Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

エゴヒゲナガゾウムシ

先日山形市で撮影したエゴヒゲナガゾウムシについて、鶴岡のMさんと電話で話していたときのこと。
「鶴岡にもいるはずでねが、エゴはたくさんあるし・・・」

そうなんです。いないのがおかしいくらいです。
以前に高崎で撮影した経験から、8月初旬に集中して探していたのですが、時期を間違っていただけだったりして・・・
永幡さんより情報をもらったときから、そんな気がしていたのですが、まさにその通りでした!

前に探した場所を再び訪れてみると、今日は拍子抜けするくらいにあっさり見つかりました。
エゴの実にとまった、5mmほどの小さい体ながらすぐにそれと分かる異様な体形の虫。
ウシヅラヒゲナガゾウムシの異名どおりに、奇妙な顔つきの雄でした。

 

シュモクバエのように(それほどでもないかな?)左右に大きく離れた複眼。
どういうわけなのか、正面から顔を見ると、その複眼はほとんど見えません。

正面の視覚はかなりカットされているはずです。

この目の付きどころには何かメリットがあるものでしょうか?
後方の視界を重視したとして、その理由が想像できません。

 


“エゴヒゲナガゾウムシ” への2件のフィードバック
  1. 極楽蜻蛉

    面白い蟲ですね!
    360°全開点の複眼を持っています。
    これだと身を守るのも楽でしょう! 巧く進化しています!

  2. 高嶋清明

    極楽蜻蛉さん、いつもありがとうございます!
    アップの画像で見ると、前方の視界もちゃんと確保されているようですね。

    でも・・・どうしてなんでしょう(笑)

    考えてみればオスだけの特徴ですから、やっぱり求愛時にアピールするとか、オスどうしのケンカのためとか、何か別の理由がありそうですね。今回は確かめられませんでしたが、面白い発見を期待してしまいます。

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