月: 2017年5月

  • ついに4K120fps!

    ATOMOS SHOGUN INFERNOの新しいFirmwareが公開されて、FS700の4K120fpsスロー映像を収録できるようになりました。自分がSHOGUN INFERNOに一番期待していた機能でしたが、実は、購入してから動かないことを知ってショックを受けておりました。でも問い合わせると、どうやら将来的に追加されるらしい事がわかり、ずっと心待ちにしていました。購入から3ヶ月、意外に早く対応されてよかった。。。

    さて、その実力はどうでしょう?早速、庭のハエでテストしました。

    ▲撮影120fps、再生24fpsの、5倍スロー映像です。

    だいぶ前の事ですが、ショウジョウバエの口の動きを何気なく高速度カメラで撮ったら、意外な動きにビックリしました。ずっと、ペタペタと口をあてているだけと思っていたものが、スロー映像だと、食べ物の表面をむしり取るような動きが見えてきました。その後、普通サイズのハエでも撮ってみようと思いつつ、やっていなかったので、4K120fpsの最初のテストカットに、庭のハエを狙ってみました。肉眼ではこの口の動きはまるでわかりません。

    一度の撮影で撮れるのはたったの435フレームです。撮影時の120fpsでは3秒+75フレームで、これを24fpsに変換してやっと18秒3フレームです。昆虫の飛翔には全然足りませんが、肉眼ではちょっとわかりにくい高速運動を4K高画質で捉える事ができます。YouTubeにアップした映像は、3つの動画をカットしないでそのまま並べています。短いのでカットする余裕もありません。

  • モンシロチョウの孵化

    モンシロチョウの孵化を動画撮影しました。
    機材はいつものGH5に、OLYMPUSの古いベローズ専用レンズ、ZUIKOマクロ20mmと38mmを使いました。さらにGH5の1.4倍EXテレコンをオンオフして、サイズのパターンを増やしております。
    レンズの絞りは20mmでF4、38mmでF5.6。これは、いつも写真撮影で使っている絞り値です。被写界深度は浅いですが、動画ですと、不思議と写真ほど浅く感じません。実際、モンシロチョウの孵化を撮影してみて、全く問題ないと思いました。

    以前、このサイズを動画撮影する時は、小型センサーのビデオカメラにレイノックスのマクロ探検隊やミクロ探検隊というクローズアップレンズを使ったりしましたが、これからの4K動画ではだんだん厳しくなってくると思います。クローズアップレンズもそこそこ画質はいいのですが、やっぱり写真用にはいま一つで、800万画素クラスの4K動画となると、やっぱりマクロレンズ、という事になってくると思います。

    ここしばらく、古いベローズ専用マクロレンズを使って色々写真撮影してきましたが、それをそのまま動画に応用できて、なんかイイ感じです。問題はズームが使えないことですね。。。

  • セグロアシナガバチの巣作り

    ちょっとのことで撮影を見送ることがあります。映像の場合は三脚が手元にないから、三脚を準備しているあいだに終わってしまうから・・・と、三脚が理由で諦めてしまうことも多々ありました。

    この日見つけたセグロアシナガバチの巣も、高さ3m近い高さで、三脚をいっぱいにのばして、マクロ150mmに1.4倍テレコンを使っても、更にEXテレコンを使っても、満足のいく大きさにはなりません。しょうがないかなと思いつつ、そのまま撮影を始めました。実は家の庭なのですが!
    庭ですから大きな脚立もあります。脚立にのぼってGH5のよく効く手ぶれ補正を利用すればいいじゃないかと気がついたのは、一つめの産卵が終わってからでした。まあ、初期の段階で脅かしてしまうと、途中で巣作りをやめてしまうハチもいますから、途中まで気がつかないのはむしろよかったのかも。何にしても、GH5は手軽に4K動画撮影ができて本当に素晴らしいです。思いついた事をスッと試せることが、とにかくありがたい。

    Youtubeに、二個目の産卵前後の映像でまとめてみました。