毎年最初にビロードツリアブを見ると、何だか写欲がわいて追いかけてしまう。
でも、数が少ないので無駄に疲れることになる。
今、ちょっと山に入って、カタクリの咲いているような場所をまわってみると、やたら多くて
そこで「無駄に疲れる」ことをやっていたなあと思うのだ。
特に多く見るのはオクチョウジザクラである。
ギフチョウの吸蜜シーンは今日も逃したが、ビロードツリアブはバッチリ。
E-520 シグマ150mm
昨日は好天だったが気温が上がらず、今日が全てにおいていい日であることは間違いない。
そう期待して、さてどこに行こうかと考えたとき、ふと昨年の同時期のことを思い出した。
そうだ、「あそこ」にはツマキチョウがたくさん出ていた。
昨年はあまりよく写真も撮れないまま他に時間を使ってしまい、見送ってしまったのだ。
目標は決まった。
そして現地に行って思わずビンゴ!と声をあげてしまった。
ツマキチョウだから数は少ないのだけど、新鮮で写真に撮るにはとってもイイ感じ。
2時間ほど久しぶりに撮影を楽しんだ。
とまって休んでいるツマキチョウ。左は雄で右が雌。
この雌はまだ羽化直後のところを飛ばしてしまったのか、前翅の先端がやや縮んでいる。
後翅裏は地味な感じで、まわりの枯れ草にとけこみ見つけるのは難しくなる。
でも、よく見ると、この裏の模様も金色に光り地味ながらキレイである。
雄の吸蜜シーンもいくつか撮れた。
タンポポは集合花だからか、吸蜜時間は異様に長かった。
こちらは雌。カキドオシに吸蜜中のものと、タネツケバナに産卵中のもの。
今さらだが、雌雄の区別として、前翅の先端が雄は黄色、雌は黒ではない。
雄だと黄色い部分が、雌は白なのだ。(間違えて覚えてしまっているのは、私だけだろうか?)
交尾中のものまで撮影できた。
この日の午前中ツマキチョウに集中しようと思ったのは、まったく正解だった。
E-520 9-18mm シグマ150mm
ブナの朽ち木にひそむルリクワガタ。
永幡さんが見つけた産卵マークびっしりの朽ち木に、見つけた雄一匹に雌一匹。
またしても脇から撮影させてもらった。
私にはその知識がまるでないので、1人で歩いていたら100%素通りである。
彼のとても印象的な写真でブナの新芽をかじっていたのは本種ではなく、
コルリクワガタであることも、今日のことでしっかり記憶できたと思う。
産卵マークは()に・
産卵マークとは、こんなにもはっきりしたものなのか。
E-520 マクロ50mm+1.4×テレコン
登山道は雪渓に行く手を塞がれた。
と思ったのは私だけで、永幡さんは更に先に進んでしまった。
谷川の流れを上から撮影してくるという。
知識も経験もない私は、どこに雪庇が隠されているかと思うと、
びびっちゃってダメだった。。。