マツムシの耳

コオロギの耳は前脚の脛節にあり。
子供の頃に図鑑を読みあさった自分には、すっかり常識な「豆知識」だったのですが、実際にこの目で確認したのは最近のことでした。小さくて見えにくいとはいえ、やはり自分の眼で確かめなくてはいけません。脚の内側と外側と両方に耳が開いていることは、そこで始めて気がつきました。

しかし、実はそれも9年も前の事・・・マツムシの耳を撮影しようとして、すっかり忘れかけていた「発見」をおもいだしました。記憶というものは放っておけば消えてしまうようです。まったく恐ろしいこと。。。



▲あれ?耳が見えない? 耳はどこだ!

▲左前脚の内側。よくよく見ると、楕円形の凹みがあって下側に細い隙間が見えます。これが耳・・・これだけ?そして、ようやく外側にも耳は開いていることを思い出しました。遅い!

▲後ろから見れば、ハッキリと耳が開いていることを確認できます。右前脚。

そうなると、このあいだスズムシの耳を撮影したのはNGか!改めて撮影しなおしました。

▲スズムシ右前脚、内側

▲スズムシ左前脚、外側 スズムシはあまり差がないようです。

しかし、エンマコオロギは内側と外側で相当な差があります!

▲左前脚の内側。丸く耳が開いています。

▲右前脚外側。細長く、内側に比べると相当に大きく開いています。こちらがメインのように見えますが、内側が全く機能していないとも思えません。でも、改めて調べてみると、コオロギの耳はもっと複雑なしくみがあるらしい事も見えてきて・・・奥が深いです。


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