ゴマダラチョウ幼虫の腹脚

エノキの葉裏で越冬中のゴマダラチョウの幼虫。
落ち葉に足場糸をはきつけて、そこをしっかりつかんで静止しています。
そのために腹脚の役目は重要。絶対外れない仕組みになっています。

ところが、保管中の1匹の場合、足場糸が落ち葉からぺろりとはがれてしまっていました。
居心地悪そうにしているところ何ですが、こちらはチャンスです。
糸越しに腹脚をアップで撮影して、その絶対外れない仕組みをのぞいていみました。

おもしろい!腹脚にたくさんあるカギ爪は、外側に向いています。

こちらは足場糸から外れた状態の腹脚。手前が頭側になっています。


“ゴマダラチョウ幼虫の腹脚” への1件のコメント
  1. 安長 義高

    腹脚の写真は素晴らしい!
    ゴマダラチョウのサナギは先端に沢山のフックがあり、葉につけた糸に絡まっています。マジックテープの原理で写真は撮れました。しかし、前蛹が落ちない理由が分からなくて脱皮する最後の方の写真を何枚か撮ると、脱皮した先端が糸に絡まると同時に脚が外れて脚の裏側が見えました。私の写真ではぼんやりとフックが見えます。今回の写真を見て前蛹が落ちない理由がやっと分かりました。ありがとうございます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です