投稿者: 高嶋 清明

  • ヒメカマキリ

    昨年、とある公園のサクラ並木でヒメカマキリを見つけて喜んでおりましたが、今年も結局早い時期に見つけることができず、秋も深まってからの再開となりました。
    でも、今年は場所が違います。サクラよりずっと低いシャリンバイの植え込みで日向ぼっこしていました。結構まとまった数です。少なくとも5匹はいました。
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    あとで確認していて、上のもう一匹に気づきました。もっと引いて撮影しておけばよかったかな?

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    体長3cmほど。太めですが、バランスのいい可愛いカマキリです。

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    顔のアップ。小さいのでピントが浅くなってしまう。。。ガでも食べていたのか、細かい毛がついています。

    数日前、高館山の動植物についての小冊子「高館山の自然」(昭和56年)を見ていて、ハラビロカマキリの記述がありました。え〜!いるんだ!とにわかに盛り上がり、それでこの時期にいそうな場所はと気にしてまわっています。4年前の今頃、私は香川県にいて、日当たりのよい壁や常緑の葉の上でハラビロカマキリが多く日向ぼっこしていたのを思い出します(楽しかったなあ)。

    もちろん誤認の可能性も考えられます。たとえば「高館山の自然」にこのヒメカマキリの記載がなかったあたりで、もしや?と思ったりします。そして30年前の記録ですから、今とはだいぶ違うはずです。

    ※後日、山形昆虫同好会会誌29号(2000)の岡部光一さんの記事「カマキリ目の採集記録」を見ました。記事によると、岡部さんも「高館山の自然」のハラビロカマキリの記載に注目し、付近を調査されたけれど見つからなかったとのことです。
    岡部さんの記事には、庄内地方でのウスバカマキリについてもふれられていました。私はまだ見ていない種ですが、是非見つけてみたいと思っています。

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    10/29追加

  • ヒメツユムシ

    ヒメカマキリのいたシャリンバイの植え込みには、ヒメツユムシもいました。ツユムシといっても、これはササキリモドキ科の昆虫です。山形県が北限とされています。
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    ヒメツユムシも発音するようです。でも、50kHzという高周波だそうで、人間の耳にはまず聞こえないものと思います。

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    シャリンバイの植え込みにはクロスズメバチも多数集まってきていました。雄バチや新女王ではなく働きバチです。目当てはアブラムシの甘露?

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    海を見下ろす高台にて。シャリンバイは自生ではなく植えられたものでしょう。

  • 月山道の紅葉

    鶴岡〜西川往復の際に撮影。月山道は自動車専用道路だから、いくらキレイな紅葉だからといって道脇に車をとめて撮影するわけにはいきません。この日は、ところどころ工事で停められたので、滅多にないチャンスでした。気がつくと前後の車みんな窓からカメラを向けていました。

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  • キイロスズメバチ

    とある山林公園にて、人気のないログハウス形式のトイレ周辺で何だかイヤな感じがして緊張しました。キイロスズメバチが威嚇してきます。どうも巣が近くにあるらしい・・・

    いったん離れて遠巻きにトイレ周辺をまわってみると、ありましたありました。
    裏手の物置にでっかい巣がむき出しです。 

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    壁の板一枚は高さ18cmありました。巣の高さは70cm超えの特大サイズです。

    私はクロスズメバチ用の防護服をもっていますが、残念ながらそれではキイロスズメバチの針のむしろとなってしまうでしょう。遠くからビデスコで狙ってみました。
    EX-F1のスロー映像です。
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  • オオアオイトトンボ

    今年は水辺をよくまわっているためでしょう、オオアオイトトンボをよく見ます。昨年はなぜか気づくことなく過ぎてしまいました。

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    アオイトトンボのように白い粉を吹いたような感じがありません。

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    水たまりに倒れ込んだイタドリに卵を産んでいるところ。なかなか気に入った場所が見つからないのか、忙しなく場所を変えて産卵していました。