初心者モードで飛ばしていた時は上限の30Mでも充分高空に思えたし、機体がどんどん小さくなっていくと心細い思いがしていましたが、だいぶ慣れてきたようで、高度を上げた方がずっと安心している自分に気がつきました。それはちょうど、高速道路に出るまで、あの眠くなるほどの安心感を知らなかったようなものです。
今はとにかく危険を避けて安全を心がけています。もちろん怖いこともありますが、自分のオツムをあまり信じていませんから。もうちょっと低高度の絵が見たいと思ったら、枝に接触するのを心配しながら近づくんじゃなくて、少し広めに撮っておいて後処理でトリミングしたほうがずっと結果がいいです。なにしろ4Kの3840×2160からフルHD1920x1080を切り出すのですから、相当大胆なトリミングができます。
地上に戻ってきたPHANTOM君はとっても冷たく感じました。そりゃ高い所を結構なスピードで風にあたりながら飛んでいるんですから当たり前です。もし自分が同じように空を飛んだらガタガタ震えながら盛んに鼻水をすすっていることでしょう。ああ・・なんてありがたい事なんだろう。そこで気がつきましたが、自分は自らが空を飛びたいんじゃなくて、浮遊感を直接体で感じなくてもよくて、空から景色を見たかったのです。今はPHANTOM君が空から持ってきてくれた映像を家のテレビで見るのが最高に楽しいです。
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