Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

S-Log2 って何だ? Cinestyle ?

Sony NEX-FS700の商品情報を見ると「S-Log2ガンマに対応」とあって、それはどうやら4K出力と並んですごい機能らしい。年末にカメラが届く前に、何とか理解しようとネットの情報を漁っておりました。結局何の事かわからないまま実機に触れることになったのですが、でもスゴイらしいので、いきなり最初からS-Log2ガンマで撮りはじめました。ピクチャープロファイルの一つにS-Log2設定のものがあります。これで撮影すると、色の浅いひどくコントラストの低い絵が作られますが、実はかなりラチチュード広く記録できているそうです。撮影したデータをLUTってのを通すと、見慣れた普通の絵になるらしい。これはつまりネガカラーフィルムで撮るようなもの?RAWデータではないけど露出の自由度は広がるようだ・・・そんな風に「私は」解釈しました。動画の場合、記録中に明るさがどんどん変わることがよくあります。なるべく撮影中にカメラの設定を変えたくありません。そんな時にS-Logは有効なのか、そこまでのキャパはないのか・・・

年も明けようという頃、S-Logで撮った動画をどう扱ったらよいか探っていました。LUT処理はDavinch Resolveという定番ソフトでやるらしいのだけど、light版でも何だかとっても複雑そうです。楽にやりたい私は、もっと簡単に処理してくれるものはないものかと・・・

で、見つけたのがこの動画

LUT Utility for Final Cut Pro X Demo from Color Grading Central on Vimeo.

これは、どうやらアタリだったようです。年明け早々に撮影した動画から、Finalcut ProⅩに入れたLUT Utility で処理しています。何度かYouTubeにアップした動画は全てこれ。しばらく使ってみて、どうやら間違いないようだと思えてきましたので、せっかくですので本ブログにも紹介してみました。
LUTのメニューには、「S-Log2」はもちろん「Cinestyle S Curve」という見覚えのあるものもあります。しばらく触っていなかったGoProのHERO3ですが、Protuneで撮影した絵は、これを当てるとイイ感じに化けます。

今のところ納得して使っていますが、間違った使い方をしているのかも知れません。ちょっと怖い。そのうちやっぱりDavinch Resolveがいいって事になるんかな?


“S-Log2 って何だ? Cinestyle ?” への2件のフィードバック
  1. もも

    初めまして
    分かりやすい説明でとても勉強させて頂いています!
    質問がありコメントさせて頂きました。
    Final cut pro x内のLUT Utilityで処理をしようとすると、画面全体に赤いドットがかかってしまうのですが、これは普通なのでしょうか、、?

    よかったらお返事宜しくお願いします。

  2. 高嶋清明

    ももさん、はじめまして!コメントが遅くなり申しわけありません。
    最近、S-Log2ガンマで撮影していないので、LUT Utilityも使ってなく、ももさんのトラブルの原因も想像できないのですが・・・少し前のFinalcut ProⅩのバージョンアップで、LUT処理が標準で可能になっていますので、そちらを利用される方がよろしいかと思います。
    ビデオの情報ウインドウから、メタデータ情報タブを開きますと「基本、一般、拡張、オーディオ・・・」とありますが、そのうち「設定」を選びますと、「ログ処理」という項目が現れます。そこには「Sony S-Log2」も含まれますので、選択すればいいようです。いかがでしょう?

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