投稿者: 高嶋 清明

  • クビキリギス

    SSP会員の高橋直暉さん(福島市)を訪ね、越冬昆虫探しを手伝ってもらった。一番の目当てはクビキリギス。彼のご自宅周辺にはごく普通に見られると聞き、いつかお邪魔したいと思っていた。クビキリギスは長野にも山形にも分布していない、自分にとっては縁の少ない虫だ。調べるとススキなど植物の根際に下向きにとまって越冬している情報に当たるが、実は以前一度だけ、群馬で厚く積もった落ち葉に潜り込んで越冬している個体に出会ったことがある。

    探し始めて1時間、ようやく当たりがあった。
    クビキリギス発見!

    ツタの落ち葉の下に止まっていたのだが、そうと気づかずに持ち上げたら下に落ちてしまった。ちょっと残念だったが、落ち葉の下で越冬しているのを見つけられたのは大きな収穫だった。実体験なく色々書いたり話したりできないからだ。
    合計2時間ちょっと探してクビキリギスは一匹だけだったが、その他、いくつか越冬昆虫が見つかった。

    チャバネアオカメムシ
    マルカメムシ
    ウリハムシ
    イチゴチビナガカメムシ
    ヒメナガカメムシ?
    ホソヘリカメムシ
    高橋さんに撮影中の様子を撮ってもらった
    虫の眼レンズで撮影したクビキリギス

    落ち葉をめくっていると、小さなコオロギがたくさん跳ね出てきてコンクリート壁にとまった。幼虫越冬ということはキンヒバリじゃないだろうか?
    でも何か印象が違う。キンだったらもっと透明感があるのではないかな。初夏にまた訪ねて、何が鳴いているか確かめるのが楽しみだ。

    シバスズのようにも見えるけど幼虫越冬ではないはず
    カヤヒバリの可能性は?もしそうならまた嬉しいこと。

    東北中央道のおかげで鶴岡から福島が2時間半ととても近くなった。以前は米沢に行くのにも3時間と考えていた。同じ東北でも福島市は太平洋側で見られる虫がだいぶ違うので嬉しい。

     
     
  • GH6スロー動画 雪とスズメ

    先週とは正反対の冬らしい雪の日が続いている。雪降る中、庭のつばきにとまるスズメたちにGH6を向けた。
    レンズはBorg71FLで焦点距離400mmレンズ。それにBorgの1.4倍テレコンGRを使用して560mm、よりアップの絵は更にOMの2倍テレコンMC20も併用して1,120mm。
    Borg71FLは口径F5.6だが、テレコンを重ねた結果F16になってしまう。GH6のHFR240fps撮影は可能だが、高速度カメラChronos2.1では明るさが全くたりない。

    今更だが、HFR240fpsの画質がいま一つよくない。

     

  • 久しぶりの雪

    前日夕方より急に降り出して久しぶりの雪景色。月曜日には20℃まで上がったのが、また冬の寒さに戻り、やっぱりちょっと堪える。

    細かいけど湿った雪で、庭の木も重さでつらそうだ
    サザンカは花盛り。
    寒さに強そうだから、この程度では問題ないだろうか
    ウメの花は例年より早く咲き出したところだった
    まだ多くはつぼみでよかった
    気温は0℃前後で、とけた滴がまた凍りそうな様子
    知らぬ間にいくつか花が咲いていたが、雪を被って勢いをなくしてしまったようだ。
  • ナノハナにミツバチ

    2月にナノハナに来るミツバチを撮影したのは、鶴岡に移って初めての事だと思う。気温は昨日以上にあがって20.6度。

    ニホンミツバチ
    セイヨウミツバチ
    セイヨウミツバチ
    ニホンミツバチ

     

    いつもの虫の眼レンズで撮影

  • 2月の菜の花

    全国的に気温が上がった。鶴岡も最高気温は18.4度。今日ばかりでなく、この冬は気温が高い、まれにみる暖冬だ。
    どこも雪がなく、赤川の土手でも菜の花の黄色が目立ってきた。

    2月にナノハナが咲くなんて鶴岡じゃ珍しいことだ。
    2月にミツバチがナノハナで吸蜜なんて、もっと珍しい。

    ↓ハイスピードカメラChronos2.1でも撮影した。撮影2142fps再生24fpsで約90倍のウルトラスローモーション動画。

    ↓こちらは虫の眼レンズを装着したGH6でHFR240fps撮影

    スイバにベニシジミの小さな幼虫を見つけた。幼虫探しは新しい食痕と糞がポイント。
    もっと大きな幼虫もいそうだが、5mmもない小さな幼虫を二匹見つけただけだった。

     

    キタテハも何箇所かで見た。この子は派手に翅を傷めていた。