投稿者: 高嶋 清明

  • ヤマシギ

    日没過ぎ、車で林道を走行中、1羽の鳥がヘッドライトに照らされて飛び上がりました。でも、数㍍先に飛び降りて、こちらをジッと見ています。山の中のシギだからヤマシギかな?とテキトーなことを考えていましたが、あとで調べたら、あれれ・・・確かにヤマシギでした。
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    距離をつめてもすぐには飛び立ちません。こちらからは丸見えだということには気づいていないかのようです。ああ、そうか。ライトに照らされる状況自体、想定外の事なのでしょう。

  • 紅葉

    オオアオイトトンボやキイロスズメバチを撮影した場所にて。周囲の山々は美しく紅葉していました。標高は300mほどです。
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    こちらは標高600ほどの場所。夕方には冷え込んで上着がないとガタガタ震えてきそうです。
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  • ルリボシヤンマの産卵

    まわりの山々を見ると、もうすっかり紅葉が始まっているのですが、ルリボシヤンマはまだまだ活発に活動中です。
    産卵中の様子をコンパクトデジカメで撮影。
    R0022778

  • 紫外線写真

    時々、思い出したように引っ張り出して妙にはまってしまうビョーキのようなものがいくつかあります。紫外線写真もその1つ。

    先日、紫外線透過・可視光吸収タイプのフィルターを入手し、いつものE-520+マクロ50mmで試写してみました。そのうちの一枚を紹介します。セイヨウタンポポです。
    PA070425

    デジタルカメラは意外に紫外域への特性がいいようです。その中でも、うまい具合に手持ちのOLYMPUSは感度が良さそうに思います。他では、ここまで写らないかも知れません。

    まずは以前にもよくやったように、RGB各チャンネルに分割します。
    レッド
    PA070425_R

    グリーン
    PA070425_G

    ブルー
    PA070425_B

    前によくやった方法ですと、このブルーのみをグレースケールでモノクロ化して、明るさを調整します。こんな具合になります。
    tanpopo_b_bw
    紫外線を吸収する中央部分が濃くなりました。
    通常は見えないブルズアイとよばれる模様です。

    フィルターはU-330というタイプのもの。330nm付近にピークを持ち、700nm付近をピークに近赤外線も通してしまうフィルターです。この選択は失敗だったかも知れません。この赤外線の影響がどのくらい画像に出ているのか分からず、得られた画像をどう解釈したらよいのか分からなくなってしまいました。U-340、U-360など、他の紫外線フィルターの方が、赤外線の影響がずっと少なく、よかったかも知れません。でも、U-330は250nmあたりから特性があるので、魅力的に思われました。

    といっても・・・
    カメラの画像素子の紫外線への特性自体、それほど良くないはずです。CCDの分光特性(バンドパスフィルター込みの)も分からないままなので、何をやっているのかという世界かも知れません。

    さて、ここから更に冒険します。ブルーとグリーンをカラー合成、Gチャンネルでは明るくBチャンネルでは暗く写っていた部分が黄色く染まっているようです。
    PA070425_BG
    とっても危険な遊びかも知れません。そう思って見て下さい。見た瞬間にキレイ!と思えてすぐに公開したかったのですが、一週間近く迷ってしまいました。この合成法は、ブルズアイやネクターガイドが色別され見やすくなるのではと期待しているのですが、誤った情報を流してしまうことになるのではないかと、正直怖いです。

    1人で考えていても意味がないと思いましたので、思い切って公開してみます。
    上記のような撮影法で得られた画像を果たしてどう処理すればベストなのでしょう?ご意見をお聞かせ下さい。

    追加します。
    上記、BとGチャンネルのカラー合成で得られたブタナの花です。
    小さなヒラタアブが来ていました。PA070432_BG

  • ミノウスバ

    庭のマサキにふわりふわりと飛ぶミノウスバ。ようやく見れました!
    去年の春に幼虫に垣根の良いところを食べられ、でも秋に期待して放っておいたものの、結局マダガスカル取材のため見ることができなかったのです。
    今年は逃すまいと数日注意していたのですが、よかった〜。

    PA120816
    正面から見た雄。ふわふわしていて可愛いガです。

    PA120806
    飛び立とうとする雌。ふさふさしたお腹の毛は卵の上をコートするのに使われます。
    抜けやすくなっているのかも知れません。

    PA120851
    マサキの葉上で交尾。

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    一匹でこれだけ産んだとは驚きです。

    産卵の様子については、かがくナビ 今週の自然だよりをご覧下さい。