Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

投稿者: 高嶋 清明

  • ヤマアカガエル

    昨夜の雨のなか、最後のチャンスとヤマアカガエルの産卵シーンを探してまわった。
    でも、完全に失敗。
    雨の音が邪魔になって、カエルの声を聞くなど全く無理だったのだ。
    翌朝になって、ある場所に大量の卵塊をみつけめまいがしてしまった。
    P4150268

    だが、諦めるのは早い。
    夜になって再び同じ場所を訪れ、ようやく目的のアカガエルの鳴きかわしを録音することができた。
    だが、撮影することは諸々の理由から叶わなかった。
    また悔いの残る結果となってしまったが、今年色々まわって、ようやく糸口が見えてきた。
    来年は確実にものにできそうだ。
    あとは、そのタイミングに体があいているかどうか、だけである。
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  • ホクリクネコノメソウ

    新潟県が北限とされる植物のなかには、山形県にも分布するものがいくつもある。地元の人はもちろん知っているのだが、だからといってこれまでの記載を塗りかえようと積極的にはやらないのは、そこはやはり山形県人の県民性が出ているんだろう。
    そう、私は解釈している。もちろん私も積極的にそんなことをしないつもり。

    今日は、温海のTさんに案内していただいた。Tさんオススメがこのホクリクネコノメソウ。確かになんとも魅力的な花だ。薄暗い林の中で不思議に光って見えた。
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    P4140108
    場所についてはナイショです。

    そしてアマナ!(これも場所についてはナイショ)
    ちなみに、キバナノアマナは割とよく見られる。
    P4140079 P4140089

    一緒に同行していただいたSさんがさりげなく「シロバナだの」とおっしゃる。いやースゴイじゃないですか。
    私もこれまで随分ヒメオドリコソウを見てきたけれど、シロバナは初めて。ちなみにこれは色素がぬけたもので、ヒメオドリコソウには変わりないとのこと。
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  • 公園のサクラ

    おそれていたことだが、ろくに撮影をしないうちに、鶴岡の桜は満開をすぎてしまった。
    もう花が散り始めている。
    いくらか散り始めた段階が「満開」なのだそうだけど、何にしても綺麗な盛りは
    過ぎてしまったようだ。
    花の命は本当に駆け足だ。半端なつきあい方では、やっぱりダメなのだ。

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  • ツマグロオオヨコバイ

    家の庭では春にツマグロオオヨコバイがたくさん見られる。
    アオキやツバキなど常緑の植物が社交場のような状態になっているのだ。そろそろ新しく芽吹いたアジサイやバラなどに分散を始めている。
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    さて、お庭では彼らの求愛行動がとても盛んだ。
    交尾シーンは決まって、このように雄は羽を広げていて一秒間隔くらいでブルッと震わせる。交尾時間は短く1分もない。
    今日は交尾の写真を撮るのに時間を使ってしまったが、
    もう少し時間をかけてじっくり取り組む価値のある興味深いシーンがいくつも見られた。
    P4130037
    E-520 マクロ50mm+1.4×テレコン

  • カンアオイの花

    そろそろ新しい葉を出そうとしているカンアオイ。
    今は花の咲く季節でもある。
    花をのぞくと、おしべに黄色い花粉がたくさんついているのが見える。
    P4129344 P4129331

    この花粉を誰が運ぶか?
    キノコバエという説が有力そうだが、ナメクジやカタツムリという信じられないような説もある。
    今日見た花の1つには、確かにそれらが歩いたあとが残って、虹色に光っていた。
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  • 近所のサクラ

    今日も日中山にでかけて、桜を見たのは夕方になってから。
    もっともこの時間に撮る桜は、色がのって綺麗に写るように思う。

    三分咲きというところだろうか。
    P4129450

    P4129454 P4129464
    E-520 9-18mm シグマ150mm

  • カタクリ

    左は9時半、右は11時半。
    急速に雪解けが進む様子がよくわかる。
    こんな比較写真は滅多に撮れないだろう。
    P4129185 P4129302

    いつまでも落ち葉がからんで、ちょっとかわいそう。
    こういうのを見たときはできるだけ外してやろうと思うのだけど、
    今日の場所は数が多すぎた。
    P4129205

    咲き始めの綺麗な物は、やはり撮影していても楽しい。
    P4129257 P4129371

    写真を撮っている間に、見る見る開花が進んでいく。
    もっとちゃんとカメラを固定して、次にのぞみたい。
    開花の連続写真も比較的容易に撮れそうだ。
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  • お休み中のコウモリ

    とある公園のトイレにて。軒下でお休み中のコウモリ発見。
    種類はなんでしょう?

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    E-520 シグマ150mm

  • 春本番!

    やわらかい日差しの暖かい一日。
    春の植物たちも、ひときわ輝いて見えた。

    イワウチワ
    P4119092

    山道の途中にテリトリーをはるギフチョウ
    ここでは、次々に別の雄が現れて、占有行動を行っていた。
    同行した永幡さんのブログにも詳しく書かれている。
    P4119132

    柿の木畑のすぐ上に、立派なブナの林。
    かつてこの柿の木畑にもブナが広がっていたんだろう。
    他の木々に先んじて、新緑をひろげている。
    P4119160 P4119163

    キクザキイチゲとフキノトウ
    フキノトウは庄内弁でばんけ。
    山沿いの雪解けのあとにびっしり生えている。
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  • シュロソウ

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    先日、飛島に行った際にギョウジャニンニクと間違いそうになったのは、
    シュロソウだった。
    今日、同行してくださった、鶴岡の柴田さんより教えていただいた。
    ギョウジャニンニクは、ニンニクの匂いがするので、わかりやすいとのこと。

    ついでに何で、シュロソウというかと名前の由来まで。
    根本をちょっと掘ると・・・
    P4108856
    E-520 マクロ50mm+1.4×テレコン

    なるほど。。。確かにシュロソウだ!
    よくわかりました。

  • ニホンセセリモドキ

    一瞬、ミヤマセセリかと思ったら、ニホンセセリモドキというガであった。ミヤマセセリは庄内では非常に少ない。私はまだ見ていない。

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    地面で日光浴する姿も見られるが、雄はちょっと高いところにとまって、ヘアペンシルを出す。雌を惹きつける匂いを、より遠くに流そうというのだろう。
    P4109019 P4109000
    E-520 シグマ150mm

  • ケブカハチモドキハナアブ

    山の頂にて、ケヤキの幹に日光浴中のけハチモドキハナアブケブカハチモドキハナアブ※がいた。
    一匹だけでなく、交尾中のものまでいた。
    残念ながら逃げられてしまったのだが。

    ※宮崎の昆虫写真家 新開孝さんより情報をいただきました。
    ありがとうございました!
    P4108812

    言うまでもないと思うけど、このアブは、ハチに姿を似せている。
    たまに下のように翅を閉じることがあるけど、ほとんどは上のように開いている。
    こうした方が、よりハチっぽくなるということをちゃんと知っているようだ。

    P4108805
    E-520 マクロ50mm+1.4×テレコン

  • アカネスミレ

    アカネスミレ。
    葉は光沢がなく、一見して他のスミレと違った印象を受ける。
    スミレのなかまがだいぶ目立ってきた。
    右下の写真にうつっているのは、ナガハシスミレとタチツボスミレ。
    P4108882 P4108905

    カタクリはどこに行っても多い。
    それでも、シロバナはまず滅多に見ることがなく珍しい。
    もう少しで開花しそうで残念だったが、待っている余裕もなかった。
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    小諸では普通に見られたアズマイチゲ。
    庄内もないわけではないが、とても数が少ない。
    P4108968
    E-520 9-18mm マクロ50mm+1.4×テレコン

  • 近所のサクラ

    今年のソメイヨシノの開花予想は4/12だったと思うけど、
    もう明日にも咲きそうな勢いだ。
    日なたの壁よりのものは、すっかり咲き始めているようだ。

    P4098723

    P4098727
    E-520 9-18mm シグマ150mm

  • カタクリ

    高館山のカタクリは、もうピークを過ぎてしまっているようだ。
    5日あたりが見頃だっただろうか。綺麗なシーンを探して見てまわるが、アップに耐えられるものが少ない。場所を移した方がよさそうだ。

    P4098695

    淡いピンクで綺麗だ、と思ってアップでのぞくと、結構傷んだ花だったりする。広く花が咲き乱れる様子を撮影しようと思うが、雑然としていて何とも絵にならない、ように思えてしまう。
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    ギフチョウの雌が日光浴中
    カタクリの吸蜜シーンはまだ撮れない。。。
    P4098646
    E-520 9-18mm シグマ150mm

  • ギフチョウ

    ようやく、今年はじめてギフチョウに会えた。
    上着を着ていられないくらいの温かさ。今日は一気に羽化が進んだだろう。

    最初に撮影した一枚、尾根道で占有行動&日光浴の雄。
    P4088301

    偶然入った山中で、なぜこうなるのか笑っちゃったのだが、山形の永幡さんと会った。その彼が、雄の行動に注目していった結果、目的の交尾シーンをものにした!
    何も苦労しないでと気が咎めたのだが、隣で私も撮影。
    永幡さんのHPを見て、更に気が咎めたが、やはり載せることにしよう。
    P4088329 P4088336
    E-520 シグマ150mm

    私は虫について、シロートな部分がいまだ多い。
    ギフチョウの雌雄についても、こんな明確な違いがあることに、昨年まで本当に知らないままだった。標本箱に並べた経験がないのは、もしかしたら相当な弱点なのかも知れない。この写真を撮りながら、また再確認。「えりまき」が雄は黄色、雌はオレンジ。

  • スミレとハネカクシ

    いつのまにか、スミレがすっかり出そろっている。
    目立つのはスミレサイシンにナガハシスミレ。
    オオバキスミレはまだ見ていない。

    スミレサイシンの花に、たくさんの小さなハネカクシが集まっていた。
    どうしてこんなになるのだろう?
    P4088402 P4088413

    こちらはナガハシスミレ
    P4088443
    E-520 マクロ50mm+1.4×テレコン

  • ブナの花

    ブナの花が咲き始めた。
    遠方からもその様子は、山肌の所々がうっすら緑色に色づいて確認できる。
    昨日、はじめてそのことに気がついた。

    P4088506 P4088525P4088505
    E-520 シグマ150mm

  • 木々の芽吹き

    今日で、番組ロケ終了。
    明日もロケ隊は鶴岡に残って、実景の撮影を行う。

    大山公園にて、撮影の合間に植物の芽吹きを撮影。

    このサクラはソメイヨシノではないように思う。
    ガマズミは若い葉と花芽を大きく膨らませていた。
    P4078277 P4078270

    コブシの花芽も膨らんできた
    P4078283

    ハウチワカエデ
    葉と花が同時に芽吹いている
    P4078294
    E-520 シグマ150mm

  • カワゲラの一種

    日没後、ふと手をかけたサクラの幹に、たくさんのカワゲラがとまっているのに気づいた。
    オナシカワゲラの一種だろうか、冬に雪の上で見た種ではないようだ。
    かなりの数。そして、そのほとんどが交尾中だった。
    一画面におさめられないが、50以上のカップルがいたと思う。
    P4068237 P4068258

    P4068263
    E-520 9-18mm マクロ50mm+1.4×テレコン