アミメカゲロウの飛翔

詳しい種名がわかりませんが、クサカゲロウの一種です。
彼らは確か成虫越冬ですので、秋深いこの季節も見る機会は多いです。

正面に飛んできて欲しいと思い、明るさを手前に持ってきていますが、クサカゲロウはどうも真上に飛びたつのが好きなようです。そうしかできないのかも知れません。

下の1枚も、まるで左方向に水平に飛んでいるように見えるかも知れませんが、実際は真上に飛びたった直後の飛行姿勢です。

前後の翅がまったく違う方向を向いているので、あたかも前後の翅をばらばらに動かしているように見えるかも知れませんが、トンボと違って彼らにはその能力はありません。
前翅に比べて後翅はより大きくはばたくその過程で、このような姿を作るのでしょう。
おそらくこれは翅の打ち上げの途中。前翅が後翅に先行して動いていると思われます。

そして、クサカゲロウがほぼ真上に向かって上昇中であることを思い出すと、無理のない形に見えてきます。このあとは、向きは左右逆ですが、上の写真のような姿勢に移っていくはずです。


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