エゾツユムシは主に夜に鳴きますが、昼間も何か刺激があると・・・なんでしょうか、しばらく鳴き交わしが起こる事があります。また、日没前の明るいうちから鳴き交わしが始まることも。 そんな夕方に始まった鳴き交わしで、ライトなしに動画に撮影することができました。スローで撮影できたのは初めてです。
FS700の2KRAW240fpsをSHOGUN INFERNOで収録。音声はSHOGUN INFERNOのアナログ入力による同録です。
翅を開く方向に擦れる音と閉じる方向に擦れる音は、音色もボリュームもかなり違うようです。閉じる方向はヤスリがより引っかかる形になっているのでしょう。それにしても閉じる直前に体を大きく揺するのは何故でしょう?
予想通り、いや予想以上に面白い動きが見えました。ツクツクボウシのお腹は前後に加えて上下の収縮もあるんですね! それであんな複雑な鳴き声が可能なのでしょう。(追記:というより、よく似たヒグラシのお腹の動きも前後の収縮、なんてものではなく、風船のように全体が膨らんだり縮んだりを繰り返しております。自分の映像を見て改めて気づきました)
スローにすると、同時に2つの旋律を奏でている事がはっきりと分かります。これって、結構スゴイ事じゃないかと思います。
鳴いているミンミンゼミの音声同録スローです。お腹の動きで音の調子が変わるのがよくわかります。
オオカマキリ幼虫がイモムシを食べていました。食事中はちょっと・・・でしたが、食後の手入れの様子はとっても可愛かったのでYouTubeにアップしました。 またいつものFS700の2KRAW240fps+SHOGUN INFERNOで収録。4倍スロー(25%スロー)映像です。前脚のカマを口でなめて綺麗にする様子、そしてカマの内側にあるブラシを使って複眼や顔の汚れを拭き取る様子を短くまとめました。肉眼では速すぎてよく見えない口ひげや小あごの動きも、4倍スローでよくわかります。
鳴き声のデカさの割に動きはかすかなアブラゼミです。スローで見てもツマラナイかと思いましたが、移動時の鳴き声が予想していなかったリズムになって、ちょっと驚きました。音質が全く違いますが、まるでキンヒバリのようなリズムに聞こえませんか? FS700の2KRAW240fpsをSHOGUN INFERNOで収録。音声はSHOGUN INFERNOのアナログ入力による同録です。
鳴いているヒグラシを見るなら、朝か夕方と勝手に思いこんでいました。それも、コナラのような広葉樹がいいと・・・ 長く過ごした小諸での経験が邪魔をしてしまっていたようです。
スギ林のヒグラシは日中からよく鳴いています。朝や夕方のような大合唱ではありませんが、移動も少なく、ずっと撮影しやすい事をようやく知りました。木洩れ日もあり、適度な薄暗さもありなのがいいのでしょうか。
それにしても、なんで今まで気がつかなかったのだろう。太いスギの幹の眼の高さくらいのところにたくさんとまっていて、汁を吸ったり、産卵していたり、手でつかめそうです。スギ林で鳴いているのは気づいていましたが、高い梢の方にいるものと思いこんでいました。ちょっと踏み込めばスグに分かった事なのに・・・
チリチリ・・・と単調な音と思っていましたが、スローにするとやや複雑な翅の動きが見えてきました。
FSRAW240fpsを60fpsに変換すると4倍スロー、24fpsに変換すると10倍スローです。先日からの音声同録スローも、4倍じゃなく一気に10倍スローと行きたかったのですが、実は奇妙な壁にぶちあたっていました。 Premiereプロでの編集の問題と思います。映像を速度10%、音声は速度8.79%に調整した時点では気づかなかったのですが、いざ、いつものようにYouTube用H.264に書き出してみると、なぜかスロー音声が無音になってしまいます。編集中は問題なく音が出るのに・・・ノーマルスピードの方は音は出るのに・・・ Proresとかファイル形式を色々変えて試してみても、やっぱりダメです。
試行錯誤の結果、音を10%未満にすると書き出したファイルが無音になる、とわかりました。10%はOKで、9.9%はもうNGです。それで、音の方を10%にして、映像の方を10%よりちょっと速めて11.37%にすることに。 理由はさっぱりわかりません。何か見落としているのかな・・・以下、完成ファイル (さらに…)
先日YouTubeにアップしたナキイナゴとニイニイゼミの音声同録スロー動画ですが、何度か見ているうちにやっぱり音がズレている感じがします。 そこで、オルゴールを撮影して徹底的にタイミングを合わせてみることに。 ▲ほぼタイミングが合っていると思います。音ズレの修正値は次の通りです (さらに…)
最初の1分がノーマルスピード、その後は、同じものの25%スロー映像です。おしっこの瞬間がノーマル速度は0:32に、スローでは03:08に見る事ができます。
金緑色に輝く美しいマダラホソアシナガバエです。葉上で何匹もが争っているのですが、肉眼では、小さな虫だし、動きが速いし、まるで眼が追いつきません。スロー映像で、とてもシャープな飛翔の様子が見えてきました。
水面で争う2匹のミズスマシ。スローで撮影してみると、なんとオレンジ色の前脚(?)をふりあげ威嚇するような行動が写っていました。
しばらく撮影していましたが、脚を上げる行動は必ず見られるわけではありませんでした。そもそも争っているのかどうかも不明です。水面すれすれに飛ぶ双翅目の昆虫もなんだかよくわかりません・・・もしかしてブユ? (さらに…)
FS700のスロー映像はそのままでは音なしです。以前は別に収録した音をアテレコしていましたが、SHOGUN INFERNOを使って同録できるようになりました。第一弾はナキイナゴです。
FS700の2KRAW240fpsをSHOGUN INFERNOで収録。音声はSHOGUN INFERNOへのアナログ入力による同録です。 (さらに…)
ZOOM H6, RODE NT5 (Omni Stereo) 2016年7月17日 西日本某所
昨年の今頃は先日放映されたある番組の取材で西日本にいました。たぶん生涯はじめて聞くヌマガエルの合唱が印象深く、取材の手伝いを終えたその晩に録音して帰路につきました。
イタドリの葉上でもつれ合う小さな甲虫。体長4mmほどの小さなカシルリオトシブミの雄同士が闘っていました。長く湾曲した前脚で組み合って、まるで相撲です。両者互角の対決は延々続くかと思われましたが、突然、1匹が離れていきます。負けを認めたというより「飽きた」ように見えました。
アップ目の映像はEXテレコンに有利な事もあってVFR60fps/120fps(50%スロー)で撮影しましたが、再生してみるとスローよりノーマルスピードの方がコミカルで面白く、編集上で調整しました。
ビーっと鳴いているのはケラ。キンキンと高い音をたくさん響かせているのがキンヒバリです。夜の22時ですが、まだオオヨシキリが鳴いていました。ZOOM H6, RODE NT5 (Omni Stereo) 2017年7月1日 鶴岡市にて
去年、はじめて庄内でキンヒバリの鳴き声を聞いたと書きました。でも、それはただの認識不足だったようです。今年ひさしぶりに6月の鶴岡を見てまわると、キンヒバリの鳴き声は決して少なくないことがわかりました。去年一昨年と二年連続で6月は鶴岡から離れていました。その前の年2014年も、鳴く虫に耳を傾ける余裕がなかったです。そしてキンヒバリを意識しだしたのは、2015年の春を房総半島で過ごしてからのこと・・・
キンヒバリは、鶴岡市民に人気のハイキングコースである、高館山の麓にある下池(ここはラムサール条約登録の湿地でもあります)の湿地にも多く、特に鶴岡市自然学習交流館「ほとりあ」周辺で賑やかに鳴き声が響いています。
小中学生を対象とした写真コンテスト「生きもの写真リトルリーグ2017」の作品募集は7月10日までです。
▲先日デジカメWatchに掲載された関根慎一さんの記事にリンクしています。クリックしてご覧下さい。応募方法や賞について詳しく紹介されています。
副賞としてPanasonicのカメラも用意されています! ・最優秀作品賞1名(デジタル一眼カメラ LUMIX DMC-G8) ・優秀作品賞6名(デジタルカメラ LUMIX DMC-FZ85) ・小諸市長賞1名(デジタルカメラ LUMIX DMC-FZ85)
先日、近所にたくさんのホタルの光を見ることができましたので、FS700の4K60Pでテスト撮影に行きました。 レンズはキャノンの格安標準レンズ50mmF1.8、ISO感度は6400です。60Pでも思ったよりよく写りました。 実は、あとになって4K30Pや24Pという選択もあったと気づきました。更に明るく写ったはずなのは言うまでもありません。。。
S-Log2で収録してLutをあてようとしたのですが、はて?何故かそのまま使うのがよさそうです。ちょっと明るさを持ち上げただけでアップします。 しかし何故だろう? 結果オーライでいいのかな?
13日に蛹化したアゲハが先ほどようやく羽化しました。実はここ数日、夜も灯りを点けてインターバル撮影につき合ってもらったりして、すっかり昼夜が分からなくなった可哀想な蛹でしたが、無事に終わって私もホッとしています。もちろん、GH5とFS700の4K動画撮影をやりました。無駄なカットが多いので、まとめるのに時間がかかりそうです。最近はHDD節約のため、不要カットをせっせと削除する事にしました。そうでないと、あっという間に1テラ2テラ消えてしまいます。余計な仕事が増えました。
まずは羽化直前の蛹の画像をアップします。 ▲羽化30分以内の撮影、30枚から深度合成しています。