Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

クマコオロギ

クマコオロギについてネットや図鑑で情報を集めていると、日本海側の分布の北限は新潟県とあります。実際、新潟市の阿賀野川の河川敷でそれらしき声を聞いたばかりで、しかし、まるで姿が見えず、非常に残念ながら諦めて帰ってきたところでした。声の辺りに踏み込んでも鳴きやまないので、図鑑にあるとおり、トンネルを掘って暮らしているようです。写真を撮るのはかなり困難に思われました。

それが、まさか酒田でクマコオロギの声を聞くことになるとは!

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最上川河川敷のクマコオロギ

正直に告白しますと、これまで単に自分の勉強不足でクマコオロギの声を認識していなかっただけで、本当ならもっと早く発見できたと思います。

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ツヤのある黒い体に明るい茶色の脚

クマコオロギは明るい時間から鳴いていますが、いくら辺りを踏みつけても出てきてくれません。しかし、暗くなってから探せば姿を見ることができました。

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長い産卵管をもつ雌

新潟北限とされていて山形にまで分布を広げている鳴く虫はまだまだいそうです。


“クマコオロギ” への2件のフィードバック
  1. もぐら

    自分でセット作ればいいんじゃないの?地下の。

  2. 高嶋 清明

    おっしゃるとおり鳴く姿を撮るならセット必須ですね。見つけるだけなら、夜に探せばOK、という事でした。

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