。
    何というか最大級の歓迎を受けてしまった。
    P3307672 P3307675

    でも、時間は限られているから、とにかく思っていた方角に歩き始める。
    毛糸の帽子を持ってきたのは大正解だった。
    嬉しいことに、雪はすぐにやんで、晴れ間が出てきた。
    雪もあっというまに消えた。
    P3307757

    海岸近くだけしか見ていないが、ツバキはヤブツバキばかりであった。
    右の写真はスズランだろうか。スズランは有毒だから要注意だ。
    最初、ギョウジャニンニクと思ってしまったのだが、どうも違う。
    バイケイソウやシュロソウにも似ているように思う。
    いずれにしても、食べたら具合が悪くなるのは間違いない。
    危ない危ない
    P3307688 P3307746

    歩いた先で見た春の林床の植物で、すごかったのはキクザキイチゲくらい。
    カタクリは一輪も見なかった。
    本当はもっと色んなものに出会えるつもりだったので、見事に空振りだ。
    でも、キクザキイチゲの数はなかなかのものだった。
    鶴岡あたりと同様、白と青が見られる。
    でも、気温が低く、晴れても花が閉じたままだったのはやはり残念。
    P3307755 P3307760

    夏の日帰りと比べて、やっぱり時間がなさ過ぎる。
    ハイキングなら適度のものかも知れないけれど、
    写真撮りには倍は時間が欲しかった。やはり一泊の予定で来るべき。

    帰りの船からは、鳥海山もよく見えていた。
    P3307851
    E-520 9-18mm マクロ50mm

  • 雪のなか植物たちは

    鶴岡に戻り、またミスミソウのポイントに向かった。
    25日の雪より、更に深い。

    フクジュソウもすっぽり雪におおわれていた。
    P3297352

    ちょっと印象的なミスミソウがあった。
    花は閉じているけれど、雪の中からポンと顔を出したような形で、
    確かに雪割草という名を彷彿とさせる姿だった。
    P3297462 P3297465

    エンレイソウと、シロキツネノサカズキモドキ。
    エンレイソウの葉はちょっと寒さにやられてしまったようで、
    所々黄色く変色していた。
    P3297495 P3297514
    E-520 9-18mm マクロ50mm

  • 雪割草

    ウメ同様、雪と共に撮りたかったのが地表の植物たち。
    特に、雪割草とも呼ばれるミスミソウだ。
    雪の中から雪を割って出てくるわけではないことは、最近見ていてよくわかった。
    では、どうしてこんな名前がつけられたかというと、
    この時期はまだ雪が降るから、花が咲いたところに降った様子が
    印象的だったのではないかと思う。

    それで、すごくキレイなんじゃないだろうかと、密かに期待していたのだ。
    梅林公園のウメを撮り終え、一路、ミスミソウの咲く林に向かった。

    まずはキクザキイチゲにフキノトウ。
    一見キクザキイチゲは寒さでしおれたようになっているが、ちゃんと復活するはず。
    P3256678 P3256704
    E-520 シグマ150mm

    そしてミスミソウ。
    雪が少なくて、ちょっと中途半端な感じになってしまった。
    花は閉じることはないようだが、こちらは何だか寒さに負けているような印象もある。
    雪の中でも凛として咲いているようには、残念ながらうまく撮れなかった。
    4枚目はオウレン。
    P3256756 P3256778

    P3256808 P3256783
    E-520 マクロ50mm

  • ウメと雪

    暖かくなったとはいえ、まだ3月。
    昨夜からの雪は、朝もしっかり残っていた。
    雪と植物、色々考えたが、まず行ってみたい場所があった。
    鶴岡もだいぶ前からウメがほころび始めていて、ずっと気になっていた
    湯田川温泉の梅林公園。

    朝から晴れたのにちょっとスタートが遅れた。
    9時近くなってしまったが、無事雪が残ってくれていた。
    P3256616

    P3256651 P3256637

    梅林公園の梅は、鶴岡市街よりも開花が進んでいるように見えた。

    こちらは、庭のツバキ。キンギョツバキだ。
    冬のはじめからずっと、次々に花を咲かせている。
    P3256582
    E-520 シグマ150mm

  • フキノトウ

    前にも、庄内はフキノトウが尋常じゃない数を見ると書いたけど、
    そろそろ本格的に目立ってきた。
    キクザキイチゲも多い。

    P3246447 P3246488
    E-520 9-18mm

    気温は低かったが、ちょっと日差しがあって、そうなると温かさも感じられる。
    今こうして写真を見ていても、この数時間後、本降りの雪が降り出すとは
    ちょっと信じられない。

  • ヒメヤシャブシ

    曇り空のもと、よく目立っていた花。
    まだ咲き始めだろうか。
    カバノキ科の植物だが、自分はあまり見たことがないものだ。
    ヒメヤシャブシではないかと思う。
    P3246405 P3246406
    E-520 マクロ50mm+1.4×テレコン

    山道にさしかかったところで、小さなサクラが咲いていた。
    このあたりで咲いているものといえば、オクチョウジザクラで間違いないだろう。
    P3246430

    一瞬、視界のどこかで何ものかの気配を感じた。
    ゆっくり辺りを見渡してみたら、いたいた、あんなところからこちらを見ている。
    ギリギリ気がつくことができたが、本当のギリギリ。
    視界のすみで動いていたのだろう。
    昨年は一度も見なかったカモシカだが、今月に入ってこれで2度目だ。
    もっと近づいて撮影してみたい。
    P3246431
    E-520 シグマ150mm

  • キブシ

    キブシの花が急に咲き出した。
    一昨日までの暖かさで、一気に進んだように思う。
    P3215891 P3215895
    E-520 シグマ150mm

    晴れるとアカガエルが産卵に出ないかと、目星をつけていたところを見てまわるが、
    空振りの連続。気温が思いの外あがらない。

    どうもうまく行かない。。。

  • エンレイソウ

    小諸ではシロバナエンレイソウばかりだったが、鶴岡にきてからはエンレイソウばかりである。
    エンレイソウばかり見ていたら、シロバナの方が早くも懐かしくなってきた。
    ついている花の色が違うくらいで、葉の印象も同じなのだけど。。。
    ちなみにこの葉、みずみずしくて何だかおいしそうだが、どうも有毒らしい。
    P3195671 P3195642

    林床の植物たちは一気に役者がそろってきた。
    カタクリ、キクザキイチゲ、エゾエンゴサク
    P3195678 P3195710 P3195709

    ショウジョウバカマも咲き始め。シュンランはまだつぼみが見えてきたところ。
    P3195725 P3195739

    シシウドだろうか。
    若い緑がまぶしいくらいに美しい。
    P3195570
    E-520 9-18mm マクロ50mm+テレコン

  • ミスミソウ

    春を待ちこがれていたのは、ついこの間のこと。
    それがちょっと待ってよと慌ててしまうぐらい、一度始まった春の勢いは
    留まることを知らない。

    永幡さんと向かった林は、それはもう恐ろしいほど春で一杯であった。
    ミスミソウはもう盛りを過ぎた感じがある。

    P3185258
    P3185293 P3185328

    ところどころ、虫に食われた花がある。
    何が食ったんだろうかと思っていると、ミノムシが今まさに食べているところを見つけた。
    ほかにヨトウムシのようなガの幼虫たちが食べているのだろう。
    P3185247 P3185308
    E-520 マクロ50mm+1.4×テレコン シグマ150mm

    カタクリもたくさんあったのだけど、こんな写真しか撮っていなかった。
    P3185245 P3185236

  • コシノコバイモ

    昨年初めて見て時に、春のお気に入り植物でいきなり上位に位置してしまった
    コシノコバイモ。
    昨年は4/2に見たのだが、その時と同じ場所で、今年はこんなに早く咲きそろっていた。
    P3185382

    図鑑を見ていて知ったのだが、クロユリも同じユリ科バイモ属だった。
    確かに、どこか似た雰囲気がある。コシノコバイモの方がずっとかわいいけれど。
    P3185362
    永幡さんも書いていたけれど、畑を縮小して下草刈りをしなくなってしまって、
    このまま放っておいたらマズそうな状況だ。
    私も何とかしたいと思う。

    こちらはカタクリの種からの芽吹き。
    6月くらいに種はアリに運ばれ地中に入る。
    その種が芽吹くのは春になってからだ。
    P3185374

    最高気温は20℃をこえ、とっても暖かい一日だった。
    時々温風が吹いてくる。虫たちも活動的だった。

    何の葉を食べているのか、コシロコブゾウムシ
    P3185432

    ネコノメソウには、小さなハエやアリが多かった。
    P3185437

    キクザキイチゲの花にも、小さなハエがきていた。
    P3185448 P3185461

    P3185397
    E-520 9-18mm シグマ150mm

  • ツクシ

    ツクシが出はじめた。
    まだ開いていないこんな出始めの状態のほうが、力強い感じがして惹かれる。
    写真に撮るのも楽しいのだが、肝心のよく伸びた方の写真を忘れがちになってしまう。
    今年は注意したい。
    P3165083 P3165086

    こちらは、タネツケバナ。
    ここ数日で急に目立ってきた。
    P3165091
    E-520 マクロ50mm+1.4×テレコン シグマ150mm

  • オオミスミソウ

    昨年、鶴岡に来たばかりの頃、永幡さんに案内してもらってミスミソウを見た。あれからほぼ一年。
    また新たなミスミソウの開花を見て、長いようで短かった鶴岡での一年をあらためて思い返してみた。自分は少しは成長しただろうか。。。
    P3154885 P3154886

    「オオミスミソウの名は鶴岡市の村井貞固が鶴岡で採集したものに広江博士が命名したものである」
    (若松多八郎著「庄内身じかな 野の花・山の花」より)

    P3154897 P3154880
    E-520 マクロ50mm

    これから林床の植物たちがたのしくなる季節
    P3154969
    E-520 9-18mm

  • 早春の植物たち

    鶴岡でも最も早く春を迎える山に入った。
    この道に入るのは、昨年の夏以来。

    12mm付近で撮影しているが、このゆがみの少なさは嬉しい。
    真っ直ぐのブナのイメージが損なわれることなく、まずまず見た目の印象に近い。
    P3124619 P3124678
    E-520 9-18mm
    ブナの花芽は大きく膨らんでいる。
    3月中に開花してしまうんじゃないだろうか。

    さて、林床の植物に目をやると。。。
    いきなり目に飛び込んできたのが、このエンレイソウとキクザキイチゲ。
    両方とも、もう花が咲きそうだ。
    P3124629 P3124635

    とすると、カタクリは?
    こちらも芽吹きが始まっていた。
    もうずっと前から開いていたような葉もあったし、つぼみも1つ見つけた。
    P3124688
    E-520 マクロ50mm

    こちらは、落ち葉の間から妙に目立っていたキノコ。
    ベニチャワンタケだろうか?
    P3124667
    E-520 9-18mm

    思いがけず春が進んでいるのに驚いたが、ここは特別早いから・・・
    とどこか予想外のことを期待もしていた。

  • スギ花粉

    庄内でもスギ花粉が飛びはじめた。
    しっかりこの目で見たので、自信を持って言える。
    東北は杉林が多いので、子供の頃からその瞬間はよく見ていた。
    でも、写真に撮ったのは初めてだと思う。
    P3104358 P3104313
    P3104374
    E-520 シグマ150mm

    かがくナビ 今週の自然だよりには「スギ」をテーマにしました。
    この日、撮影したものです。
    自分は花粉症ではないと書いていて、事実そうだったのですが、
    原稿を送った後に何だか鼻水がいつになく出て、かなり不安になっています。

  • オオイヌノフグリ

    庄内では、まだオオイヌノフグリのすごいところを見ていない。
    もちろん、あるにはあるのだが、数が少ないように思う。
    小諸にいるころは、土手一面がオオイヌノフグリで青く染まるような場所もあったのだけど。
    そういえば、セットでたくさんいたナナホシテントウも少ない。
    ナナホシテントウが見つからず、実はちょっと困っている。。。

    P3104273 P3104291
    E-520 マクロ50mm+テレコン

    ヒメオドリコソウも咲き始めた。
    P3104267
    E-520 シグマ150mm

  • フクジュソウ

    庭ではフクジュソウがほぼ満開。

    P3084134 P3084121
    E-520 マクロ50mm

  • フキノトウ

    フキノトウが目立ってきた。
    こちらじゃ「ばんけ」と呼んでいるフキノトウ。
    小諸と比べてはるかに湿った土地なので、比較にならないぐらい数が多い。

    今晩のおかずは、今年初のふき味噌とした。
    出たばかりの開いていないものを選ぶ。
    P3084174 P3084176

    P3084167
    E-520 マクロ50mm、シグマ150mm

  • ネコヤナギ

    ネコヤナギの花芽が殻を脱いで、銀色の毛におおわれた姿に変身した。
    いよいよ春がやってきたという感じがする。
    P2283126
    E-520 シグマ150mm

    ネコヤナギは川沿いに多く、根が完全に水没するような生え方をしている。
    小諸にいる頃にネコヤナギと思っていたものは、水際ではなかった。
    あれはバッコヤナギだったかも知れない。

    P2283144 P2283251
    E-520 マクロ50mm+テレコン

  • オウレン

    同じ鶴岡でも、海岸線はかなり春が早い。
    ヤブツバキがあったり、タブノキがあったりするから、
    植物層が内陸とはまるで違っている。
    まだ雪が残っているところもあるが、早くもオウレンが咲き始めていた。
    P2283055 P2283040

    こちらは落ち葉の間から出てきたところ。
    すでに花が咲いているというのは、あまりいい形ではないかも知れない。
    P2283019

    E-520 マクロ50mm+テレコン(以上3枚共通)