Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 深度合成

  • クロヤマアリ

    高倍率マクロで、先日クロヤマアリの気になった胸のあたりを撮影してみました。
    2枚の画像からの深度合成です。

    まだなんだか解像度が足りません。
    後胸のものはますます気門らしく見えてきましたが、中胸と後胸の境のものは、半球状に飛びだした感じに見える以上に、発見は得られませんでした。

    撮影中、別の働きアリ2匹が口うつしの栄養交換をはじめました。
    ドアップすぎますが、そのまま撮影してみました。

    小アゴや口ひげのあたりがどうなっているやら、かなり複雑です。

  • アカシジミの卵?

    見つけた場所は鮭川村。
    夏にウラナミアカシジミをたくさん見た場所ですから、この卵はアカシジミではなく、ウラナミアカシジミの可能性も高いです。両種の卵の区別点がわかりません。。。

    15枚の画像から深度合成。
    前日からの猛烈な風によって落ちた枝が道ばたに散乱していて、そこから見つけました。
    普段届かない高所の卵を見つけるなら、今がチャンスでしょう。

  • 胞子と花粉

    先日、撮影に使ったツクシのビンざしがそのままになっていました。
    青白い胞子をいっぱいたくわえていて、手に取っただけで案の定、ゴソッと落ちてしまったのですが、見ると何だか綿埃のようにかたまって妙な感じです。
    あれっと思ってアップしてみたら、こんな感じになっていて驚きました。

    ツクシの胞子は弾糸というものが4本はえていて、湿度に応じてまっすぐに伸びたり、クルッと丸く縮んだりする・・・今さらですが驚きました。こんな身近の面白ネタを知らずにいたとはマズイなあ。もしかしたら子供の頃に何かで読んだかも知れませんが、自分の眼で確かめずに意識に残らなかったのかも知れません。
    乾燥して弾糸が広がる動きが胞子嚢から胞子をはき出す力になっているとか説明を見ましたが、空中を飛んで拡散する際の「翼」になっているようにも見えますね。

    ついでに、同じようにほったらかしにしていたスギの雄花もアップしてみました。9枚の画像から深度合成しています。

    雄花の表面にはたくさんの花粉が見えます。ネットでスギの花粉画像を検索すると、表面が大きく凹んで中に突起がある構造のようですが、横幅2mmのマクロでは何となくへこみがわかる程度にしか分かりませんでした。

    ところで、部屋の中にかなりの花粉を飛散させてしまいましたが何事も起きません。今年もまだ発症しないで済んだようです。

    も1つおまけに、ようやく咲いた鉢植えのウメの花から、雄しべの葯

    雌しべの柱頭

  • カバタテハの卵

    伊丹市昆虫館で、超マクロ用にいいモデルさんないですかと聞いてみたら、それなら・・・と出してもらったのがこれ。
    肉眼ではわからなかったですが、ファインダーを覗いた瞬間に、おおっと声が出てしまいました。

    チョウの温室に飛んでいるカバタテハの卵です。
    タテハチョウの卵は長い毛のものが多いですが、これはまた特別な長さ。

    微動装置を持っていなかったので、10枚以上撮影し、適当な3枚を選んで深度合成しています。
    そうでないともっとボケボケ。

  • クサカゲロウの一種

    ヤツデの葉裏に越冬中のクサカゲロウを見つけました。

    これは複眼が綺麗そう。。。

    アップで1つ。2枚の画像を深度合成

    もう一つ。こちらは3枚から深度合成

    振動やストロボ光に驚いたのでしょう。
    触角を大きく揺らしてくれて、何枚も候補撮影したのに、深度合成に使える組み合わせは稼げませんでした。
    ただし、2枚とか3枚の合成でも、かなり有効であることを、確かめることができたのはよかった。