投稿者: 高嶋 清明

  • アカガエルの卵

    先日、イノシシの痕跡に驚いた日、結局目的のアカガエルを見ることはできなかった。声もなく、卵も一つも見ることはなかった。暖かい日が続き、気になってはいたが、4日空けてしまった。

    もう卵だらけかと思ったが、見つかったのは卵塊一つだけ。

    画面中央にアカガエルの卵塊が見える

    撮影時にはあまり気にしていなかったが、この稲の乱れ方は、夏の間にイノシシが荒らした痕なのだろう。現在、庄内の田んぼはまだ電柵に囲われている所はほとんど無いけれど、これからの10年、20年で大分景色が変わってくるんじゃないだろうか。

  • 庭で越冬昆虫さがし

    自宅庭で越冬昆虫さがし。

    花壇用の柵。わざと立てかけておいたら、色んな虫たちが越冬に使ってくれていた。
    裏側は格子状になっていて、ツマグロオオヨコバイが越冬中。

    上の一匹はクモに食われたらしく死んでしまった。死ぬとオレンジ色に変わる。
    モンシロチョウの蛹もあった
    ヒメベッコウの泥巣。ここで育ったハチはすでに外に出た後だ。
    アメリカシロヒトリの繭
    立てかけた板の裏でツマグロオオヨコバイが越冬中。これは結構な数!

     

    立てかけた板のうらにアゲハの蛹
    木戸にモンシロチョウの蛹。生きているのは右の一匹だけ

  • イノシシの被害

    年々眼にする機会が増えるイノシシの痕跡。けれど今日見たのは段違いに酷かった。場所は鶴岡市由良の田んぼ。急に気温があがって、アカガエルの産卵が始まっているに違いないと出かけた先だった。

    あぜ道は掘り起こされていてグチョグチョ。左手が数年前ヤマアカガエルを撮影した休耕田だが、まるで様子が変わってしまった。
    至る所こんな具合。虫かミミズを探しているのか

    でも、本当に驚いたのはこの先だった。

    以前は車で入り込んでいた谷沿いの道。すっかり荒れてしまってもう何年も入っていない。
    カーブの先は道半分が削られたようになっていた!こんなことできるのはユンボかイノシシくらいだ!
    びっくりしていたら、この辺りの田んぼの持ち主がいらっしゃった。4日前に一匹ワナにかかったとのこと。でも、その時この道はこんなことになっていなかったそうだ!
    根っこを食べようと掘っているんだろうか。クズのようだけど
    割と硬そうな土の層だが、恐ろしいばかりの破壊力。一日でこうは行かないだろうから、これから更にひどくなるだろう。

    この冬は暖冬で極端に雪が少ない。12月に一度だけ、鶴岡市内でも50cmほどのドカ雪があったが、それっきりだ。イノシシたちは更に活動範囲を拡げたことだろう。調べると冬のクズの根は肥大化していてイノシシの大好物らしい。雪が深ければこんな被害もなかったに違いない。

    ぬかるみに残された足跡
    田んぼも至る所掘り返されている
    道路脇を掘り返した痕はもう珍しくなくなっている
  • ゴマダラチョウの幼虫

    エノキの根元の落ち葉をめくってみるが、なかなか目ぼしいものが見つからない。この冬は雪が少ないから見つけやすいかと思ったのだが・・・

    ゴマダラチョウの幼虫
    ワカバグモ
  • アカマツの樹皮下で越冬中のオサムシ

    朽ちたアカマツの樹皮をはがすと、越冬中のオサムシがいた。種名はキタクロナガオサムシだろうか。オサムシは種類が細かくて自信ない。

    倒木の樹皮下で越冬
    3匹とも同じ種類のように見える

    立ち枯れの樹皮下で越冬

    鶴岡市三瀬にて。廃屋と貸したある場所の敷地に、恐ろしいばかりに朽ちた赤松が倒れ込んでいた。