Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

投稿者: 高嶋 清明

  • セグロアシナガバチの巣作り

    ちょっとのことで撮影を見送ることがあります。映像の場合は三脚が手元にないから、三脚を準備しているあいだに終わってしまうから・・・と、三脚が理由で諦めてしまうことも多々ありました。

    この日見つけたセグロアシナガバチの巣も、高さ3m近い高さで、三脚をいっぱいにのばして、マクロ150mmに1.4倍テレコンを使っても、更にEXテレコンを使っても、満足のいく大きさにはなりません。しょうがないかなと思いつつ、そのまま撮影を始めました。実は家の庭なのですが!
    庭ですから大きな脚立もあります。脚立にのぼってGH5のよく効く手ぶれ補正を利用すればいいじゃないかと気がついたのは、一つめの産卵が終わってからでした。まあ、初期の段階で脅かしてしまうと、途中で巣作りをやめてしまうハチもいますから、途中まで気がつかないのはむしろよかったのかも。何にしても、GH5は手軽に4K動画撮影ができて本当に素晴らしいです。思いついた事をスッと試せることが、とにかくありがたい。

    Youtubeに、二個目の産卵前後の映像でまとめてみました。

  • 第38回SSP展「自然を楽しむ科学の眼2017ー2018」

    5月19日からの東京展を皮切りに、第38回SSP展「自然を楽しむ科学の眼2017ー2018」スタートします。一年に渡り日本全国各地で展示されます。どうぞよろしく!

  • GH5の6Kフォトに

    GH4のVer.2.0で登場した4Kフォト。その時は作例の撮影のお仕事をさせていただきました。ですが、当時はちょっと複雑な思いでした。4Kフォトにはものすごく期待した分、色々残念なことがありました。自分はそれまで電子シャッターを使ったことがほとんどなく、動体歪みが出て当たり前ということを知りませんでした。まず、それがいけなかった。昆虫の飛翔の連続カットが撮れるものと喜んで、1/4000秒とか1/5000秒から始め、すぐに「何だこれは!」となってしまったのです。その後いろんなカメラで電子シャッターを経験して、GH4は優秀な方だったと気づくのですが、4Kフォトで新しい世界を切り開く最初の一歩に関わることを喜んだ直後だっただけに、どうしたらいいんだろうと本気で悩んだことを思い出します。

    まあ、それは過去の話。今はGH5の6Kフォトです。

    4K60PとVFRでついつい動画に熱心になってしまいますが、チャンスを見ては6Kフォトを試しています。今のところ、撮りやすいミツバチばかりですが、GH4と比べてかなり動体歪みは少なくなっています。ハチの翅の動きは左右対称でずれることがありませんが、電子シャッターは時々あり得ない翅の動きを「作ります」。動体歪みのチェックにわかりやすい被写体です。GH5でのエラー頻度は、個人的な感想ですが、GH4の4Kフォトの半分以下に減っているように思います。


    ▲3月26日 自宅庭のツバキとニホンミツバチ


    ▲4月8日 ミチノクエンゴサクとセイヨウミツバチ 


    ▲4月10日 ウメとニホンミツバチ


    ▲4月16日 ニホンミツバチの巣

    でもねえ・・・ついつい自分の腕を棚に上げて贅沢なことを言ってしまいますが、一発撮りでは結構苦労するだろうシーンも楽々ものにできるのですから、これは使わない手はありません。ホント、カメラさまさまです。

  • GH5ハイスピード クロヤマアリの狩り

    クロヤマアリの巣穴を撮影していたら、働きアリがイモムシを狩って運んできました。巣穴に引き込むまでのわずかな時間に、GH5のVFR(144fps、180fps)で撮影してみました。24fps収録です。

    なんと恐ろしいアリの噛みつき。イモムシの最後の抵抗も、とても平常心じゃ見ていられません。長く厳しい冬をようやく乗りきって春を迎えたばかりなのに、なんと厳しい世界でしょう。

    サイズと時間のスケールを変えただけで、こんなにも見え方が変わってくるんですね。私たちの目は、そのままでは、足下の小さな自然をとらえる事ができません。カメラがあってこそなんだと、つくづく思います。

  • GH5スロー動画 ビロードツリアブ

    GH5のVFR撮影によるスロー動画。実に美しいです。
    色が鮮やかで階調豊か、FS700の出番がなくなりそうです。いっそ240fpsや480fpsまで撮れるようにしてほしかったですね。


    ▲オオイヌノフグリで吸蜜するビロードツリアブ
    前脚で葯のあたりをパタパタはたいたり、口吻の動きも何とも不思議です。

    通常速度でも脚や口の動きは見えますが、やっぱりスロー映像の方がわかりやすいです。うんとスローでない、2〜4倍くらいのスローでも肉眼では捉えられない世界が色々隠れてそうですね

  • 三脚なしでも・・・

    GH5の手ぶれ補正で、もしかしたら三脚なしでもいけるんじゃないか・・・
    ここ数日、実際に野山を歩いてみて、ますます思いを強めています。同時に三脚なしの撮影が、これほど楽しかったかと再認識。ちなみに、これは動画の話

    軽く撮影を始められる。軽く撮れてしまう。あれも撮ってみようとすぐに切り換えられる・・・今更ですが、三脚が相当な足かせになっていた事に気づきます。
    比較的ブレの少ない場所では、数秒おきにフレームをグッと調整する動きが入って、これはやっぱりマズイかなと思うこともありますが、何か支えがあればいいようです。地面に肘をついたり、幹に体を押しつけたり、それだけで大分違います。重い三脚は持たなくともいいから、軽い三脚もしくは一脚をうまく使えばいいのではないかなあと考えています。

    実際に使ってみて初めて気づくGH5の手ぶれ補正のすごさ!この動画も地面に肘をつきながらですが、三脚を使っていません。

    ずっと苦労してきた事が技術の進歩で拍子抜けするほど楽になって、この進歩に感謝するばかりですが、また同時に何だか複雑な気持ちになります。
    これから車の自動運転が進んだりすると、苦労して運転免許をとって、長い年月をかけてベテランドライバーになった、そんな事が全く無意味に思えてくるかも知れません。はじめっからこれがあれば、あんな事もなかったかも知れない・・・そんな感情をいだく人も少なくないのでは?
    人によって様々と思いますが、少なくとも自分は、GH5の手ぶれ補正にそれくらいのインパクトを感じてしまっています。

  • GH5 驚異の手ぶれ補正

    28秒から53秒までの「手ぶれ補正」と「電子補正(動画)」の両方をONにした状態の手ぶれ補正効果をぜひ見てください。その前の手ぶれ補正オフとの違いは、撮った本人もビックリするほどです。

    ▲フキノトウに吸蜜するホソバキリガ。気温は10度以下で低めでしたが、夜よりは暖かいのでしょう。
    SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX (Four Thirds mount)
    ZUIKO DIGITAL 1.4x Teleconverter EC-14
    OLYMPUS Four Thirds Adapter MMF-1
    それと、EXテレコン 1.4x併用です。
    倍率低めの絵はOLYMPUSのテレコンをはずしています。EXテレコンは確かそのまま

    手ぶれ補正が効き過ぎて、最初は録画に失敗してフリーズしているのかと思いました。こんな手ぶれ補正はじめて経験します。驚きました。他のカメラも今どきはこんな感じなんでしょうか。

    ちなみに、手ぶれ補正オンオフどちらも地面に両肘をついた状態で撮影しています。
    その手ぶれ補正、ややこしいのですが、「手ぶれ補正」と「電子補正(動画)」を両方使ったときに、このおそろしいほどの手ぶれ補正が働くようです。「手ぶれ補正」だけオン、あるいは「電子補正(動画)」だけオンでは、こうはなりません。

    ただし、時々、カクッカクッと大きく動く瞬間があって、気になります。使用レンズの㎜数を変更すれば変わってくるでしょうか。
    でも、手ぶれ補正の設定画面にある「焦点距離」は、いつもグレーで変更できません。
    その日の最初に電源オンした時に「焦点距離〜mmになってるけど、これでいいの?」みたいなウインドウがでますが、いつも出るわけじゃない。
    好きな時に設定するのはどうすればいいんだろう?

    違いました。。。シグマ150mmはフォーサーズレンズゆえ、レンズ情報も読み込まれ焦点距離はグレー表示なのでした。

  • クロハナアブ  GH5マクロ4K60P

    HDVのカメラを初めて扱ったとき、DV、DVCAMとのあまりの情報量の違いに、これはドえらいカメラが出てきたと思いました。時代は変わった、もうDVで撮っている場合じゃないと。GH5は再びその時のようなショックをくれました。
    しかも、今回は即パソコンで編集可能な環境が整っています。なんか一気に、しかも簡単に、全てが変わってしまった感じです。


    ▲フキノトウに吸蜜にやってきたクロハナアブ
    体毛や花粉をしっかり描写しています。4Kのスペックはホンモノですね

    結構敏感で以下のような組み合わせで倍率を稼ぎました。150mmは1/2倍までも繰り出してなく、まだまだアップいけます。
    SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX
    ZUIKO DIGITAL 1.4x Teleconverter EC-14
    (以上フォーサーズレンズなのでMMFを使用)
    更にEXテレコン1.4xを使用。

    さて、この動画の中から静止画を書き出してみましょう。編集前のオリジナル画像からの切り出しです。加工は一切やっていません。

    ▲せっかくですから、リンク先はオリジナルサイズです。4KPHOTOモードでもありませんが、充分、印刷用のデータが作れます。

    自分、ちょっと騒ぎすぎでしょうか。GH4の時だって同じだったかもしれませんけど、やっぱり昆虫を30Pで撮っても、正直全然盛り上がらなかったんです・・・
    しばらくはGH5がメイン機材で決まりですし、2台の画質の違いを精査する時間もないので、このへんで。

  • GH5 魚露目テスト その2

    試みにPremiereProでの編集でアンシャープをかけてみました。「適用量100、半径3、マスク0」です。微妙に効かせています。
    他にも、機材の使い方が前回と若干違っています。

    マスターレンズは先日と同じ M.ZUIKO DIGITAL ED12-50mmF3.5-6.3 EZ。
    ズーム位置は50mmでなく、40mm付近にして、EXテレコン1.4倍を使っています。ズームはだいたい最望遠は画質が落ちる事が多いはずと思い、試してみました。絵を見るとあまり大きな違いはなさそうですが、どうでしょう?

    また手ぶれ補正はオフですが「電子補正(動画)」をオンにしています。

    多少の像のながれは気になりますが、中心部はしっかりしていますし、発色もよく、とても気に入っています。

    前に記事にしたPENTAXの古いズームは期待外れでした。
    でも、その時試したPhotoshopでのアンシャープマスク適用がとても効果的で、動画で応用するヒントになりました。魚露目は絞れるだけ絞った方がいいと言われます。でも、回折現象のため、必ず画質が低下します。アンシャープマスクを強めに(特に「半径」)かけると、いい感じに絵がしまってきます。

  • GH5 魚露目テスト

    オリンパスの12-50mmをマスターレンズに魚露目8号で撮影してみました。
    4K60P、EXテレコンなし、最望遠で、ご覧のとおりのケラレなしです。

    ▲2017年3月26日撮影

    最小絞りの22まで絞って感度は800。魚露目ではいつものことですが、せっかくの手ぶれ補正は余計ブレブレで使い物になりません。必ずオフにして撮影しましょう。
    でも、アップした動画を見ると、この手ぶれ感は4K画面ではかなりキツイはず。必ずどこかに体を押し当てるか、ダメなら最低一脚は欲しいところでしょう。

    それにしても、このOLYMPUSの12-50mmという名レンズ、ずいぶんと安くなっています。これはお買い得ですね

    でも、このズームレンズ、GH5ではちょっと要注意です。写りは素晴らしいのですが、電動ズームがNGです。動画撮影中に電動ズームを使うと、映像が妙な感じに震えます。
    これは、4K60Pで気がつく程度ですが、大画面で気持ちよく見られないとなれば、やはり大問題です。
    マニュアルズームはもっとダメです。何と表現したらよいのか、ズーム中、うんと細かいステップで、「思いっきりアウトフォーカス」と「合焦」を繰り返しているように見えます。

    これはGH4の時から気づいていた事で、GH5では一見無くなったかのようでした。
    だいぶ軽減しましたが、無くなったわけじゃなかった。
    液晶では気づきにくいので厄介です。とっても残念ですが・・・

    でも、これは、もしかしたら自分のレンズだけの問題だったりして?

  • GH5 VFRとEXテレコン

    どうしたら4K60PとVFRの切換をスピーディーにできるか考えていましたが、カメラをさわっているうちに解決しました。

    VFRの設定は常にオンにしておく
    なんてことありません。ただそれだけでよかったのです。

    4K60PではもともとVFRを選択できません。もしFHDで一度VFRの設定をオンに選択したとして、4K60Pに切り換えたときはVFRについては無視されるだけです。そして、ありがたいことに、再び解像度をFHDに切り換えると、前のVFRオンの設定は残っていて、すぐにスロー動画を撮影できるのです。ほぼ一発切換に近い方法が見つかりました。
    ただし、撮影レートは23.97fpsや30fps(スロー効果100%)にリセットされますので、再び設定し直す必要があります。ここ要注意。

    VFR撮影時のEXテレコンについて、気がついたことを書いてみます。
    GH5は4KでもEXテレコンが使えますが、その場合は1.4倍まで。
    それがフルHDなら2.7倍まで倍率が上がります。せっかくですからVFRではEXテレコンをじゃんじゃん使ってみたいですね。
    ところが、すぐにMAXの180fpsではEXテレコンが使えないことに気づくでしょう。

    最初気づいたときは、VFRではEXテレコンが全く使えないのかとチョーがっかりしてしまいました。
    でも、ちょっとレートを下げてみるとEXテレコンが使える事がわかりました。180fpsで使えないのは残念ですが、まあよかった。
    具体的には次の通りです。

    FHD60Pでは120fps(スロー効果50%)まで
    FHD30Pでは135fps(スロー効果22%)まで
    FHD24Pでは144fps(スロー効果17%)まで

  • GH5 VFRテスト

    VFR(バリアブルフレームレート)撮影 撮影フレームは180fpsです。再生は24fps

    画質は見慣れたFS700の240fpsと比べてどうでしょう。撮って出しの映像にスーパーを乗せただけの動画です。感度は800だったと思います。ノイジーなのはたぶんそのためでしょう。空を向けた時は確か200か400です。最初に液晶で見た時から色も濃くカリッとしていて、これはスゴイと思いました。でもパソコンで確認した時は、ちょっとだけ荒いかなあ、硬いかなとも感じました。といって悪いわけではありません。カメラの設定をちょっと調整してみるとよくなりそうです。

    これで高速度カメラの選択肢がまた一つ増えました。あとは何を撮るかです。身近なところに新しい発見がゴロゴロ転がっているのですから。

    FS700もRX100M4も、SONYはスローに簡単に切り替えられますが、GH5のVFRは切り替えに何ステップか必要です。
    とっさにスローで撮ろうと思った時のためには、最短コースをよく把握しておかなくては。。。

  • GH5テスト動画 手ぶれ補正・フォーカストランジション・EXテレコン

    あまりに手軽に4K60P撮影ができてしまって驚いています。
    GH5の登場で、4K60P動画が一気にあたりまえになりそうな予感。

    テキトーな撮影で何ですが、GH5の素晴らさを即行でお伝えしたくなりました。

    注目の新機能フォーカストランジションも素晴らしい!
    慣れと工夫が必要ですが、スピーディーにセッティングできると思います。

    EXテレコンはもう少し倍率が欲しかったですが、無いよりはやはりあった方が嬉しい。Panasonic、ありがとう!
    23インチFHDモニターでは正しく判断できませんが、画質は全く問題なさそうです。

    そして手ぶれ補正。
    SONYのハンディカメラのよく効くヤツなみに、バッチリ効いていると思います。
    写真の方もOLYMPUSなみに効いていると思います。純正レンズ以外でもOKだし、今のところ不満なしです。

    FS700+Shogun Infernoの絵と比べても、優劣つけられません。撮影の手軽さもいいし、色補正も無しにそのまま使えそうですし、GH5はホント素晴らしい!
    プロの映像制作にも大きな衝撃となること間違いなしです。もはや使うレンズ次第で、レンズの善し悪しがモロ、画質に影響してきます。
    コマ収差、色収差は動画の方がむしろ気になるもので、これから巷じゃGH5と組み合わせるレンズ選び・レンズ自慢で盛り上がりそうです。

    機能が増えて、その機能をどうやって効率よく呼び出すか、それが自分には課題です。
    ファンクションボタンやマイメニューをいかに駆使するかなんでしょうねえ。
    スマホのアプリは相変わらず接続がスムーズにやれませんが・・・アプリの中自体はそれほど変わってはいないようですし・・・。本体を操作する方がやっぱり早い。アプリは遠隔撮影や防振目的で使うくらいでしょうか。

  • GH5の届いた日に・・・

    発売日、夜になってからGH5を受け取りました。
    夕飯を食べながら、機体のGH5の機能をいろいろチェック・・・至福の時です

    ボディ内手振れ補正はどうなっているの?
    EXテレコン1.4倍はやはりこんなものか・・・  (追記:倍率のことです。2倍以上あると嬉しかった)
    ジョグ操作でのフォーカスポイントの移動は便利!
    ファンクションボタンをカスタマイズして・・・
    VFRは180fpsにして・・・
    4K6Kフォトはドライブダイアルの一つになって使いやすくなった!!
    トランセンドのSDXCカード64GB (UHS-I U3)でどうやら4K60Pも撮影できそう
    基本的にGH4で使っていたアクセサリーは使えそう
    フォーカストランジションはちょっと使いにくいけど、やり方はわかった
    OLYMPUSの60mmマクロでフォーカストランジションが使えた!!

    遊んでいるうちに、いつのまにかえらい時間に。遊んでいる場合じゃないのになあ
    そして、何気にいつも見るサイトをチェックしていたら、えらいニュースを見てしまいました。
    (さらに…)

  • 蚊柱のスロー動画

    夕方近く、庭に蚊柱がいくつか発生しました。もう春だねえ、などと和んでいる場合ではありません。まずは撮影!

    蚊柱って、いつも見慣れているものですが、ビデオカメラを向けた事はありませんでした。スチルカメラで連写した時は結構面白い瞬間が撮れて、いつか高速度ビデオカメラでと思ってはいたのですが・・・結果、短い時間でしたが、とても面白い動画を撮影できました。

    FS700にShogun INFERNOを組み合わせる事で、FSRAW to Proresで、2K240fps(frames per second)動画記録できます。エンドトリガーで数秒遡って記録するバッファー記録も便利ですが、何分でも撮り続けられるメリットをこれから色々探っていこうと思います。まず、長く記録できるということは、それだけ決定的瞬間をゲットするチャンスも増えるはずです。
    撮影した動画の情報を見ると、解像度2048×1080で再生コマ数は239.76fps! 59.94fpsに対して4倍、23.97fpsに対して10倍のコマ数です。23.97fpsの編集ラインにのせた時、速度10%までは一コマ一コマ別々の完全なスロー映像を作ることができます。
    もうすぐ発売になるGH5の注目の新機能、180fpsまでのVFR撮影も、メモリーがいっぱいになるまで連続して記録できます(たぶん・・・)。こちらは、確か記録された状態ですでにスロー動画になっているはずです。GH4は96fpsまででしたので、これは大きな進歩。4K60Pとともに要注目の新機能です。もちろん、私もすごく楽しみにしています。

    ユスリカと思って撮影したら、ガガンボかガガンボダマシのなかまでした。リズミカルな上下運動の中に、肉眼ではまるで分からなかった翅の動きを確認できて、ちょっと感激。珍しくもなんともない、普段は特に見ようとも思わないようなものでも、速度をちょっと変えるだけで、こんなにも違って見えるものなんですね。すごく新鮮です。動きの速い昆虫の世界は10倍程度のスローでは全然足りなく感じる事も多いですが、蚊柱のような、肉眼で見えそうで見えない位の高速運動に色々新しい発見がありそうです。

  • 林床の花 4K60P動画

    オウレンとミスミソウを撮影しました。

    ピントが結構シビアです。冒頭の振り下ろしの絵は、SEL18200のワイド端ですが、なんとピントが浅い。確か絞りは5.6で浅めではありますが、オウレンから空まで結構ピントリングを回します。AFでは思った所にピントがきません。
    そこで使ったのがフォーカストランジション。フレーミングだけに集中できて、これはいい! 腕が悪いのと、ボロい雲台を使ったため、ちょっとガクッときますが・・・

  • インコのシロちゃん10倍スロー FS700

    我が家のセキセイインコ、シロちゃんです。2011年の2月にヒナから飼いはじめて、もう6年・・・病弱で何度か危ない事もありましたが、ずっと一緒に暮らしています。雌はほとんど喋らないということですが、シロちゃんは自分の名前だけ連呼します。

    Shogun INFERNOを使って、Prores422HQ収録しました。4:2:0のAVCHD収録と比べて、やはり画質はだいぶ違うようです。
    編集で200%拡大もやっていますが、結構見られる絵になっていると思います。(ソフトフォーカスっぽい処理を併用してますが・・・)

    SHOGUN INFERNOとの併用で、Full HD 240fps でずっと撮り続けられるようになりましたが、従来通りのバッファ記録の録画が撮影もデータの処理も楽です。FS700の設定をRAW出力ではなくHD出力にすれば、Shogun INFERNOはRAW to Proresではなく普通にフルHD信号として記録できるようになります。内蔵SDカードに記録する時と同じで、エンドトリガーに設定し、FS700の録画ボタンを押せば、Shogun INFERNOも連動して何秒か前だけ記録します。

    それと、1つ、気がついた事があります。RAW to Prores収録の時は、カメラの液晶で見る色とShogun INFERNOが表示する色がまるで違います。ピクチャープロファイルをPP7からPP4とかオフとかに切り換えても、S-Log2ほどでもありませんが、コントラスト低めの浅い色合いで、ちょっとヤダなって感じです(HD収録なら、カメラと同じ色味で安心して使えます)。RAW to Prores収録の時は、いっそのことLog収録の方がよさそうです。感度がISO2000でノイズが問題と言われますが、恐れていたほどではありません。Shogun INFERNOを使ったLog収録は新鮮で、AtomosのFacebookで紹介されていた、LUTCalcで書き出したLUTを使って、前よりは「これでいいんじゃない?」と思えるものになってきましたし。

  • YouTubeでの4K動画再生

    最近、自分のなかでApple離れが進みつつあります。
    ずっと使い続けてきた動画編集ソフトをFinalcutからAdobe Premiereにシフトしつつあること、もそうですが、Webブラウザも少し前からSafariからGoogleのChromeに切り替えました。一番の理由が、SafariでYouTube動画を見ようと思った時、4K動画を満足に再生できないためです。理由はこちらに解説がある通りで、最近4Kでアップした動画は、フルHDまでしかファイルが存在しないかのようです。4K60Pでアップしても、Safariで閲覧すると↓この通り。


    ▲Safariでの表示。


    ▲Chromeでの表示。ちゃんと2160P60も1440P60も再生できる。

    もっとも自分の環境ではYouTubeの4K60P(2160P60)はちょくちょく引っかかってまともに動きません。1440P60まではスムーズに動きます。
    ちなみに、自分の場合、YouTube用の4K動画は40Mbpsに設定して書き出しています。書き出したファイルはパソコン上ではスムーズに動きますが、YouTubeにアップすると、上記のような状態になります。ネット環境の問題かも知れません。

    それにしても、Appleはいつまでこの状態を続けるつもりなんでしょう? Chromeはシンプルで使いやすいですね。ページの読み込みも速いし、ひっかかる事が少なくなったように思います。ちょっと前はApple製こそシンプルで高性能だと思っていました。それにAppleが潰れたら困る、とまで思っていましたが、ちょっと目が曇っていたのかも知れません。

  • 4K60P動画撮影

    Atomos SHOGUN INFERNOを使いはじめて、ようやくFS700で4K撮影できる環境が整いました。
    機材全体が大きく重くなって大変ですが、ピントがよりシビアになって、あらためてSHOGUNクラスのモニターのありがたさが分かります。これなら拡大フォーカスの助けがなくとも、そのまま使えそうです。GH5は本体収録でコンパクトに使うつもりですが、ちょくちょくSHOGUNのお世話になるんじゃないかと・・・
    しかし、目下の不安はバッテリー。付属の二個のバッテリーだけでは難しそうです。

    庭のキンギョツバキ。冬の寒さで傷んでいる花にニホンミツバチがやってきました。花の少ないこの季節、貴重な蜜源なのです。4K60Pでテスト撮影しました。

    鶴岡にも確実に春が近づいてきています。

  • SHOGUN INFERNO入手!しかし・・・

    ようやくAtomos SHOGUN INFERNOを入手しました。
    さっそく4K60P、2K240fps連続撮影をテストしながら、SHOGUNシリーズの人気の高さをなるほどと実感しておりましたが・・・肝心な、一番期待していたFS700の4K120fpsの4秒撮影ができません。そんなバカなと思って色々試してみましたが、どうもダメなようです。

    SQボタンを押して、4K120fps収録状態にすると、SHOGUNは画面が暗転したまま戻ってきません。ここで映像が入力されないことにはダメなのですが、NO INPUTのまま変わらないのです。FS700の液晶にはしっかり映像が出ていて、さらにレコードボタンを押すとスロー映像も表示されます。しかし、今のままではどこにも記録されません。さらにSQボタンを押すと、2K240fpsに切り替わり、こちらはSHOGUNにも問題なく映像が表示され記録できます。

    4K120fps収録ができない理由がわかりません。お店の人からもInfernoからできるようになっているはずと聞いていたし、自分もそう信じて疑わなかったので、ショックが大きいです。現在、SHOGUN INFERNOのバージョンは8.11。今後のバージョンアップで可能になったり、しないかなあ・・・ 

    ↓2Kの240fps撮影をテスト