Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

投稿者: 高嶋 清明

  • ヘリグロツユムシ

    この虫にはだいぶ前にも一度あっています。2000年9月、帰省先の山形からの帰りに見て、その時はクダマキモドキと間違えてしまいました。不覚にもその間違いに気づいたのは昨年になってからのことです。ヘリグロツユムシという存在を意識したのもそれからで、今年になってようやくまとまった数を見ています。

    P8185666

  • ヤマトマダラバッタ

    砂浜の草地にすむヤマトマダラバッタ(ヤマトバッタ)。もうほとんど羽化してしまったのか、成虫ばかりが目につきました。

    地表低くをすばやく飛び、俊敏に着地しピタリと動きをとめる。それだけでももう目くらましにあったようになります。バッタもその事をよく心得ているようです。

    P8165599

    目くらましといえば、ショウリョウバッタもなかなかのものです。バッタの中でも相当でかいほうなのですが、こんな模様のものがこんな草地にいたら・・・まず見つからないでしょう。

    P8165614

  • ハナダカバチ

    庄内浜にきっといるだろうと昨年も探していたハナダカバチ。結局見つからずでそのままだったのですが、永幡さんより庄内で見たとのメールをもらいました。う〜ん、またしても先を越されましたが、でも嬉しいニュースです。連絡をもらった翌日、現地に行ってみました。

    確かにいました。上下にブンブン震えるような飛び方なのか〜。実は見るのも初めて。

    P8165576

    砂浜の一角に多いときで5匹。時々砂に下りて休みますが、視界に何か飛んでくるとサーッと寄っていきます。どうも雌待ちの雄ばかりのようです。

    P8165610
    1時間ほど観察を続けましたが、同じ動きの繰り返し。残念ながら雌の姿は一度も見ませんでした。
    P8165608
  • アブラゼミの威嚇音♪

    悲鳴というと何だか哀れな感じがしますので威嚇音としてみます。
    つかまえたアブラゼミが手の中で暴れている様子です。
    そのまま逃がしてみました。
    0809abrazemi.m4a

    バイノーラルマイク使用
    2009年8月9日 鶴岡市にて

  • アブラゼミ♪

    今までは全てコンデンサーマイクでしたが、これはダイナミックマイクによる録音です。
    対象に接近して録音するにはダイナミックマイクの方がいいのでは?
    ずっとそう思っていたのですが試して正解でした。
    芸能レポーター御用達のマイク。
    モノラルでしか録れませんが耳に聞こえる音により近いように思います。
    0811abrazemi.m4a

    P8064546
    ダイナミックマイク使用
    2009年8月11日 鶴岡市にて

  • シロスジコガネの威嚇音♪

    海辺に見られるシロスジコガネ。
    つかむとキイキイと威嚇音を発します。
    お腹と前翅をこすりあわせているようです。
    0811sirosujikogane.m4a

    P8064763

    ダイナミックマイク使用
    2009年8月11日 鶴岡市にて

  • アブラゼミ♪

    東北は梅雨明けしないで秋を迎えることになるようです。
    なんだか気持ちが晴れません。夏はやっぱり思いっきり汗をかきたいものです。

    そんな中でも庭のアブラゼミはすごいです。
    この録音は久しぶりに出た太陽の下でしたが、曇っていても
    雨が降っていても、時には真夜中でも突然大合唱が始まります。
    0806abra.m4a

    バイノーラルマイク使用
    2009年8月6日 鶴岡市にて


  • 花火♪

    小雨降る中でしたが、鶴岡の花火大会は今年も素晴らしかったです。
    ここは全国デザイン花火競技会も入った内容盛りだくさんの花火大会。
    雨降りなので簡単な録音機だけ持って出かけてきました。
    13000発の1時間半、飽きることなく楽しめました。

    この音はプログラムの最初の方でとっても感激したものです。
    交響曲カルメンと見事に同期した打ち上げ、コンピューター制御でしょうか。
    会場の雰囲気がよく録れていて満足の録音です。
    ヘッドフォンでボリュームを上げて聴いてみてください。
    0809hanabi.m4a

    バイノーラルマイク使用
    2009年8月9日 鶴岡市にて

  • ヒメハルゼミ♪

    伊丹に向かう途中、能生のヒメハルゼミの生息地を訪れました。
    前回バイノーラルマイクを使えませんでしたので、今回はその雪辱戦です。
    16時過ぎの森の中。
    雨交じりで薄暗かったですが、ヒメハルゼミの合唱は勢いがありました。
    蝉しぐれのたとえ通り、上から脳天に突き刺さるような刺激的な声です。

    録音の成果は・・・まあこんなものでしょうか。
    やっぱり難しいですね。
    0802himeharu.m4a

    バイノーラルマイク使用
    2009年8月2日 新潟県糸魚川市にて

  • クマゼミ♪

    初めてマイクを向けたクマゼミの声は意外に手強かったです。
    遠くからパラボラでねらいをつけても、マイクを近づけても、なぜか妙に歪みます。
    セミ全般によくありますが、特にクマゼミは強く歪んでくれました。
    一匹の声としては、このあたりがベスト。
    もちろん満足できていません。耳に聞いた声とはちょっと違います。

    対策を練って、再びトライしたいと思います。
    0803kumazemi.m4a

    パラボラマイク使用
    2009年8月3日 兵庫県伊丹市にて

  • クマゼミ♪

    クマゼミの録音は伊丹市昆虫館のある昆陽池公園で行いました。
    前日のヒメハルゼミ同様、林全体が大きな音のかたまりにつつまれるようでした。
    一匹一匹の声は、耳ではもはや分解できません。

    ここは伊丹空港も近いので、飛行機がひっきりなしに通っていきます。
    0803kumazemi_4.m4a

    バイノーラルマイク使用
    2009年8月3日 兵庫県伊丹市にて


  • クマゼミ♪(車窓から)

    朝8時。
    中国自動車道を下りて、伊丹市昆虫館に向かう途中で録音しました。
    バイノーラルマイクをつけ左右の窓を開けて運転しながらの録音です。

    クマゼミの合唱が時折通り過ぎる様子を録ろうとしていますが、
    期待したほど面白くはなりませんでした。
    道の選択が悪かったですかね。。。
    0803kumazemi_car.m4a

    バイノーラルマイク使用
    2009年8月3日 兵庫県伊丹市にて


  • ナギサスズ

    ウミコオロギ(ナギサスズ)は鳴かないので、声をたよりに探すわけにはいかない。でも、丸い石がごろごろしているような海岸にすむと何かに書いてあった。その情報を頼りに、庄内の海岸を探してみた。

    すると昨年から何度も通った場所がまさにそうだったことに今さら気づく。漂流物をどけて探しはじめると、すぐにそれらしい姿が目に飛び込んできた。
    拍子抜けするほど簡単に見つかったが、それからが一苦労だった。
    丸い石の層はかなり深く、石をどけても更に下に隠れてしまう。延々その繰り返しなのだ。。。
    10分ほどかけてようやく雌雄満足のいくカットが撮れた。

    しかし、これは成虫なんだろうか。
    親になっても翅をもたないので、はっきりわからない。
    体型のバランスを見ると、たぶん成虫なのだろう。

    P8064675

    P8064672

    生息地はこんな場所
    P8064692

     
     
  • ベッコウバチの一種

    P8064724

    夕方の砂浜で、一匹のベッコウバチがクモを引いているのに出会った。

    オオシロフベッコウに似ているが、一回り小さい。最初見たときから落ちつきなく、何だかおかしな動きだった。しばらく見ていてわかったのだが、近くを歩くアリをおそれているらしい。


    P8064736

    獲物をとられる心配をしているようだけど、気にしすぎじゃないかと思った。

    でも、それは大きな間違い。瞬のうちにクモはアリに奪われてしまったのだ。
    穴に引き込むのを撮影しようと狙っていた私も唖然とするばかりだった。


    P8064767

    砂浜で出会ったシロスジコガネ。地面をてくてく歩いていた。

  • クマゼミ

    ようやくこの耳でクマゼミの声を聞き、この目で姿を見ることができた。いつか見られると思ってばかりで自分から動かなかったのはいけなかった。ずいぶん時間がかかってしまったが、これでようやくホッとできた。

    急に思い立って鶴岡から車を走らせ伊丹まで。
    2日の朝に出て、途中、能生のヒメハルゼミの声を聞き、伊丹に入ったのは3日の朝。1日かかってしまった。
    ずっと天気が悪い中走ってきたが、伊丹は真夏の日差しでクマゼミの大合唱が迎えてくれた。

    伊丹に行ったのは、伊丹市昆虫館の学芸員、奥山さんに前から予告していたからだった。(でも、当日朝になって突然電話してしまったりして本当に申し訳ありませんでした。。。)
    昆虫館のある昆陽池公園は、確かにクマゼミの声で一杯だった。
    P8034177

    雄のクマゼミ。右は鳴いている姿。翅をやや開いて、お腹を激しく動かしている。
    P8034147 P8034101

    一見して雰囲気の違う下のクマゼミは雌。
    P8034079

    センダンだろうか?
    クマゼミが大量に集まっている木があった。
    P8034135 P8034114

    話に聞く通り、クマゼミは午前中メインで鳴いていた。
    午後も鳴いているものはいたが少数。
    午後といえば、君らいたのかという感じにアブラゼミとニイニイゼミが鳴き争っていた。

    5年ぶりに訪れた伊丹市昆虫館。
    ここはいつも子供が一杯で活気がある素晴らしい昆虫館です。
    P8034201

  • ミドリグンバイウンカ

    滋賀のサービスエリアにて見たこともないウンカに出会った。
    クチナシの葉にいた緑色の小さなウンカ。拡大撮影したらとっても魅力的な虫と気づいた。
    ミドリグンバイウンカ。名前を見るのも初めてだ。右は幼虫。
    IMG_4797 IMG_4801

    こんな光沢のある葉にダイレクトにライトを当ててはNGだった。。。
    P8034000

    同じSAにて、イタドリの葉に群れていたのはアオドウガネか。
    小諸でも山形でも見たことのない甲虫だ。
    P8034038

    見た瞬間に、いつものオオニジュウヤホシと違うように思った。
    ニジュウヤホシテントウも山形では見られない甲虫である。
    P8034059

    西日本に行った経験は片手で数えるほどしかない。しかも夏は初めてだ。
    ちょっと車をとめて見てまわると、私には見知らぬ連中が色々いて驚かされる。
    今回、滞在時間が極端に短かかったのはやっぱり残念だった。

  • 夜のヒメギス

    夜のたんぼ道で車を走らせていると、「シリリリ・・・」とあちこちから
    声が聞こえてくる。
    何だろうと、灯りを片手に草地を探したところ・・・何だヒメギスじゃないか。
    小諸で散々聞いていた声なのに、すっかり忘れかけている。
    ヤブキリかなあなんて一瞬でも思ってしまったことを恥ずかしくなった。

    アスファルト上でしか鳴いている姿を撮れなかったが、これは翅の長いタイプ。
    右のヒメギスは翅の短いものだった。
    P7303761 P7303758

    ヤブキリは木の上で鳴いていた。
    P7303765

  • イトカメムシ

    山形の実家にて、少しのあいだ虫さがし。
    ハギの枝先にイトカメムシを見つけた。
    ほっそい体に異様なまでに長い触角。何とも不思議なカメムシ。
    若葉に口を刺して汁を吸っているようだ。
    P7283567

    アジサイの花をバックに
    P7283572

  • ハイイロゲンゴロウ

    ハイイロゲンゴロウを初めて見たのは30才くらい、小諸でのことだ。

    子供の頃に見た図鑑には、ごく普通種的な書き方がされていて、何だか悔しい思いをしていた。小学生の頃に田植えの頃にはよく水棲昆虫さがしをやっていたが、その頃とれたのはヒメゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウ、それとマメゲンゴロウ数種くらいで、寂しいものだった。ハイイロゲンゴロウは憧れの虫の1つだったのだ。

    小諸でも春はとれなかった。真夏にだけ、気がつくと休耕田にたくさん泳いでいるのを見るという感じ。夏の庄内にも少なからずやってくるようで、これまでにもう何回か見ている。昨年は飛島の海岸で見たりして、あれは驚いた。
    P7293602 P7293669

    ハイイロゲンゴロウはよく飛ぶ。水面からも飛び立つそうだが、確かにスキあればすぐに飛んで逃げられてしまう。水槽での撮影中たまたま写った下の写真。こんな瞬間からもその様子はうかがえる。
    翅って水中でも開けるものなんだ?肉眼では何だか翅をばたつかせているだけにしか見えなかった。思いっきりピンぼけだが、ピントのあった写真が撮れるまで捨てずに残しておこう。
    P7293588

  • イモリの幼生

    イモリで間違いないと思う。
    春先に親はやたらたくさん見るのだが、その後をあまり知らない。
    気がついたら、小さな幼生がそこら中で泳いでいた。

    家に持ち帰り水槽で撮影。
    正面から撮った一枚が後々見ると結構かわいい。
    親とはえらい違い。。。マジメに撮り直すべきかと思った。
    P7273508

    小さいけれどしっかり足があるということは、もう孵化してから2ヶ月くらい経つらしい。
    P7273506