Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 虫の眼レンズ

  • ササキリ

    小諸からの帰り、群馬の馴染みのポイントをまわってきました。
    ササキリがたくさん鳴く様子を期待したのですが、上で鳴いているセミたちの合唱がやかましく、声が聞こえてきません。
    でも、昨年に幼虫を見たあたりに踏み込むと、確かに成虫が潜んでいました。

    ストロボを二灯使用

    次はミツカドコオロギ。地上の虫も虫の眼レンズはいい味を出してくれます。後ろ姿は撮影させてくれますが、顔を見ようとまわりこもうとするとクルッと向きを変えてしまいます。これはもう必ず。永遠に続きそうで、ついに私が根負けしました。

    こちらもストロボ2灯使用
  • セグロアシナガバチの巣

    玄関にセグロアシナガバチのでかい巣が出来上がっていました。郵便や新聞の配達の方に迷惑がかかるといけないので、周囲を網で囲って、ハチからも人からもお互いに見えないようにしました。巣に触ってしまうくらい近づいたのですが、なぜか威嚇ポーズすら見せません。セグロアシナガバチって、結構攻撃的だったような気がするのですが、すでに人馴れしてくれているようです。


    虫の眼レンズでの撮影で、先端から5cm以下に近づいていますが、全く無視されている?

  • キリギリス

    キリギリスの声が近くに聞こえました。声の主を見ようと近づくと、見つけた瞬間に飛び出して、草の中に潜り込みました。じっと動かずに身をひそめる作戦に出たようです。こっちもジィーっと目を凝らし、ようやく見つけました。うまく周りにとけこんでいます。

    枯れ草に潜り込むようにして身を隠す雄。右奥にセスジツユムシが・・・

    右奥に写ったセスジツユムシには、撮影時はまるで気づいていませんでした。家でパソコンで開いてみて、メインのキリギリスより先に眼につき、これは失敗写真と、あやうく削除しそうになりました。

    じっと動かないので、つっついて歩き出したところを撮影。

    私の虫の眼レンズは、このサイズでパンフォーカスといかないのがちょっと残念。画質はよいのですが・・・

    近くにいたホシササキリ。
    こちらも上手に周りの草に紛れています。

    次は、特に見事な擬態だったと言い訳しての一枚。雄のオオカマキリを撮影したつもりが、実は雌に乗っかっているところでした。雌にはまるで気づいていないのは、フレームを見ればおかわりでしょう。

    雌に気づいてもう一枚撮影と思った時には、二匹とも驚いて(ストロボに?)離れて逃げてしまっていました。今日はとても暑い日でしたから、私も少々ぼうっとしてました…。

    今日、西日本は大型台風接近で、こちらはフェーン現象による今年一番の暑さ。山形県内は珍しく37度超えのポイントが何箇所もありました。山形市39.0℃、酒田市38.9℃、鶴岡は37.9℃・・・。新潟県では更に熱く、胎内市、上越市、三条市がなんと40℃超えでした。最高は胎内市の40.8℃!

  • ZAOのアサギマダラ

    小さい頃とてもかわいがってもらった親戚のおじさんが亡くなりました。おじさんは多趣味な方で、特に盆栽の世界では高名な方だったのですが、そんなことはわからず、もっぱら一級品のカメラやステレオを体感させてもらいに、ちょくちょく遊びに行った時期がありました。当時お持ちだったのはPENTAXのK2だったかKXだったか、Kマウントの第一世代。たぶん私が生まれて初めてふれた一眼レフカメラでした。その後もCONTAX RTSⅡとかマクロプラナーとか・・・、もう今から40年前のことです。今の自分のベースはこの時期にできあがったように思います。
    (おんちゃん、ありがとうございました・・・)

    合間に、兄に案内してもらって蔵王のアサギマダラポイントに行ってきました。実は昨年9月にもうだめかと思いながらクジャクチョウを求めて駆け回った場所と同じでした。昨年は全くダメでしたが、今年はクジャクチョウもアサギマダラもドンピシャなタイミングで、短時間でたっぷり撮影できました(すべて虫の眼レンズで!)。特にクジャクチョウは鶴岡近辺では滅多にお目にかかれないチョウです。これもまた、おじさんが引き寄せてくれた撮影のチャンスでした。

    ヒヨドリバナで吸蜜するアサギマダラ

     

    前日にマーキングされたばかりの個体も発見。「山、ZAO 8/19」、その下は残念ながら隠れて見えず
    クジャクチョウは2-3匹見た程度。まだ翅にスレのないキレイな個体ばかり
    イチモンジセセリ
  • 再びクロアナバチ

    二度も大雨があって、近所の公園のクロアナバチはどうなっているでしょう?

    久しぶりに見に行くと、何事もなかったように、たくさんのクロアナバチがブンブン飛び回って、巣穴を広げたり、獲物を運んでくる姿が見られました。

    大きなヒメクサキリをくわえて巣の盛土に降り立つ

    ↑上の1匹、よく見れば触角が切れて一本になっています。狩りで返り討ちにあったのかも知れません。

    セスジツユムシ(雌)を運んできた
  • ハラビロカマキリの終齢幼虫

    庭のカキの木にハラビロカマキリの幼虫を見つけました。
    もしかしたら、しばらくキュウリに陣取っていた1匹かも知れません。

    庭のカキの木で
  • ヤブガラシにセグロアシナガバチ

    ヤブガラシにセグロアシナガバチが来ていました。

    ヤブガラシの蜜をなめる
    ヤブガラシにはアオバハゴロモも群れていて

    おおかた蜜をなめているのですが、中には別の目的で飛び回っているものも・・・

    アオバハゴロモを捕らえて肉団子に
  • クサアリモドキ

    地面に落ちてるアブラゼミを多く見るようになりました。死んでると思って拾い上げようとすると、大声で鳴かれてびっくりすることもありますが、アリがたかっていれば・・・

    アブラゼミの死骸に群がるクサアリモドキ(たぶん)

    アリにとっては、大ごっつおがいっぱいのいい季節でしょう。

  • ハマスズの幼虫

    夜の浜辺に出てみても、まだハマスズの声は聞こえません。昨年撮影したあたりを探してみたら、1匹、幼虫が見つかりました。

    砂地に見事にとけこむ

    付近にはきっとたくさんいるはずなのですが、やはり声が聞こえないとまるでわかりません。

  • カヤキリの分布拡大

    ヨシにのぼって鳴く雄。鶴岡市小岩川

    鶴岡市小岩川で鳴いているところと顔を撮影して、そのまま海岸を北上、カヤキリの声を探しました。カヤキリの生息地は、ススキやヨシなど高いイネ科植物のある場所に限られます。

    国道7号沿いでは、以前、最後に確認した小波渡を越えて、今年は三瀬・由良付近まで、声を確認。
    その後、由良から海沿いの道を走ったところ、由良、油戸、そしてクラゲの水族館で有名な加茂にも、カヤキリの声を確認することができました。
    確実に分布が拡がっています。この勢いでは、もう10年もしないうちに酒田にも拡大しそう・・・すでにどこかで鳴いているかも知れません。

    湯野浜では聞くことができず、そこで終了としました。
    さらにもう一ヶ所、謎の飛び地、大山川の面野山付近の声を今年も確認しました。

    褐色型の雄。小岩川にて
  • イナゴの幼虫

    田んぼの稲穂が目立ってきました。これを見ると急に秋を感じます。長く続いた夜の寝苦しさも、やっと一息ついた感じですし…。
    近づいてみると、イナゴが何匹も飛びました。

    若い稲穂とイナゴの幼虫

  • カヤキリに噛まれた

    カヤキリに噛みつかれ、あんまり痛いもんだから、ついつい放してしまいました。画像を確認したら残念、ピントは右前脚の跗節あたりに・・・(反射だもの、すかだねえっす)

    不覚にもピンぼけ!そしてカヤキリを放してしまった

    つかんでみるとカヤキリの体は結構やわらかく、首が予想以上に曲がります。かまれないように掴んだつもりでも油断できません。怒っている顔を撮ろうと思っただけなのですが・・・

    上の噛まれる直前のカット

    実はすでに一度人差し指の先を噛まれて皮がむけてる

    その、一つ前に噛まれた時のカット

    この時はさほど痛くはなかった

    三枚目と比べると一枚目はやっぱり痛そうに見えます。特に、噛まれたところが白くなっているあたりが・・・

    (気安く撮るんじゃねえ!)
  • ウスバカミキリ

    コナラの幹にドーンととまっています。真っ暗闇なんで、目立つといっては変ですが、何をしているのか、そんなのを何匹も見ました。

    ウスバカミキリ

    虫の眼レンズで撮るとデフォルメされて、でかいウスバカミキリに見えてきます。ちょっとおもしろいかも。

    でかいウスバカミキリといえば、今日、ちょうどそんなカミキリを見てきたばかりです。
    8月10日〜8月19日、さかた街なかキャンパスで毎年恒例の庄内昆虫同好会主催「夏休み昆虫展」をやっています。今日はその飾り付けを手伝ってきました(私も会員で今年も映像展示を)。
    そこで、会員所有の、タイタンオオウスバカミキリの標本を見て、デカイですね!!なんて話していましたが、虫の眼レンズで撮ったただのウスバカミキリが負けてないくらい大きくみえます。

  • ホシホウジャク

    たぶんホシホウジャクの方だと思います。日没のミツバチを撮っている頃から、別のブンブンが聞こえてきました。

    夜の灯りにもやってきますし、夜も活動するんでしょうか。暗くなってしばらくは訪花しておりました。

    敏感に逃げるし、動きも速く、一気に10m以上先に行ってしまったりで大変。コスズメのほうがずっと楽です。
    コスズメ対策も取ってきたし、暗くもなってきたし、さて次はいよいよ!!と思ったのですが、こんな時にはなぜか1匹も現れなかったりします。。。

  • シロスジコガネ

    風もなく暑さも残っていて、今晩はよく飛びました。
    すごい写真はやっぱり撮れませんでしたが、自分のGX200ロス病は完全に解消されました。

  • 砂浜のベッコウバチ

    種名がわからないのですが、たまに見る砂浜のベッコウバチです。ストロボを使って撮ると、より白っぽく写ってキレイですが、実際の見た目はこれより黒っぽい印象です。

    巣穴を掘る

  • ハマゴウにミツバチ

    雲が多かったのですが、海辺の日の入りがキレイでした。
    足下のハマゴウにはブンブンとミツバチの羽音が聞こえています。暗くなるまでおつかれさま。

    ハマゴウの花には、なにか不思議がありそうです。
    夕方にストロボを焚いたので気づきましたが、何枚かに花粉が飛び散っているのが写っていました。

    雌しべらしきひときわ長いのがミツバチを押さえ込んでいるのも気になります。

  • コスズメ

    暗くなった直後は、スズメガたちの吸蜜シーンの撮影チャンス。何度もそのようなシーンに出会っています。今年はいつもの虫の眼レンズを使って、ストロボ連写!と期待して臨みましたが・・・
    コスズメはストロボの連写にパニックしてしまいます。これは予想していなかった。。。何度となくチャンスを潰してしまいました。
    唯一まともに写った一枚も、ハマゴウが切れていて不満足、形もいまいちかなあ・・・

    ハマゴウに吸蜜にやってきたコスズメ

    次の機会に期待しよう

  • シロスジコガネ

    大きな触角がチャームポイントの雄

    庄内砂丘に点々とあるシロスジコガネの生息地。夜になるとすごい数が地上に現れて、羽音がブンブン聞こえるほどの場所があります。その一つが、近くに風力発電の風車が建つ計画があって、かなり心配な状況です。

    なんにもない砂浜に風車を立てても問題ないだろうと思う人も多いようですが、とんでもない!!今やこれだけ自然度の高い環境は少ないです。シロスジコガネの棲む砂浜がどれだけ貴重か、検索してみればすぐにわかるでしょう。この虫、松林に棲むって図鑑には書いてありますが、ここでは浜辺のハマニンニクの草原から飛び立ちます。

    ハマゴウにとまる雄

    ハマゴウだって、ハマニンニクだって、今はそこそこありますが、数機の風車を建てるために重機が入り、重機が走れるように砂丘を切り崩せば、どうなるものやら。聞けばある鳥の営巣地があって反対運動もあるとか。そういう所に入っていかないので、情報が入ってこないし、情報の提供もできない。
    やっぱりそれじゃまずいかなと思いますが、自分にその時間を作る余裕はあるのかと・・・暮らしていけなくなりそうで、ココロにブレーキがかります。

    暗くなってすぐの30分ほどによく飛ぶ
    雌の触角は小さい

    ヤマトマダラバッタだって忘れてはいけません。これも数の多い今のうちに、まずは知名度を上げたいものです。

    ヤマトマダラバッタの終齢幼虫。砂地によくとけこむ見事な擬態。
  • 大雨後のクロアナバチ

    庄内北部から最上地方にかけて記録的な大雨となりました。最上川の河口近くで一時氾濫するんじゃないかと心配になるくらい水かさが増えて、定点カメラを見ながら心配していました。
    お昼近くには水位が下がってきて、よかった。。。クマコオロギの生息地が一時完全に水没しましたが、きっとうまくしのいでいるでしょう。

    鶴岡の私の近所もそれなりに降りましたが、特に大事もなかったようです。まずは一安心。
    公園のクロアナバチも何事もなかったように巣穴を掘ったり、獲物を運んできていました。

    セスジツユムシを引き込む