Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

モルフォの鱗粉

前日より鮭川村に。これから始まることに胸が躍ります。。。
永幡さんとも随分久しぶりに会いました。夜に虫の声を聞きに行ったとき以来?

標本箱を手にプレゼンされる彼の話にいつもながら流石だなあと感心しておりましたが、途中から標本箱の中身に雑念がむくむくと生まれておりました。そこに並んでいたのは10種ほどのモルフォです。
モルフォの鱗粉!超マクロ撮影にはうってつけの題材です。
休憩時間にお願いして撮影させてもらいました。

レテノール・モルフォです。

流石に美しい。まるで屋根瓦のように整然と並んでいます。

角度を変えるとこうなります。鱗粉自体には色素がありません。
美しい青は構造色で、鱗粉の表面に刻まれたミクロの溝が青の光だけを反射します。
(↑かなり簡単に書きました。もっと複雑な仕組みです)

横幅2mmの世界ではその微細構造はまるでうかがうことができません。
もっとうんとミクロな世界です。

ただ、鱗粉のはがれている辺りに面白い発見がありました。

ギリギリ鱗粉のソケットが見えます。下はその部分拡大

ソケットとは別に、乳白な感じの楕円形の物体が鱗粉の両肩を押さえているように見えます。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です