Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

投稿者: 高嶋 清明

  • ハネナガヒシバッタ

    今日は、予報通り、朝からよく晴れました!アメダス情報を細かく見ておりましたが、10時台の急激な温度上昇には、嬉しくて涙が出そうになりました。
    10:00__1.9℃  10:10__3.3℃  10:20__4.5℃  10:40__5.3℃  10:50__6.0℃
    最終的に最高気温は7℃台止まりだったのですが、やわらかい日差しはまさに春そのもの。
    いち早く露出した地面に、久しぶりに動く虫を1匹発見しました!

    ハネナガヒシバッタです。
    一見すると普通のヒシバッタのようですが、名前の通り、翅がとても長いのが特徴です。

    成虫越冬なんですね。気温が下がれば、またどこぞにもぐり込むのでしょう。
    私が目の前でウロチョロしていて気になるところでしょうが、久しぶりのお日さまパワーを全身に受けて、あまり動きたく無さそうでした。

    すぐ近くに、もう1匹。

    ハネナガヒシバッタも体色に個体差があって、様々な環境にそれぞれよくとけ込みます。小さな虫ですし、見つけることができてラッキーでした。座りこんで、じっくり辺りを見たのがよかったようです。

  • ハヤブサ

    ふいに目の前を横切った鳥を眼で追うと、40〜50mほど先の電柱にとまりました。ハヤブサです。

    獲物を食べ終えたばかりなのか、口元や胸が血で赤く染まっています。もしかしたら、たった今まで獲物を食べていたのかも知れません。前にドバトを食べるハヤブサを撮影したことがありますが、ちょうど今頃の季節だったように思います。


    血に染まった脚を綺麗にしようとしているのでしょう。鋭いケヅメを見せてくれました。

    電柱に顔をこすりつけて、痒いんでしょうか。こんな動作は、ウチで飼っているインコみたいです。思わず頭をなでてやりたくなりますが、鋭いくちばしで突かれたらシャレになりません。

  • オジロワシ

    何と驚いたことにカラスの群れの中心にいたのはオジロワシ。

    何か、獲物を食べているようです。鳥の羽毛が見えますが、オジロワシは狩りが不得意とのこと。
    自らで狩ったものではないかも知れません。

    ひょっとしたら、先のハヤブサの獲物を横取りしたんじゃないでしょうか。

    それにしても感激です。前に見た時は、肉眼でやっとそれらしいと確認できるくらいにしか近づけませんでした。
    それが獲物を食べているのが分かるほどに近づけるとは・・・。トビやカラスが随分小さく見えます。

    警戒心の強い鳥です。すぐに遠くへ飛んでいってしまいました。。。

  • コハクチョウ

    今日は朝からお昼過ぎまで人間ドックで病院に。

    待ち時間が長いのにいつもながら閉口します。その間、9階の窓から鶴岡の街を見下ろしていましたが、やたらトビの姿が眼に入ってきます。上昇気流に乗って、数羽集まってくるくる楽しそうに旋回しております。
    この冬は鳥の撮影から遠ざかっていましたが、そんな姿を見ているうちに、何か火がついてしまったかのようで、3時過ぎになってから、ハクチョウの集まる田んぼに向けて車を走らせておりました。

    田んぼの雪はところによっては浅く、ハクチョウたちは、そんな場所を目ざとく見つけて、熱心に口を動かしております。

    緑の草が美味しそう。ワラのようなものばかり食べていると思ってましたが・・・そりゃ、瑞々しい方が美味しいに決まってます。この冬は雪が深くてエサ探しには困ったでしょう。田んぼではしばらく連中の姿を見ませんでした。雪解けが進んでいけば、こうしてまた田んぼに戻ってくるでしょうか。

    偶然ながら、面白いシーンが撮れました!狙っても、そう簡単には撮れない瞬間と思います。

    ナカナカの快便のようです。。。

  • トビムシの一種

    今年は雪が深いです。地表が出ている場所はまだまだ少なく、やっと見つけたエノキの根元で落ち葉をめくってみたものの、越冬昆虫はまるで見つかりません。
    そのかわり元気に歩きまわるトビムシの姿がやたら目につきました。

    体長2mm以上もあり、トビムシとしては大型です。

    このトビムシ、全然飛ぶ様子がありません。

    お腹の下の跳躍器があまり発達していないのかも知れません。

    そして、頭部に眼らしいものが見えません。

    アップにすると頭部中央に横に並ぶ4つの点の様なものが見えますが、これはいったい?

  • 春のきざし

    久しぶりに一日よく晴れました。畑の雪もとけ始めてギラギラ輝いています。

    これはきっと気温が上がったろうと思ったのですが、アメダス情報によると最高気温はなんと3℃。
    驚きました。日差しがあるというだけで、何と暖かいことか。。。

    もひとつ嬉しかったのは月山の姿でした。

    上の方が霞んでよく見えません。
    これも春の兆しとみて良いでしょう!

    七十二候では今は「雨水」。雪が雨になる季節です。この先の雨は雪解けを大きく進めてくれるはず。
    屋根に厚く凍りついた雪を早く落として欲しいし、早く地面を見せて欲しい。

  • 地吹雪

    冬になると地吹雪対策に道路脇に設置される防雪柵。
    風を遮断するわけでなく、風の道をコントロールして雪がたまらないように設計されています。
    風はつねに一方方向、海側から吹いてきますから、防雪柵は片側にのみ設置されます。

    GoProの超ワイドな視角で見ることで、あらためて防雪柵の効果がよくわかりました。

    この時の地吹雪は、それほど強くはありません。
    しかし、ところどころに大きな吹き溜まりが隠れていて、これが結構怖いです。

  • イラガのマユ作り 微速度映像

    2010年9月撮影のイラガのマユ作り
    速度を80倍に早めて、テープ三本分を短くまとめました。

    これは単にマユ作り全体を短い時間で見ようというだけの試みではありません。
    速度を変えることで、長時間に渡る運動を単純化して、見えにくい動きを見ようとしています。
    その見えにくい動きとはズバリ、マユの模様はいつ作られるか、です。

    先日読んだ石井象二郎さんの「わたしの研究 イラガのマユのなぞ」は、多岐にわたってイラガのマユを研究された大変な労作で、子供向けの本ではありますが、私はとても感激しました。
    マユに早い時期に作られる丸い脱出口の秘密、そして固いマユの成分についてなど、本当にすごいです。
    あらためて昆虫好きの大人たち皆さんに読んで欲しいとも思いました。

    ただ、マユの模様のでき方については、石井先生の観察と自分の見方が違っていて、以来モヤモヤしたままです。
    石井先生は「白い液を少なくとも2回」「口から茶色い液を」出した直後に模様が浮き出てくることを観察されていますが、自分の映像を見ると、白い液は1回、茶色い液は確認できません。これは幼虫の向きもあるので、確かに見落としもあるかも知れません。
    そして、マユの模様につきかたについても、背トゲとマユの接し方で褐色部分の模様ができると推察されています。(うまく簡略できていないか・・・)
    でも、何度見返しても、そのような様子は見えません。

    自分の印象では、00:02:10;00付近から白い液が噴き出す00:02:28;03までの動きが、模様の形成に深く関わっているように思いました。
    それまでの糸吐きとはちょっと動き方が違っていますし、その後に浮き上がる褐色部分の模様(最初は透明)とダイレクトに繋がるように見えるのです。
    しかし、先日思いついた、あるタイミングで黒(褐色)になる糸を模様をつける意識のもとで吐きつけている、という感じには近いようなそうでもないような・・・頭をおおう固そうな部分で何かをはぎ取っているようにも見えます。
    このモヤモヤ感は当分続きそうです

    どう見えますか?

    もうすでに多くの方が石井先生の本を読まれたと思います。
    マユなんて1CMほどの小さなものです。この映像を見れば、マユ作りの過程について、先生がいかに丁寧に観察されていたか驚くことでしょう。
    先生はまた、自分の本を読んでどう思ったか、興味を持ったら更に調べてみてと呼びかけておられました。
    私もまだしばらくこの秘密について追いかけてみたいと思います。

  • GoProで微速度テスト

    気温が上がると聞いて2階からGoProを庭に向けてみました。

    残念ながら変化はほとんどなし。期待したようなことにはなりませんでした。
    撮影自体は失敗でしたが、はじめてGoProでインターバル撮影を試して、あらためてこれは使えると思いました。
    何しろ完全防水!あとはレンズ部の撥水と内部の曇りへの対策が課題です。

  • 書籍版「くらしのこよみ」

    先日、伊丹にいっている間に自宅に新刊本が届いておりました。
    平凡社「くらしのこよみ
    私はたった1枚ですが、ホタルの光跡の写真を提供しております。

    iPhoneアプリでは見逃していたものがたくさんありますので、これからじっくり楽しみたいと思います。

  • 日本海の荒波

    昨日の失敗を早々に取り戻そうと、今日もGoProを持ち出して出かけてみたのですが、
    日中は気温も高めで風は強いのですが昨日のように雪は舞いません。逃がした魚は超特大だったかーーー

    気を取り直して海辺に向かったのですが、今度は風と波が強すぎて、波の花の撮影どころではありませんでした。
    GoProの画角をNarrowにしてみたものの、やっぱり広角すぎて迫力は今一つな映像ですが、せっかくなので撮影してきました。

    穏やかな映像に見えると思いますが、完全防備にもかかわらず撮影者はガタガタ震えながら、しょっぱい思いをしてきました。

  • ひどくピンぼけ

    荒れ模様の一日で、これは地吹雪も波の花もスゴイに違いないと、もうだいぶ午後のいい時間になってから出かけたのですが、慌てるとろくな事がございません。GoProでの撮影にそれなりに手応えを感じ、戻ってファイルをダウンロードし拡大したところ、がっかりな結果が待っていました。

    ひどいピンぼけ・・・「ちょっと」どころじゃない
    あの時だ、あの時ピント面を調整したあと元に戻すのを忘れたのだ。あーーー

    悔しいので、NGムービーでもYouYubeにアップします。
    レンズ近くにわずかにピントの合うポイントがありますが、やっぱり残念

  • いたこんでフォトコン2

    伊丹市昆虫館「いたこんでフォトコン2」の作品展示は今日1月29日で終了です。

    昨日、受賞者への表彰式&講演会も無事終了し、ホッと一安心です。
    上は受賞者の方との記念写真です。

    みなさん、どうもお疲れさまでした!

  • カバタテハの卵

    伊丹市昆虫館で、超マクロ用にいいモデルさんないですかと聞いてみたら、それなら・・・と出してもらったのがこれ。
    肉眼ではわからなかったですが、ファインダーを覗いた瞬間に、おおっと声が出てしまいました。

    チョウの温室に飛んでいるカバタテハの卵です。
    タテハチョウの卵は長い毛のものが多いですが、これはまた特別な長さ。

    微動装置を持っていなかったので、10枚以上撮影し、適当な3枚を選んで深度合成しています。
    そうでないともっとボケボケ。

  • キイロテントウ

    緑の葉裏で越冬中のキイロテントウ

    胸には黒い一対の、まるで眼のような黒い紋があります。

    顔のアップ。本当の眼は複眼で、たくさんの個眼が見えます。

    前胸背も前翅もエッジは透明に張り出していて、頭部も一部透明なカバーにおおわれたようになっています。
    これを見るとカバー越しに外の様子もよく見えそうです。

  • クロスジホソサジヨコバイ

    昆陽池公園で見つけたクロスジホソサジヨコバイ。
    以前に東京で見た時はマクロが撮れる機材を持っていなかったので、残念な思いをしました。


    「マエムキダマシ」と名づけたのは糸崎さん? その遊び心、楽しくなりますね。。。
    前翅の先の方、つまりお尻の方にはっきりとした目玉模様があります。

    腹端の赤も、こちらに天敵の意識を集中される効果があるのでしょうか

    本当の頭側もアップ

    先日カメラを替えたことで、野外での超マクロも以前よりやりやすくなりました。
    といっても生きている虫では難しいことも多い。実践は今回が初めてで、厳しさもよくわかりました。
    数をこなして腕を磨こうと思います。

    幼虫もいました

    この虫、鶴岡では見つけたことがありませんが、他の東北の地ではどうなのでしょう。
    もし雪がダメなら仙台あたりでは見られないものか、気になるところです。

  • クサカゲロウの一種

    ヤツデの葉裏に越冬中のクサカゲロウを見つけました。

    これは複眼が綺麗そう。。。

    アップで1つ。2枚の画像を深度合成

    もう一つ。こちらは3枚から深度合成

    振動やストロボ光に驚いたのでしょう。
    触角を大きく揺らしてくれて、何枚も候補撮影したのに、深度合成に使える組み合わせは稼げませんでした。
    ただし、2枚とか3枚の合成でも、かなり有効であることを、確かめることができたのはよかった。

  • 凍結路

    今日は伊丹に向けて車で移動の一日。
    土曜の午前に昆虫館に着けばいいので、琵琶湖のそばの多賀SAで一夜を過ごすことにしました。
    このSAは風呂ありホテルありコンビニあり、スタバにロッテリア、ココイチほかお店がたくさんです♪

    北陸自動車道は柏崎から上越あたりまでが圧雪路で走りにくかったのですが、金沢付近はすっかり路面が乾いて日が射してきて、もうここから先は雪の心配はないのかと、すっかり安心したところ、最後に恐ろしいのが待ちかまえていました。

    福井と滋賀の県境付近です。
    気がつくと道が凍って、見たこともない恐ろしいことになっておりました。
    ミラーバーンとかブラックアイスとか呼ばれる状態ではないかと思います。

    鶴岡では圧雪路になるか解けて乾いているかで、こんな氷の道は滅多にありません。
    私は60キロも出せなくなり、追い越し車線を京都、大阪、名古屋ナンバーの車が特に速度をゆるめず突っ走っていくのを、「やめれ〜」と祈るような気持ちで見送っておりました。こっちの人は慣れてるんでしょうか。事故必至と思ったのですが、そんなことにはなりませんでした。びっくりです。
    まもなく、みな速度を落として超ノロノロ走行に切り替わってくれて、ビビリな私は心の底から安堵したのでした。。。

  • 石井象二郎さんの本

    注文していた本が届きました。

    石井象二郎著 わたしの研究 イラガのマユのなぞ (偕成社 1989)

    先日、海野さんに教えてもらった本です。
    届いてすぐに開いた本の中には、繭の切れ込みのこと、繭の模様のでき方など、私の知りたい情報が詳しく書かれてありました。私って本当に勉強不足。こんな素晴らしい本があったことを知らずに色々書いていたとは・・・

    特に模様のつきかたについては、私自身の3回に渡る観察も見直さなくてはならないと思いました。
    2回は長時間に渡って記録したビデオテープがあります。
    土曜日の伊丹に向けての準備中で今はそれどころじゃありませんが、戻ったらあらためて映像を分析したいと思います。

  • カタバミの種

    前の記事にE-520でもLVブーストが使えていたなんて書きましたが、一眼レフのライブビューはどうしてもシャッターの感触が悪くて、実用的ではありません。やっぱりE-PL1なのだなあと落ち着きました。

    縁側に置いた鉢植えの落ち葉にカタバミの種がのっているのを見つけて、再び撮影してみました。

    16枚の画像から深度合成

    ミクロ湯たんぽ ちょっと角度が悪かったです。
    それに古い種はゴミが取りにくくていけません。新鮮な種を見つけよう。