カテゴリー: 昆虫

  • テントウムシの移動

    あまり使われていなさそうな作業小屋。
    R0023017

    ここにテントウムシが多数集結していました。
    屋根のあたりに集中して歩いています。
    PA302172
    越冬場所を探して移動中なのか、ここを越冬場所に選んで集結しているのか、見ているだけではわかりません。後日、改めて調べてみましょう。

    気温も上がって気持ちのいい1日でした。いたるところでテントウムシやカメムシの集団に会いました。うかつに車の窓を開けられないくらいでした。

    R0023018
    紅葉は里にも下りてきました。

    PA302179
    真っ赤に染まっているのはカエデのようです。

  • エゾゲンゴロウモドキ

    PA271802
    県内某所で採集したエゾゲンゴロウモドキ。雄です。

    PA271880
    こちらも雄。別個体です。

    PA271813
    これは雌。雌は雄と比べて一回り小さく、はっきりした縦スジがあります。

    秋の池をイメージした水槽セットで撮影しました。ちょっとゴミが多く満足できていません。エゾゲンゴロウモドキは北海道と東北地方に生息するゲンゴロウです。希少種なうえに生息地は局所的。撮影を済ませたら、もとの池に放しに行きます。

  • ビロウドサシガメ

    砂浜近くの道を歩いていると、真っ赤なお腹のカメムシがもがいているのを見つけました。何でしょう。
    見たことのないカメムシです。
    PA251650
    赤黒というと、毒虫に擬態しているのでしょうか。

    もとに戻ってもすぐに動きません。
    もがきすぎて疲れちゃったのでしょう。
    PA251652
    調べてみたところビロウドサシガメとわかりました。特に珍しいものではないようです。縁がなかっただけなのでしょう。

  • ヒメカマキリ

    昨年、とある公園のサクラ並木でヒメカマキリを見つけて喜んでおりましたが、今年も結局早い時期に見つけることができず、秋も深まってからの再開となりました。
    でも、今年は場所が違います。サクラよりずっと低いシャリンバイの植え込みで日向ぼっこしていました。結構まとまった数です。少なくとも5匹はいました。
    R0022870
    あとで確認していて、上のもう一匹に気づきました。もっと引いて撮影しておけばよかったかな?

    PA221595
    体長3cmほど。太めですが、バランスのいい可愛いカマキリです。

    PA221603
    顔のアップ。小さいのでピントが浅くなってしまう。。。ガでも食べていたのか、細かい毛がついています。

    数日前、高館山の動植物についての小冊子「高館山の自然」(昭和56年)を見ていて、ハラビロカマキリの記述がありました。え〜!いるんだ!とにわかに盛り上がり、それでこの時期にいそうな場所はと気にしてまわっています。4年前の今頃、私は香川県にいて、日当たりのよい壁や常緑の葉の上でハラビロカマキリが多く日向ぼっこしていたのを思い出します(楽しかったなあ)。

    もちろん誤認の可能性も考えられます。たとえば「高館山の自然」にこのヒメカマキリの記載がなかったあたりで、もしや?と思ったりします。そして30年前の記録ですから、今とはだいぶ違うはずです。

    ※後日、山形昆虫同好会会誌29号(2000)の岡部光一さんの記事「カマキリ目の採集記録」を見ました。記事によると、岡部さんも「高館山の自然」のハラビロカマキリの記載に注目し、付近を調査されたけれど見つからなかったとのことです。
    岡部さんの記事には、庄内地方でのウスバカマキリについてもふれられていました。私はまだ見ていない種ですが、是非見つけてみたいと思っています。

    R0022991
    10/29追加

  • ヒメツユムシ

    ヒメカマキリのいたシャリンバイの植え込みには、ヒメツユムシもいました。ツユムシといっても、これはササキリモドキ科の昆虫です。山形県が北限とされています。
    PA221583
    ヒメツユムシも発音するようです。でも、50kHzという高周波だそうで、人間の耳にはまず聞こえないものと思います。

    PA221639
    シャリンバイの植え込みにはクロスズメバチも多数集まってきていました。雄バチや新女王ではなく働きバチです。目当てはアブラムシの甘露?

    R0022877
    海を見下ろす高台にて。シャリンバイは自生ではなく植えられたものでしょう。