RX100 Ⅳの電子シャッターは昆虫の飛翔撮影にどうなのか?RX100 Ⅳに期待したのは一番にHFR動画だが、電子シャッターがどれだけ使えるかも注目ポイントだった。
最高1/32,000秒なんてストロボでもちょっと得られないストップモーション、そして電子シャッター特有の動体歪みもこれまでになく少ないという。SONYのHPにあるゴルフスイングの比較画像を見て、半信半疑ながらとても期待した。大げさかもしれないが、今後の電子シャッターの将来に期待していいものかどうか、自分の目で確認したいと思った。
まだ少しテストしただけで結論を出すには早いが、我々は電子シャッターの将来に期待してよさそうだ。今のところ、動体歪みらしきものを一度も見ていない。
▲1/10,000秒で撮影。この角度では微妙でわかりにくいけれど、自分は動体歪みはないと思う。ISO感度は3200。
▲感度3200なんて普通は使わないところだが、1/10,000秒以上の高速シャッターを使うなら常用感度となるだろう。
▲全然OKとは言えない。でも3200にしてはノイズはかなり抑えられている。
▲一応飛んでいる瞬間なのだが、位置が悪かった。まるで花にとまっているように撮れてしまった。歪みはないように見える。1/10,000秒、ISO3200
RX100ⅣのUSB端子はマルチ端子というやつで、マスストレージとしてパソコンに認識させるのはもちろん、充電もここだし、リモートレリーズケーブルもここに挿す。なんと自作の赤外センサーシステムも利用できた。上のモンシロチョウもそれで撮っている。
モンシロチョウくらい引っかかるだろう程度であまり期待していなかったのだが、驚いたことにアオバハゴロモのジャンプまで写ってしまった。といっても画面の端っこに引っかかった程度で、発射台の指まで写っているけど・・・
▲画面のセンターにセンサーが感知するポイントがある。つまりこれだけタイムラグがあるわけだが、写るだけ凄いってもんだ。1/10,000秒、ISO3200
あらためて調べたらRX100 Ⅱですでにシャッターラグは0.011秒だったと知った。う〜ん勉強不足。気付くのが遅い。
▲あれ?ちょっと待てよ。写ったアオバハゴロモだけど、後脚の形はこれでいいのか?跳躍後、後脚をたたんでいる途中だと思うのだが・・・。翅の形に違和感はないし、前脚、中脚も予想通りの形だ。これで後脚だけエラーが起きる方が不自然と思える。たぶん写っている通りなのだろう。
しかし、自分、あまりに動体歪みを気にしすぎ・・・完全にカメラ不信に陥っている。。。
それにしても機材は実際に手にしてみないと気づかないことばかりだ。
まさかセンサーが使えると思ってなかったし、そうとなれば内蔵ストロボはマニュアルモードがあって欲しかった。オートだから必ずプレ発光しなければならない。その分タイムラグが発生して、ストロボを使ってのセンサー撮影はまるでダメだ。これがRX10 Ⅱだったら外部ストロボが使えただろうに!ストロボ使用時はメカシャッター(最高1/2,000秒)を使う事になるから、今更だがRX100Ⅱという選択もあるか。
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