エノキの根元の落ち葉をめくってみるが、なかなか目ぼしいものが見つからない。この冬は雪が少ないから見つけやすいかと思ったのだが・・・


エノキの根元の落ち葉をめくってみるが、なかなか目ぼしいものが見つからない。この冬は雪が少ないから見つけやすいかと思ったのだが・・・
朝、日が差し始めた頃、雨上がりに晴れたときなど、ジョロウグモは壊れた網を修繕します。そのタイミングを狙って横糸を張る様子を高速度カメラChronos2.1で撮影しました。
風で網が揺れるし、マクロ域ゆえにピントが浅い。そして結構動きも早いので、なかなか思うように撮れません。ここ数日のうちに撮影した動画から、よさそうなところを選んでまとめました。
糸いぼから糸を引き出す時、進行方向とは逆側の第4脚を器用に使います。面白いのはその時の糸の引っ掛け方で、脚先の爪ではなく、ちょっと内側に糸をかける部位があるようです。横糸はくっつく方の糸ですが、うまく弾くのでしょう。他の脚は、脚先の爪を引っ掛けています。
糸を放す時はボヨーンと弦のように揺れます。
糸を風に乗せて空中に飛び上がる小グモたち。バルーニングとよばれる行動で、空を飛び、遠くまで移動します。「雪迎え」ともいいます。
カメラ:Chronos 2.1
レンズ:MicroNikkor 105mm F2.8
解像度1280×720 撮影2000fps 再生30〜240fps
家の周りはジョロウグモの巣だらけで、もうしょっちゅう顔に張りついてきます。なので、あんまり印象のよくないクモの巣ですが、糸を張っている様子を見ていて、あれ?どうなっているんだろうと今更ながら、不思議に思いました。横糸を張る動作はあまりに早く複雑です。
スロー映像にすると、横糸を張る前方の2本の脚(第3脚と第4脚)で縦糸をホールドし、その真ん中の位置に糸いぼを当てて糸をつけ、後方の脚(第4脚)で糸を引き出す一連の流れが見えてきました。
自作虫の眼レンズでの撮影。
雪どけが進んだ南斜面には、つくしが出始めていました。といっても、まだ穂先が全く露出してない状態で、つくしらしい姿になるのは、まだ先と思います。おそらく数日前まで雪の下だった場所で、雪の下で今か今かと春を待っていたのでしょう。外に出たはいいけれど、吹きっさらしで寒い思いをしているかもしれません。
晴れましたが、最高気温は5℃以下の寒い一日でした。
カメラはGH5ですので、そのまま動画テスト。白い排泄物を出したり、何か虫をくわえて歩き回る様子が撮れました。オリジナルはややあまい画質ですが、編集でシャープをかけたらいい感じになりました。
今日の鶴岡の最高気温は16.4℃。もちろん、今年に入ってここまで気温が上がったのは初めてのことです。
いち早く雪どけの進んだ場所では、確実に春が進んでいます。ついに花を見つけました!
ようやく私の虫の眼のシステムも満足のいく画質が得られるようになってきました。拡大系は古いZUIKOマクロ20mm、そしてボードレンズはGoPro Hero3から外したものを使っています。本日は虫の眼レンズのテスト。こればかりで撮影してきました。
ブログにアップしてみて、周辺光量の低下がすごく気になります。もうちょっとだけブラッシュアップが必要です。
雷と風、霰や雨の嵐の日々から、少し落ち着いてきたでしょうか。
先週の金曜日に晴れて2日おいて月曜日が晴れ、そしてまた2日おいて今日も晴れました!
▲最上川の土手にて。青空がまぶしく太陽の日差しがすごく暖かく感じられる午後。
若いサクラが並ぶ道を進んでいると、キラキラとクモの糸があちらこちらで光っています。
どうやら、久しぶりの晴れ間に子グモがいっせいに空に飛びだしているようです。
▲サクラの枝からクモの糸が、風に吹かれてキラキラ光っていました。
▲子グモが飛び立つ様子をとらえようとしましたが、難しくて断念。
カメラを向けた頃から急に風が強くなってきて、飛ぶときは弾丸のように一瞬、それ以外は風にタイミングを合わせるのに迷ってなかなか飛び立ちません。なかなか難しいものでした。
山形市のS山はすっかり初夏な感じになっていました。そこで久しぶりに見たアオオビハエトリ。
山形の実家の庭ではよく見ていたハエトリグモですが、小諸でも鶴岡でも見ていません。あらためて可愛いクモだなあと思いました。特に仕草がいいですね〜
続いてハナグモ
コナラの新芽にハバチがとまっている・・・と思ったら、ハナグモにつかまっているのでした。ハバチは産卵植物を探しているところだったのでしょうか。全く危険を感じていないところに、突然がぶりとやられる瞬間を想像すると、ぞっとします。
一方、クモの側からは、やっと獲物にありつけた、救われた・・・というところかも知れません。何やら、色々考えてしまいます。
やたらたくさん見たのはアリグモでした。いわゆるアリグモと違う感じがしますが、図鑑を見てもよくわかりませんでした。幼体でしょうか。
山形市を流れる馬見ヶ崎川で虫さがし。
場所は、かつて花火大会の打ち上げ場所だったあたり。
火が山肌にうつった事故は、大学卒業後でしたか、目の前で見ておりました。
コフキサルハムシ(リンゴコフキハムシ)
白い粉はさわると取れてしまいます。
イトカメムシ
脚や触角はまさに「糸」のように細いカメムシです。
アリグモのカップル
糸のテントに入った雌と見張りの(?)雄。
さて、川べりの低いニセアカシアに小さなオトシブミの揺籃を見つけました。
これを作ったのは、この3mmほどの小さなオトシブミのようです。
セアカヒメオトシブミと思いますが、ニセアカシアにつくとは?
ヒメクロオトシブミの背赤型と思われます。
種名がわからないのだけど、面白い模様のクモがいた。
オニグモの仲間だろうか。クモの図鑑も欲しい。
※宮崎の昆虫写真家 新開孝さんより「トゲグモ」と教えていただきました。
ありがとうございました。