クツワムシ 鳴き声をスローにしてみると

フリーの音声ソフトAudacityには様々な機能があって、他は何も要らないと思えるほど。音のスピード調整ももちろんあるのだが、今までほとんど試した事がなかった。最近少しずつさわりはじめ、今更ながら面白さに気づいた。
鳴く虫の翅の動きを高速度カメラで撮影していると、音は収録できないので寂しく思っていたのだが、ちょっと手間をかけるとこうなる。

▲クツワムシの鳴き声はAudacityで8倍スローにしている。

同録ではないし、別の個体の声を素材にしていて、しかもタイミングの調整はかなり適当だ。ミスリードしてしまいそうなアブナイ動画であるけれど、やっぱり音付はオモシロイと思った。今でもGH4の96fpsやRX100Ⅳの120fpsだったらリアルな音つきのスロー動画を作れるから、いずれは500fpsや1000fpsで音付スロー動画を撮れる時代が来ると思う。いやいや、もしかしたら、高速度カメラに音をつけようという発想が技術者に抜けているだけで、今すぐにも可能なことかも知れない。

映像の世界は大変だけど、音の世界は昔からスローに強い。
映像で10000fpsで記録するのは、かなりのハイスペックということになるけれど、PCM録音のサンプリングレートはCDでも44.1kHz、つまり44100回/秒の細かさで音データを記録しているのだから。

今回のクツワムシは新潟県での撮影。


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